みんなのシネマレビュー |
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1262. 男はつらいよ 偉大なるマンネリズムの原点。車寅次郎のイメージを崩す事なく後半生を生き、そして逝った渥美清さんに敬意を表して。若い頃苦手だった時代錯誤的な古臭く狭っこしい「とらや」の風景が、今ではかけがえのないほど豊かな世界に思えてくるから不思議。[DVD(字幕)] 9点(2005-02-08 16:00:49) 1263. スイミング・プール 最初本当に「干からびてギスギスしたイギリス女」そのものだったランプリングが奔放な小娘に影響され、全身くまなく潤って肌までプルルンとしていく過程が見ものでした。某誌の「セックスで美しくなる!」ってのはあながち俗説じゃないのかも。歳重ねてもエロスは必要なんすね、やっぱ。オゾン監督の撮り方もなんか淫靡。俺も真夜中(許されるなら昼間でも可)あのスイミング・プールでマッパで泳いでみたい・・・。7点(2005-02-08 13:10:36) 1264. たたり(1963) なんだか、梅図かずおの「怪」とか「おろち」の一挿話に出てきそうなお話ですね。ミア・ファローの年の離れた従姉妹みたいな腺病質女優、ジュリー・ハリスの物の怪に怯える恐怖顔面演技が一番の見所。えらく評判の悪いリメイク版は未見。7点(2005-02-05 16:40:00) 1265. ソロモンとシバの女王 サイレント時代からの巨匠、キング・ヴィター監督の遺作。この種の史劇は大々的なスペクタクルか、余程の面白い趣向がない限りどれがどれやら区別がつかなくなりがち。さてさて、この作品の呼び物はただ一つ、急襲する敵を夥しい数のミラーの反射で混乱させ大勝利するってシーンのみ。まさかこれ、似合わないカツラを被らせて孤軍奮闘したユル・スキンヘッド・ブリンナー氏へのあてつけじゃあるまいな。6点(2005-01-31 18:37:17)(笑:1票) 1266. この素晴らしき世界 ヨーロッパ映画じゃ「ナチ占領時代ジャンル」って本当にネタが尽きないですね。自分は同時期に「ふたりのトスカーナ」(イタリア)「パティニョールおじさん」(フランス)、この作品はチェコ人から観たナチス政権ものと、たて続けに鑑賞したんですが、この映画が一番ユーモアがあって面白かったですね。この三本、見比べてみると各国それぞれの国民性が窺えて面白いと思いますよ。7点(2005-01-31 16:23:37) 1267. 荒野の七人 今回DVDで改めて見直したら、マックィーンを始めとする「荒野の七人」たちの着こなしが思いのほか粋で洒落ているのにびっくりした。おそらくブリンナー以外は当時新人だった彼等の見分けがつきやすいようにっていう製作者の配慮だったんだと思うが。そん中でもやっぱマックィーンの藍色(?)シャツの着くずし方が抜群!この痛快無比の面白さは永久に色褪せない。8点(2005-01-31 15:26:12)(良:1票) 1268. 北北西に進路を取れ ヒッチコックサスペンスの集大成的秀作!と謳うのはやぶさかではない、が、ラストのラシュモア山での格闘シーン、高さによる恐怖があまり感じられないのは何故だろう?劇場で観てもブラウン管で観てもその印象は変わらず。 9点(2005-01-29 13:49:12)《改行有》 1269. シッピング・ニュース 自分の中じゃ数少ない、監督の名前で映画館に足を運ぶうちの一人ハルストレム監督作だが、これは頂けない。憶えてるのは夜叉の如きケイト・ブランシェットと終始懊悩してるスペイシーの表情だけ。ラッセ監督、早く次回作撮って復活してくれ!5点(2005-01-29 13:36:18) 1270. めぐりあう時間たち 一般的な価値観や常識ではこの映画の凄さは測れない。実力派三大女優がそれぞれの役柄を交換しても、また違った風合いの作品が生まれたのではないだろうか。時代色をうまく出した色彩設計も見事。そういや邦画「Wの悲劇」の中でもヴァージニア・ウルフのダロウェイ夫人がどうのこうのって台詞あったっけなあ・・・。8点(2005-01-28 17:13:02) 1271. ネバーランド 《ネタバレ》 またずいぶんと、素直で毒のない映画にジョニーは出演したもんですねえ。「思いがけない出来事」が何も起こらない、穏やかな展開に拍子抜けしちゃいましたよ俺は。時たま妄想と現実が入り混じったカットが挟み込まれてるんで(「ビッグ・フィッシュ」とその点似てる)ラストはドッカーーーーーーン!と超感動桃源郷ネバーランド出現かと思ってたら意外とあっさり。肝心のネバーランドの造形に個人的には失望。すごく優しくていい映画には違いないけど「アカデミー賞最有力候補!」とかって言われて観ちゃうと正直「うーん??」って出来ですね。ケイトは病弱な未亡人というより実際4人位ガキ生んでそうな野太さ。D・ホフマンは「(台本を読みながら)・・・フック船長?」っていう楽屋落ちの台詞を言わせたいが為の出演としか思えない。7点(2005-01-28 15:00:21) 1272. 飢餓海峡 かつて日本映画界に名匠がいて、名役者がいて、名スタッフがいた時代の秀作。モノクロしかも3時間強という上映時間に怖れをなし、長い間観るのを躊躇してましたがここの評価通りずっしり見ごたえある重厚な作品でした。ただ強烈な存在感を放っていた情深い娼婦、左幸子が画面から姿を消したあたりから(代わって若き日の健さんが登場してくるのだがやはり貫禄負け)凧の糸が切れたみたいで、緊迫感が薄れてくるのが残念。普段フツーに生活してるとなかなか気づかないけど、食欲と性欲と物欲ってやっぱ相関関係あるものなんだよなあ。8点(2005-01-24 12:21:48) 1273. 水爆と深海の怪物 「でっけえええーーーーー!でもちゃちいいいいーーー!しかもよええーーー!」でも製作年度を考慮してこの点数。5点(2005-01-23 20:37:14) 1274. おしゃれ泥棒 うーん・・・、メイクと奇抜な衣装で隠してはいるけどオードリーの顔からふっくらした笑顔が消えちゃって、逆にギスギスした表情が目立ってきたのは正直この作品からなんだよなあ。「マイ・フェア・レディ」のオスカーノミネーション落選事件が余程ショックだったのか。次の「いつも2人で」じゃそのやつれがうまく生かされてるんですけどね。でも流石腐ってもワイラー監督、軽々とこのサスペンスコメディをまとめ上げてくれてます。自分もあのサイレンの音、耳にこびりついてますW7点(2005-01-22 16:15:47) 1275. 肉の蝋人形 (1953) こんなん観てる人自分以外にもいたんですね、よかったあ。劇場の呼び込み芸人がボールを画面の観客に向かって投げるってシーンが延々妙に長いと思ったら、元々は3D用映画だったからなんですね。あとはラストの蝋人形の群れがむごたらしく焼け落ちるってシーンしか憶えてないなあ・・・。でもこの手の、問屋制家内工業感満点のホラー映画、実は嫌いじゃない俺。5点(2005-01-22 15:49:32) 1276. ダイヤルM もともとの良い素材を、何を勘違いしたのかゴテゴテしたデコレーションをくっつけメチャクチャにしてしまった最悪の例。テレ朝「愛のエプロン」(←カンケーないが深夜枠に戻してほしいぞ)インリンの料理みたいな映画。3点(2005-01-22 14:43:30) 1277. スライディング・ドア グウィネスはこの映画が一番魅力的です。俺はストーリーも良かったと思いますけどね。あんまりややこしい話だと、かえって収拾つかなくなったんじゃないでしょうか。結構何年も前に観たのにこの作品の印象は鮮明ですね。 8点(2005-01-22 14:25:45)《改行有》 1278. スタンド・バイ・ミー やはり自分の気持ちに嘘はつけません。えげつないパイ食いのシーンを除けば俺にとっては満点の映画。公開時、本当に何気なく入った新宿東口の映画館あたりの雑踏とかその時の感情が蘇ってきます。でもこれ決してノスタルジー一辺倒の映画じゃないはず。9点(2005-01-21 16:25:30) 1279. 永遠の片想い なんか、むかーし読んだコバルト文庫みたいな映画。(やらしくないヤツね)6点(2005-01-20 19:12:55) 1280. 青の稲妻 なんとか映画祭で批評家に絶賛されたって公開時パンフに書いてあったけど、これはつまんなかったです。そういうのって昔っから信用出来ないんだよなあ。主役二人の少年に何の個性も魅力も感じられないのが致命的。ガタピシした内容にも疑問。タイトルだけはいいけど内容と全くリンクしてないのは困る。スマップが怒るぞってあれは青いイナズマだった・・・。[映画館(字幕)] 1点(2005-01-20 16:09:16)
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