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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
121. 秒速5センチメートル 基本、新海誠の完全コントロール下に置かれたアニメであるという所での完成度の高さはピカイチですが、ドラマ自体の完成度が低すぎます。単なる主人公の移ろう姿を桜の花びらの落下速度やロケットキャリアの速度に重ね合わせているのは判るのだけど、物語としての結末を自らが提示出来ていないというのはこの映画の一番残念な部分だろうね。こうした完全に自我丸出しの映画の場合、観ている側は作者の行き着いた先をちゃんと見たいと思う筈だけど、そこをすかしてしまっているから、ポカンとしてしまうしかないのがこの映画だと思います。映像の綺麗さ、美しさとかに、あたしら見ている側は捉われがちだけど、必ずしもそうしたものだけを期待していない人だっているという事を、製作者は理解していなければいけないと思うんだよね。その意味では物語や演出に主眼を置いている人達は完璧に置いていかれたと思います。あたしもそのひとり。自分の好きなように作って公開する、というのはある意味、製作者の理想かもしれないけどね。あたし自身はこの映画を見てちっとも楽しめなかったし、この物語に映像の美しさが必要とも思えませんでした。日本のアニメには基本高い点を付けたい所ですが(あ、最近のジブリ作も駄目ですが(笑))、残念だけどこれが精一杯。[DVD(邦画)] 4点(2011-06-30 12:24:13)(良:1票) 122. スパイキッズ まぁ、子供の喜びそうなスパイものなんだろうね。昔からどうしてもスパイ=アクション、冒険という構図を作り出してしまった中で、この映画自体が、物凄く典型的であり、子供が喜びそうな話として作っているので、どうしてもそういう非現実的な映画を避けていた人には評価を得られないと思います。なんだ、そんな映画は昔からあるのに何が違うんだ、と思うかもしれないけど、その一番大きい所は007の様な男女関係にあるとあたしは思うんだよね。だから、コメディ要素で補おうとしているのだと思うのだけど、それも子供が受けるようなものでしかないから、どうしても弱く見えてしまいました。[地上波(吹替)] 4点(2011-02-06 19:14:06) 123. ハリー・ポッターと謎のプリンス 劇場じゃなくて良かった!、中盤から後半にかけて、何度意識を失った事か。 そのぐらい内容が良くありません。多分、映画以上に原作に問題があるんじゃないかな?劇場版のドラえもんシリーズの、のび太クンは成長を見せるのだけど、こっちののび太クンは成長が全く見られ無いんだもんなぁ。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2010-12-23 14:42:20)《改行有》 124. カイジ 人生逆転ゲーム 役者の演技が良すぎて逆にカイジって感じじゃない。 [地上波(邦画)] 4点(2010-10-15 22:54:56)(良:1票) 《改行有》 125. ガールフレンド・エクスペリエンス 《ネタバレ》 【あにやん】さんでは無いけど、メンズデーで1000円だったので視聴(笑)。 よくわかんないですね。高級エスコートの日常をコラージュ形式で撮っているという所なのかな?でも、シーンの展開に脈絡が無かったりして、一体何を撮りたいのかがこちらに全く伝わってこないんですね。 ソダーバーグってもうちょっとしっかりした映画を作る人っていう認識だったから、思わず頭を抱えちゃいました。あまりに面白くないのと、日頃の疲れと上映時間が夜とう事もあり、お陰で意識が跳びそうなのをこらえるのが大変でした。 ドキュメンタリータッチなんで、余計にコラージュ的な編集している事が分かりにくくした原因なのかもしれないですね。 それと、非常に拙いなぁと思ったのは、主人公の彼氏の行動まで表現していることですよね。これは物語として必要かというと、多分、その大きな理由は主人公と主人公の彼氏の収入のギャップにある筈なんだけど、それをあまり明確に打ち出す部分は殆ど無いので、どうしても必要には見えないんです。おまけに彼をラスベガス旅行に誘うフィットネスクラブの男性会員って、これだけ見たら完全にホモ関係への誘いに見えてしまうしね。結果的にそういう事にもならなくて、ではあれは一体ナンなんだ?という事になってしまうと思う訳です。映画の撮り方が撮り方なんだから、こうした場面の演出をもっと考えるべきではないのかなぁ? [映画館(字幕)] 4点(2010-09-29 12:25:28)《改行有》 126. 機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディションII 遙かなる曉〈TVM〉 スペシャルエディションpart1でも書いた通り、基本的にはこのアニメについてはあまり評価を与えられない。[DVD(邦画)] 4点(2009-04-29 13:11:11) 127. 機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛 多分、映像の出来は3作の中でも一番良いと思う。 映像の出来だけはね。 ただし、シナリオは、強引にハッピーエンドにしてしまったのが、釈然としない。 劇場版ガンダムZZは作らないって事なんだろう。 結局、テレビサイズのシナリオをシネマサイズに修正出来なかったのは非常に痛いと思う。 ここまでするなら、テレビシナリオに従わず、映画オリジナルで挑んだ方が評価は上がったとおもうけど、商業的にそこまで持っていけなかったという事なんだろうなぁ。 それと驚いたのは、サラの演技が良くなってる事、そういや声が池脇じゃないみたい・・・あ、池脇じゃ無くなってる。あれだけ庇った富野氏もキャストを変えたという事は、Ⅱの出来の悪さを認めたという事かな(笑)。下手であっても、総監督と音響監督は池脇を使うべきだったと思う。 [DVD(邦画)] 4点(2006-10-01 02:20:57)《改行有》 128. 花と蛇 (2003) まぁ、見られなくは無いのだけど、なんでこんなに面白くないんだろ? 演技が下手とかいうだけの問題じゃ無いような気もする。 谷ナオミの方が明らかに杉本彩よりもスタイルは良くないのだけど 映画にしてみると、妖艶さや芸術性は完全に昔の映画の方に分があります。 [DVD(邦画)] 4点(2006-09-19 18:20:58)《改行有》 129. エネミー・ライン 戦争アクション巨編とか宣伝文句に書かれてるけど、巨編と呼べるほどの物ではないなぁ。 最近のハリウッド映画に漏れず、派手さばかりが目立ち、それで”迫力ある”と思わせるのには閉口。地雷が連鎖的に爆発するシーンは呆れるばかり。ああいう爆発の仕方はしないし、あんな所で派手なアクションを見せる必要性も無いですね。トレーサーも演技が上手いのだけど、演出がぞんざいな感じがしました。 [地上波(吹替)] 4点(2005-05-30 11:44:51)《改行有》 130. U-571 やっぱり、「Uボート」見てるから、どうしても奇麗事の多い話に見えて面白みがありませんですね。まぁ迫力という意味では今のハリウッド大作でありがちな、ド派手な演出使ってるから派手ではありますが、潜水艦にあれだけ至近で、あれだけの数の爆雷が爆発してながら、船体が持ち堪えてしまったり、魚雷1本を艦首に受けて、あんな派手な轟沈する駆逐艦見せられると気落ちします。エニグマが連合国に渡った経緯でイギリス軍が激怒するのも頷けます。ああいう所で脚本家の配慮の無さと認識不足がでてしまったかな。あれじゃアメリカ軍の功績大ですものね。まぁ、普通に見れたけど、演出で開いた口が塞がらなくなったのでこの点数です。 4点(2004-09-20 14:17:17)《改行有》 131. 涼宮ハルヒの消失 《ネタバレ》 これ、微妙だね。基本的に原作かテレビアニメを見ていないと良く分からない作りになっているし、原作かアニメを見ている人からすれば、キョンというキャラクターが大幅にアニメ等とは思考や行動に異常があるという風にしか見えない作りになっている。京アニが作っているからとか、原作が人気だからという部分でこうした作りに気がつかない人が多いけど、正直まともな出来の映画では無いですよ。ファンは気にならないとかいうのも違いますよ。僕もこのシリーズの小説やアニメは面白いと思って読んだけど、この映画についてはあまり感心しません。むしろ、視聴者を馬鹿にしているんじゃないかという気さえしました。[DVD(邦画)] 3点(2012-01-03 01:45:30) 132. 20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 語るにも及ばないというのは、こういう映画に使う言葉なんだろうなぁ。[ビデオ(邦画)] 3点(2011-10-11 21:05:55) 133. ティアーズ・オブ・ザ・サン こういう映画を見る際の注意点、世界情勢が含まれる映画の場合、映画の前でも後でもいいから情勢を複数の観点から確認すべし。この映画はプロパガンダ以外の何者でも無く、正直、出来もお粗末です。[地上波(吹替)] 3点(2011-10-11 21:02:17) 134. UDON 同じうどんの文化を持つ県民としてはこういった類の映画は応援したい所なんだけど、微妙だなぁ。 時間が長い、二部構成する意味が分からない、やたらと他の映画の真似が多い。こういうコメディ系の映画って、スパッと笑って、所々でホロッとさせて、さっさと映画館を出てもらって「なんだかうどんが喰いてぇな」って言える様でないといけないと思うのだけど、そうなってないのがこの映画だよね。他の映画の真似はオマージュとしてやるのなら見ている側としても大歓迎だけど、全然オマージュになってなくて、笑いのひとネタにしかなってないのも辛い所だよね。良い役者もたくさん使っているのに、ユースケ・サンタマリアのお陰で結構台無しにしている部分も大きいかな。彼の起用って端から目的が分かっている分、期待も少ないし、演出上も全く予想から外れる事の無い演技(というか、芸風を変えてすらない)というのはちょっと安直では無いかと思います。それが上手くて面白ければまだ納得がいくのだけど、そうでは無いわけだし。 いい意味でも、悪い意味でもテレビ局主体の映画であるというのを見せ付けられた映画だと思います。[DVD(邦画)] 3点(2011-05-22 14:21:29)《改行有》 135. ファイナルファンタジー あたしはFFはⅢまでしかやってないから、全く別物っていう感じがあるのだけど、どうなんだろう?CGで作る事に何か意味があるのかというと、多分 あまり大した意味を感じないんだよね。元ネタがコンピュータゲームだからというのはあまり大した理由では無いんじゃないかな。[地上波(字幕)] 3点(2010-12-05 11:06:50) 136. 300 <スリーハンドレッド> アメリカ人がいかにも好きそうなマッチョな映画という所から抜けきらない気がしてならない。戦闘シーンは派手だが、血しぶきが飛んだり、首が宙を舞っても、いつもならこういうシーンが苦手なあたしが平然と見られたというところに、ちょっと薄っぺらさみたいなものを感じてしまう。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2008-12-23 09:49:20)(良:1票) 137. 俺は、君のためにこそ死ににいく なんか、非常に纏まりが無いと言いますか、エピソードを詰め込みすぎといいますか・・・はっきり言って脚本が悪いんですよ。シーンの転換の悪さ、特に後半の戦中と戦後の回想の織り込み方が上手く無い。思い切り物語のテンポが悪くなって見える。そしてきわめつけだったのが、奇妙な表現になってしまって申し訳ないのだが、台詞の幾つかが、物凄く役者に(脚本が)言わせているという感じを受けます。これらは間違いなく、脚本の問題だ。120分を超える映画というのは今の映画界では決して賞賛されるものでは無く、敢えてそれを超えるのであれば、いっそのこと180分近い映画にして、もっとシーンを細密にする脚本でなければいけないと思います。映像技術については発達しているから特攻シーン等がよく見えるのは当然なんだけど、それ以前にもっと見せ方の工夫が必要ではないかと思いますね。あと、これは物凄く問題なんだけど、映画の冒頭と終末に出てくる大西瀧治郎なんですが、彼の登場のお陰で、この物語が陸軍なのか、海軍なのかがわかり難くなっているのが非常に残念です。確かに大西は「特攻生みの親」として知られますが、彼は海軍の将官であり、知覧は陸軍の航空基地であるのですが、あたかも話が直接的な繋がりを見せているように見えてしまうのは特攻を知らない世代の人に見せるには説明が不十分だと思います。[映画館(邦画)] 3点(2007-06-27 22:18:27) 138. オーシャンズ12 この映画の面白さが判らない。3回ほど見てるんだけど、それでも面白いと思えない。うーん、なんだろう・・・[DVD(吹替)] 3点(2006-07-23 23:23:48)(笑:1票) 139. 戦国自衛隊1549 《ネタバレ》 なんだ、これ? ただの防衛庁(陸上自衛隊)の広報番組じゃん。 装備とか車両こそホンモノかもしれないけど、ただそれだけ、って感じが非常に強いね。 出て来る役者は確かに豪華かもしれない、でも、CGは現実以上の派手なアクションを見せるし、歴史考証はシナリオにしたがって非常にいい加減、おまけに中身が薄っぺらい。自衛隊の火器についても全面協力の割にはいい加減だしね。ロケットランチャーが誘導兵器だってのは初めて知ったよ(笑)。第一、あの手のロケットランチャーって今使ってるのか? ハリウッド映画に感化されるのも良いけど、それだけだと、こんなに変な映画が出来るのかと感心してしまう程でした。 「ローレライ」とこれを見たら、同じ福井敏晴の原作・原案は期待した分、その反動が大きかった気がします。これじゃ、「亡国のイージス」も期待できないかな。 これなら、自衛隊の協力が得られなかった前作のほうがはるかに面白かったね。[地上波(邦画)] 3点(2006-07-23 20:24:54)《改行有》 140. アトランティス/失われた帝国 どーも、ディズニーは「ライオンキング」以来パッとしない。パクリと言われても仕方ないですよ。出来もお世辞にも良いとは言えなかったし、シナリオ展開も雑にしか見えませんでした。ラピュタとナディアのどちらの比率が高いかというと、ナディア自信がラピュタ的なイメージから企画されてるドラマ(勿論、庵野秀明独特のラピュタでは想像も出来ないセンスのネタも満載だけど)なんで、企画的にはラピュタ、ネタのパクリ具合はナディアなのかな、なんて思います。 役者(声)は意外と上手かったと思います。ただし、これは英語の方の話で、日本語吹替えはもう、笑うしか無い状態です。海外のアニメにネームバリューや話題性だけで有名タレントが吹き替えをする事はよくある事ですけど、日本ほど声優という存在の発達している国でそれも無いんじゃないでしょうかね。平幹二朗はまだわかるんですよ。あの世代は吹替えやナレーションなんてのをこなす人が多かったし、声だけの表情作りにも長けてるから。でも、他は残念かな。敢えて言えば、柴田理恵はオーバーアクトだけど絵には合ってた、長野博もオーバーアクトだけどこっちは完全にミスマッチと感じてます。木村佳乃はかなり無理して声を作ってる感じがするのは気のせいかな?そういう意味ではキッチリと台本通りに演じてるのだけど今ひとつ面白みや感情が移入できるまでの表情が感じられませんでした。 3点(2004-07-28 03:09:27)《改行有》
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