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プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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121.  天使の肌 映画の作りとしては荒さを感じる。もっと余韻を残して欲しいシーンは多々あるし、唐突な印象をぬぐえない流れやセリフもある。でも、心を惹きつける瞬間がいくつもちりばめられていて、監督の感受性の強さを感じられる。主人公アンジェル役のモルガン・モレはモディリアーニの絵の少女のようで、一見地味な印象を受けるがうなじから肩までのラインや薄いブルーの瞳が見事なほど美しい。沈んで重たい印象のドパルデューも包み込んでいた。なんだか納得のいかない前半も彼女の存在で乗り切り、刑務所での面会シーンからラストまでは、さらに自然体になった彼女に泣かされた。アンジェの持つ優しさや芯の強さに心洗われるようだった。彼女が、生き続けることに迷う男に一輪の花を贈るような話に思えた。恋心をメインと見せかけ、実は生命を語っている映画だ。色遣いやカットもなかなか美しく、ヴァンサン・ペレーズ監督に期待を込めてこの点数。8点(2005-01-22 03:12:41)

122.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 アクの強い評判を持つ映画を観る時って、期待と想像でパンドラの箱でも開けるような気持ちになる。今回もそうだったが、目を背けたくなるような映像はそれほど無かったし、オスカルの説明ナレーションのおかげで難解さに首を傾げることも無かった。何を言わんとしているかなんて全然考えずに観たが、ヨーロッパが持つどす黒い重い雰囲気が上手く表現されていたし、ナチの盛衰を平行させて描くストーリーもなかなか面白くて、2時間以上の時間があっという間だった。子どもが初めて触れあう大人は親で、親を頼って生きていく。その親の愚行を目の当たりにして成長を止め、息を潜め自分自身で脳みそを発達させ、三人の親を葬りまた成長を始める主人公。自らの束縛に自分で始末を付ける主人公の不気味さは必見。人間なら誰しも持つ、狂気や闇や奇怪な空気が随所に盛り込まれていて、そのままフタをして隠しておいてもよかった感情がソロリソロリと首をもたげてくる。好き嫌い、でなくとても興味深い作品。8点(2005-01-15 12:41:17)(良:1票)

123.  じゃりン子チエ 子どもの頃TV放映されていたときは正直あまり面白く感じなかったけれど、こうやって大人になって観てみると、下町情緒とか、独特のホノボノ感やくだらなさがすごく良い具合に絡み合っている。チエ達家族3人で電車に乗るシーンが大好き。チエがたまらず歌を歌い出すところで胸が詰まっちゃいます。何ともいえない子供心を上手いこと表現したなあ、と感心しました。原作が良くできていることもあるのでしょうが、ドタバタに陥らない人情アニメなんて貴重だと思うし、親子揃って楽しめる良質なお話だと思います。8点(2005-01-09 21:34:32)(良:1票)

124.  バリー・リンドン 《ネタバレ》 今まで私が観た映画の中でも、五本の指に入る美しい映像。この優美な世界で繰り広げられるレイモンド・バリーという男の人生を綴っている。何がすごいかというと、3時間もの間、バリーという男の感情がまるで浮き上がってこない。彼の身の上に起こったことをただただ追っている、単純と言えば単純な物語なのだ。だからといってつまらない訳ではない。細部まで作り込まれた作品で、私は3時間じっくりと見入った。徹頭徹尾客観的な視線で、この悪者というにはあまりに薄っぺらな感じのする男の人生を映し通している。心の見えない主人公相手にはこちらの感情もそうそう動くものではないのだが、それだけに一貫して彼が持つ寂しい空気の表現は見事だったと思う。決闘に始まり決闘に終わるバリーの男としての人生は、ドラマティックなのに流されているような印象も受ける。監督の意図などくみ取る余裕のない私だが、一人の人間の中で流れゆく時間をそのままどんと突きつける方法に、感心し、堪能した。8点(2004-12-04 14:02:01)(良:1票)

125.  80日間世界一周 かなーーり長くて疲れてしまった…。でも、この手の楽しい冒険映画に冷たい評価が出来ないのが、私の弱点だろう。1950年代、映画に夢を求めている人が沢山いた時代の作品。世界旅行がまだまだ人々の夢だった時代に、これだけの美しい映像で楽しい旅の日々を綴った制作サイドの面々に点数を捧げたい。あの有名な優雅なテーマ曲に乗って、お茶目なパスパトゥを従えて、難しいことは何も考えず、ディズニーリゾートにでも行っているような感覚でトリップするのが最適。8点(2004-11-23 17:44:24)(笑:1票)

126.  輝きの海 《ネタバレ》 切なくて良い映画でした。ヤンコとエイミーのひたむきで強い愛情に終始胸の打たれる想いでした。他の村人にヤジを飛ばされても、腕を組んで歩いていく二人の姿が凛として綺麗です。エイミーはヤンコからプレゼントされたリボンを首に巻き、結婚式でもそれがしっかりと巻かれていたときに、口数少ない彼女の強い内面が見えたようでした。お互いが何より代え難い存在なのを十分知っていて、過酷な状況下で生活していても「僕たちはラッキーなんだよ…」と話すヤンコの言葉に、生きていく上での底力を感じます。最後の最後、医師の言動がちょっと理解できず残念でしたが、逆境の中前を向いて寄り添った二人に泣かされました。役者は上手い人揃いです。とくにレイチェル・ワイズには感心のひとこと。イギリスの海辺の田舎風景は、高いところから捉えた画が特に綺麗で、広々とした草原や踊り狂う波が印象に残りました。8点(2004-11-15 22:09:06)(良:1票)

127.  サンダーバード(2004) 良いじゃないですか、思ってたよりずっと。はっきり言ってターゲットは子どもです。活躍するのは末っ子おみそのアラン君。サンダーバードの活躍というよりはアラン少年の成長物語。でも、楽しく観ることができましたよ。1号から5号までのマシンと南海の孤島の色鮮やかさが活きていてとってもカラフルだったし、パーカーや悪役フッドなどもピシッと役にはまっていました。いくら子ども向けでもここで俳優さんが真面目に楽しんでいないと、なんだかぼそぼそと端から崩れた印象が残るのです。レディ・ペネロープもチャーミングでした。難を言えば、もっとマシンを活躍させて欲しかったです。キューティーハニー、キャシャーン、デビルマンと自分が子どもの頃慣れ親しんでいたテレビ番組が最近次々実写化されましたが、リアルタイムを知る年代が観て楽しむ作りのようです。まだ幼い子どもと肩を並べて「ゴー!!」と言いながら観ることが出来たサンダーバードに合格点!8点(2004-11-11 22:59:36)

128.  スパニッシュ・アパートメント 《ネタバレ》 フランス人青年が1年間バルセロナに留学している間の生活のお話。ストーリーといえばそれだけだが、とても素敵な映画だった。取りたてて起承転結がある訳でもないし、主人公は真面目一徹な男の子。なのに飽きもせず2時間ずっと楽しく観ることが出来た。国籍の違う7人の学生が部屋をシェアする生活は、一人一人のキャラクターがしっかりと確立していてとても楽しかった。主人公が偶然知り合う医師夫婦も然り。人間という愛すべき素材をしっかり活かし、日常の中に潜む「うんうん、あるよねこんな事!」とちょっと吹き出してしまうようなことをつまんで引っ張り出すのが、クラピッシュ監督はきっと上手なのだ。「猫が行方不明」もそんな感じだったけれど、この映画の方がずっと観やすいと感じた。バルセロナの景色は建物も海も美しく、遊び心のある映像もポップで内容に合っていて私は好きだ。混沌とした気持ちの中から将来を見いだす主人公の晴れ晴れとした顔も気持ちよい。なかなか爽快な気持ちになれる作品。8点(2004-11-07 03:01:57)

129.  恋のためらい/フランキー&ジョニー 大人向きの良いお話ですね。ちょっとくたびれて弱い部分を持っている男女の恋。「独りでいるのも、独りになれないのも怖い」と嘆くフランキーの気持ちが手に取るようにわかり、“恋のためらい”という題名に納得します。しかし、これでもかこれでもかと心の扉を叩き、フランキーの弱さを抱きしめようとするジョニーの姿には涙してしまいました。ファイファーもパチーノも好演です。“スプーンポジション”で温もりを分け合う姿が印象的で、羨ましくもありました。人と人の心が寄り添う様を見られる映画です。8点(2004-09-19 11:14:36)(良:1票)

130.  スクール・オブ・ロック 予想以上に楽しめました。子どもにロックを伝授し始めたところから楽しさ急上昇。なぜかってジャック・ブラック芝居じゃなくて本気なんだもん。音楽好きなのがよくわかります。彼は「愛しのローズマリー」より何倍も良かった。ロックヒストリーは笑えるし、子どもの演奏は本当にうまいし、まあ、ありがちな映画かもしれないけれど楽しいしノリが良いからOK!残念なのは、“アンガス・ヤング”ブラック、ズボン脱げよーーー!!8点(2004-09-18 19:02:42)

131.  鳩の翼 《ネタバレ》 なんとも美しい美術。ミルクティーのように白く柔らかな背景で、俳優全員がしっとりと画の中に入り込んでいた。しかし繰り広げられる物語は、それとは裏腹に浅はかな策略の顛末。終盤は厳しいものだった。あんなに寂しいベットシーンを初めて観た。瑞々しい気持ちは乾き、肌を合わせて存在を確かめても、二人の間に出来た垣根は一目瞭然だった。二人して失ったものをずっと見つめていくのだろう。ヘレナ・ボナム・カーターは少女のような顔つきなのに目元を鬱々とさせ、策略と本心の間でぐらつくケイトの複雑な心情を表現していた。朝日のようなミリーと対照的に映り、彼女の上手さがひきたっている。音楽も美しかった。ヨーロッパ映画が好きな方は必見。8点(2004-09-05 09:31:59)(良:1票)

132.  悲しみよこんにちは 「メロウな雰囲気に憧れるあなた、読むべし!」高校生の頃、雑誌にこんな風に紹介されていた「悲しみよこんにちは」。メロウというか、ふてくされた女子高生だった私は即座に薄い文庫本を購入して、気怠いフランス文学を読みふけりました。映画化されていると知ってから何年経つでしょう。念願叶っての鑑賞でした。詩的なセリフは原作から抜き取ったようだったし、松林をぬけて恋人に会いに行くシーンも私が思い描いていたものに沿っていました。回想シーンで声にエコーが掛かったり、ときどきいやに不幸せそうな表情を見せるのが少しくどいのですが、瑞々しくて可愛いくて、勝手気ままなセシルがとてもステキです。ジーン・セバーグバンザイ!彼女を観るだけでも価値があります。[映画館(字幕)] 8点(2004-09-04 19:13:14)

133.  エトワール(2000) 「夢」の世界を作り上げるバレエダンサー達の「現実」を映し出しているドキュメントです。体、精神、時間全てをなげうってバレエに掛け、怪我や能力ある同僚の追い上げに怯える。自分の代わりはいくらでもいる、だから負けられない、バレエしかないから止まれない…非常に厳しい生き方です。ダンサー達の美しさの裏側にある、強靱な力や戸惑う心をめいっぱい堪能できます。芸術家、表現者はいつの時代も自己を削って作品という花を咲かせるんですね。私はもう見とれるというか、じっと凝視するしかないというか、そんな感じでこの映画を観ました。ラストの、真っ白なチュチュを着たダンサー達が舞台を降りた直後、自分の荷物を持って楽屋に引き上げていく姿に圧巻。「夢」と「現実」のラインがくっきりと見えました。8点(2004-08-28 19:26:48)(良:1票)

134.  ピクニックatハンギング・ロック ちょと怖いお伽噺のような映画です。不思議な神隠し事件を題材に、ストーリーは非常に淡々と進みますが、輝くような少女達、詩的なセリフ、得体の知れない魔物が住む山などが持つ妖しさは出色です。フィクションとノンフィクションの境目があやふやなところもこの映画の魅力だと思います。また、「エロス」の描き方も秀逸。真夏でも手袋をはめるお嬢様が単にストッキングを脱ぐだけですが、その映し方がとてもエロティックです。劇中ボッティチェリの天使と言われた少女の端整な顔立ちは、美しすぎて見た瞬間目眩がしました。こんなに美しい人、実在するのですね…。岩山の向こうに分け入っていく少女達は、ハメルーンの笛吹にでも連れて行かれる様で、夢を見ているような感覚を残し何とも幻想的でした。8点(2004-08-28 01:38:19)(良:1票)

135.  夜になるまえに 《ネタバレ》 実在する作家の激動の人生を扱った割には、映像や音楽の美しさのせいからか、優しい光を放っている映画だと思った。主演ハビエル・バルデムが2時間の独壇場、「生きる証」として迫害、逃亡の中執筆を止めず戦う姿や、エイズの発病で影の落ちた姿を熱演。彼の持つ優しく寂しげな雰囲気が大変素晴らしい。話の流れを追うというよりも、彼をずっと見守っていたような感じだった。今後出演作を見続けていきたいな、と、映画を見る楽しみを増やしてくれた。ジョニー・デップやマルティネスをアクセントとして使っているのも上手だった。観ながら涙を流すことはなかったが、思い起こすと何かじんわりと胸に迫る、静かながら力がこもった秀逸な作品。8点(2004-07-11 02:37:55)

136.  ファインディング・ニモ うわぁ、綺麗!!竜宮城とはよく言ったもんだ!!海の底って、魚も景色もこーんなに色とりどりで美しいんだろうか。本当に宮殿でもあるみたいですね。今回のピクサームービーは私の憧れる海の世界が舞台です。CGで再現された海の世界がとっても美しくてキラキラしていて、海の底に住みたくなりました。無理だけど。お話は言うまでもない冒険活劇。海にいるとーちゃんが人家の水槽にいる息子をどうやって助けるのか興味津々でしたが、スピード感ある展開と奇抜キャラ多数の活躍ででハッピーエンドでした。まあ、いつも通りのピクサーってことですが。でも今回は、ひとつひとつのキャラクターの設定がいつにも増して楽しかったと思います。私が一番気に入ったのはテンポ抜群のエイ先生です。竜宮城のお伽噺を考えた昔の人、こんな楽しい絵物語を考える今の人、陸の人間も捨てたモンじゃないですね。8点(2004-07-09 21:02:29)

137.  キリクと魔女 やはり一番に評価したいのは背景の美しさ。それはもうぞっとするほど。ジャングルの景色は葉脈が見えそうなくらい繊細で、花は匂い立ちそうなほどリアル。特に赤の使い方は目を惹いた。緋色と言うのがぴったりくるその鮮やかな色合いは、見ていてくらくらとする。この美術だけでも満足。DVDでの鑑賞がゼッタイおすすめ。ストーリーはオリジナルらしいが、アフリカの民話からきているのかと思うくらい、静かで寓話的な展開。始まりもとても不思議でそこから引き込まれ、目の醒めるような画とともに、大人もじっくりと楽しめる。8点(2004-07-03 02:28:43)(良:1票)

138.  ミス・ファイヤークラッカー 《ネタバレ》 先日偶然BS放送で観ました。なかなか素敵な作品です、真夜中にとっても清々しい気持ちになりました。内容や設定、細かいカットなどは邦画やテレビドラマの自分探しモノや青春モノによくありそうな感じです。舞台は田舎町、ちょっとだけ暗い過去があって、なんとか一歩踏み出したい登場人物達。主人公が目指すのは田舎町のミスコンでの優勝と非常にミニマム。【ぐるぐる】さんがおっしゃる過去の傷は私にもよく分からなかったのですが、現状打破のために奮起するホリー・ハンターやティム・ロビンスがぶきっちょでとっても愛らしいのです。特にホリー・ハンターは「ピアノレッスン」での彼女が好きになれなかったせいであまり良い印象を持っていなかったのですが、この映画では喜怒哀楽いっぱいの女性を好演。真っ赤な髪を泣きながらゴリゴリ洗ったり、ガツンガツンと力一杯タップを踏んだりと人間味溢れていました。「ピアノ…」と同じ人物とは思えないほど。他の登場人物もある種飄々とした個性派ばかりでとても楽しめました。眠いのを必死にこらえながら観たので、また観てみたい作品です。8点(2004-06-26 22:06:01)

139.  バロン 《ネタバレ》 “シッポの先までギリアム詰まってます”と言えるほどの、豪華絢爛ギリアムワールド。お伽噺を凝りに凝った映像と摩訶不思議なエピソードで飾り立て、2時間超の雄大な物語にしている。ひとつの映画としてストーリーはちと退屈を感じてしまうし、セットの豪華さが返ってくどくも見える。けれど死神やちりばめられたブラックジョークなど、あの独特のギリアム作品が持つ臭いが強い映画なので点数も高め。「バロンの事は言わないで!!」と監督自ら言うほど興行失敗作として有名で、今作以降自ら書いた脚本を映像化できないでいる。でも美しくなかなか楽しい作品ではあるので、彼の夢の世界を一度覗くのも良いかもしれない。ユマ・サーマンが世界観にぴったりの美しいアフロディーテに扮して迎え入れてくれる。8点(2004-06-13 16:16:39)

140.  シャンプー台のむこうに 《ネタバレ》 これ、なかなか愛すべき映画でした。もっとおちゃらけた映画かと思ってたけれど、手を抜かずきちんと作ってあったと思います。すごく凝った色遣いと奇抜なヘアースタイルの続出で、画面はずっとカラフルで楽しかったです。出演者はよくもまあこれだけと言いたくなるほど粒ぞろい。くたびれたリックマン、ぬぼっとしたところが可愛いジョシュ。自分で髪をちょん切ってベリーショートにしちゃったときのレイチェル・リー・クックの目なんてめちゃめちゃキュート。でも大好きなレイチェル・グリフィスの艶姿が№1ですね。なんて女優なんでしょう。和服スタイルにはほんのちょっとがっかりしましたけれどね。市長や盲目のおばあちゃんのような脇のキャラクターも目を惹く場面がしっかり作ってあり、そこにも好感が持てます。一応「家族の再生」がテーマでストーリーは抑え気味、ちょっと奇妙な家族の誕生で静かなラストになっているのもなかなかだったと思います。期待していなかったぶん拾い物でした。 8点(2004-06-08 00:00:12)《改行有》

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