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プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1381.  疾走 《ネタバレ》 物語が進むに連れ、少年と少女の世界は加速度的に閉じていきます。少女は「私を殺して」と言う。少年は「一緒に生きてください」と綴る。どちらの願いも同じだと感じました。「殺して」は生きたい、「生きたい」は殺してくれの裏返し。2人の心が悲鳴を上げているのが分かります。最後まで走り続けた主人公は命を落し、走ることが出来なくなった彼女は新たな人生を歩み始めた。其処に意味がある気がします。差別問題を裏テーマに、少年と少女の思春期の心の揺れを丁寧に描いていると思いました。ただラストが頂けない。主人公が子供を残していたエピソードは余計だと感じました。これを救いとは考えたくありません。彼が犬死した事実が曖昧になってしまうのが嫌。もし救いがあるとすれば、彼女の人生を変えたことだと思う。[DVD(邦画)] 6点(2008-03-02 20:17:29)

1382.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 本家ディズニーランドのアトラクション『カリブの海賊』にどれほどの初期設定があったのか存じませんが、映画用にイチから設定を考え、物語を組み立てたのだとしたら、なかなかのモノだと思いました。呪われた海賊、連れ去られるヒロイン、金貨の秘密。冒険モノの定番をしっかり押さえています。そして何と言ってもジャック・スパロウ。この人気キャラクターを生み出したことが、シリーズ化されるほどヒットした最大の要因でしょう。悪者をファミリー映画の主役に据えるのは難しいこと。イイ奴じゃなきゃ観客は好きになれない。でもイイ奴は悪いことなんかしない。この矛盾をどう処理するか。本作では「いい加減な奴」という要素でクリアしています。アニメで言えばルパンⅢ世。日本のタレントなら高田純二のようなキャラ。ちょっと違うかな(笑)いずれにしても、「なにか憎めない」という称号を手に入れたキャラクターは強いです。本当はもう少し高い点数を付けたいのですが、アトラクション性がやや弱いと感じたのでこの点数で。[DVD(字幕)] 6点(2008-02-27 19:58:43)(良:1票)

1383.  耳をすませば(1995) もし人物の設定が小学生だったら、違和感は無かったでしょう。あるいはどこぞの外国、ファンタジー世界の住人だったら素直に楽しめたと思う。でも「日本の中学生」という設定にされると、正直困ってしまう。自分の経験と照らし合わせてしまうから。自分の知る中学3年生は、あんなじゃないから。かといってリアルな設定を望んでいる訳ではありません。考えることの8割がエロ妄想の捻くれた子供の日常なんか観たくない(コレ自分のことですね苦笑)。ただ、サジ加減というものはある。本作の登場人物たちは、あまりに清くて正しすぎて、胡散臭いと思ってしまうのです。自分がまだ大人になりきれていない証拠でしょう。30も半ばなのに恥ずかしい限りでございます。もっと大らかな気持ちで素直になれたら、本作を好きになれる気がします。主人公の葛藤や選択には、感じ入るものがありました。自分には眩しすぎる映画でした。 (2019年1月12日追記)11年ぶりに地上波で再鑑賞。印象は初回投稿時とさほど変わりませんが、時代も変われば私の立場も変わるワケで。同じ年頃の娘を持つ身としては、処女作を書き上げて泣き崩れる雫の成長ぶりに、グッときてしまいました。自身を高めるキッカケとなる恋はいいものですね。そういう意味で聖司君には感謝したいところ。ただし、ラストのプロポーズはいただけません。お試し修行が終わったばかりのタイミング。本気で修行に打ち込む決意がゆえのこと?あるいは一種の現実逃避?いずれにしても10年早いわ。一人前になってからもう一度出直して来いと、私が雫の父なら言いたいところ。ずっと先を進んでいたイケメン彼氏も、年相応の幼さ(未熟さ)が残っていたとも言えますが。少年老いやすく学成りがたし。頑張れ若人よ。最後に一つ訂正を。初回投稿の「8割」は「9割」の間違いでございます。格好つけてました。すみません。[地上波(邦画)] 6点(2008-02-26 18:57:15)(良:1票) 《改行有》

1384.  アルティメット 《ネタバレ》 もうコレは序盤のアクションに尽きます。駆け登る壁。ビルからビルの飛び移り。マフィアから逃げる裸男の“想像を超えたムーブ”に心が躍りました。アニメやCGと違って生身のアクションには制約があります。だからこそ、その既成概念を打ち破ったときに快感が生まれる。ずっと追いかけっこを観ていたいと思いました。ツカミは完璧。ただ肝心の物語がいけない。結構な復讐物語のはずなのに悲壮感はゼロ。復讐相手の悪の親玉も自滅する始末。盛り上がりません。アクションのスピード感を活かして、物語のアクセルも踏み込めば良かったのではないか。冒頭のエピソードから6ヶ月経過の設定は不要と感じました。妹が悪者に乱暴されるまでの時間的制約を活かさないのは勿体無いと思う。復讐は苦味です。本作が目指す娯楽映画には要らないと思いました。(余談)舞台となるスラム地区の入り口には大きく「B13」の文字が。直訳なら「B13地区」かな。んっ?「ビー13チク」!!こんなところにエロワードが潜んでいるなんて!だからこんな邦題にしたのかと勝手に納得したところ…Bはバンリュー(郊外)の意味だったんですね。[DVD(字幕)] 6点(2008-02-10 18:26:50)(良:1票)

1385.  ウール100% 《ネタバレ》 年老いた姉妹の日課は、捨てられたゴミを拾ってくること。ただ世間一般でいう“ゴミ屋敷”の主人とは違います。家内はよく整頓されていますし、無差別にガラクタを拾ってくるような真似はしない。ちゃんと感性にヒットした“可愛らしいもの”のみをセレクト。温かみのある懐かしい物で家は溢れています。序盤で提示される世界観は、まるでおとぎ話。岸田と吉行の透明感もイイ。最初はほのぼの系ファンタジーを予想しました。例えるなら、晴れた日のお散歩。楽しい気分で物語の終点を目指せばいいと考えていました。ところが青天の霹靂。「あみなおしじゃ~」。一人の少女の登場で、様相は一変します。災害必至の集中豪雨。何処を歩いているのかサッパリ分かりません。どうにかゴールまで辿り着けたのは、水彩アニメ等の魅力で気力を養えたから。もし天候の回復がもう少し遅かったら挫折していたと思う。雨水が引いて露になる大地。しかし何処が道なのか分からない。何故姉妹がゴミを集めていたのか?あの少女の正体は?「あみなおし」が示唆するものとは?疑問に対する自分なりの解答は出たものの、それが正しいのかは分からない。でもそれでいいのだと思う。そういう楽しみ方の映画だと感じました。ちなみに自分の解釈は、物語序盤ドライブ中のカップルの会話どおり。編みなおし=産み直し。ハッピーエンドだと思います。それにしても娯楽性が高いのか低いのか判断がつかない。いろんな意味で難しい映画でした。[DVD(邦画)] 6点(2008-02-09 19:41:59)

1386.  ケータイ刑事 THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森 《ネタバレ》 (TVシリーズ未見。前作の劇場版は鑑賞済みという立場での感想です。)前作にあった強度の“ゆるゆる感・グダグダ感”は鳴りを潜め、小気味良くなった印象です。堤幸彦監督の『TRICK』シリーズに近いリズムを感じます。TV版『ケータイ刑事』に思い入れのない自分としては、前作よりも本作の方が見易くてイイと思いました。ただしシリーズファンは、前作のようなアクの強い作品を好むのかもしれません。夏服の制服やくのいち風コスプレ等、主演2人の魅力を引き出すサービスカットは目白押し。彼女らのファンなら間違いなく楽しめると思います。個人的に嬉しかったのは、『噂の刑事トミーとマツ』の復活。松崎しげるの口から「トミ子~ッ」という台詞を聴けただけでもう大満足でした。そんな愛すべき2人のオッサンと、一人生真面目な演技を披露してくれた星野真里嬢に加点し、甘めの採点となっておりますことをご了承ください。[DVD(邦画)] 6点(2008-02-08 19:14:55)

1387.  THE 有頂天ホテル 《ネタバレ》 キャストは豪華。エピソードも盛り沢山で飽きさせません。キーアイテムを介しながら、絶妙に各物語が絡み合っていく見事な脚本。さすが三谷幸喜。旺盛なサービス精神には頭が下がります。ただ思ったほど満足感が無いから不思議。まず思い当たるのが役者の問題。序盤からお馴染の俳優陣がぞくぞく登場。人気者の顔を拝めるだけでも有難い。でもメインディッシュばかりなので、気後れしてしまう。「そんなに沢山食べられないよ」と思ってしまう。食す前から胸がいっぱい。だから意外と箸が進まない。たまに知らない役者さんを見かけると、ホッとしてしまう。某プロ野球球団の話ではないけれど、やはり配役にもバランスが欲しい。無色で味のない役者さんの大切さを知りました。“自分らしく生きる”というテーマに沿ったエピソードの数々。奇跡に頼らない落としどころは自分の好み。個人的には松たか子の強さにグッと来ました。でも盛り上がりに欠ける。クライマックスのパーティ会場で、“締め”が欲しいと思いました。オダギリが書いた垂れ幕は、今宵の出来事全てを象徴する文字。これを効果的に使うのも手だったかと。画に魅力が出てくれば、三谷映画は鬼に金棒だと思います。[DVD(邦画)] 6点(2008-02-02 18:22:40)

1388.  ハムナプトラ/失われた砂漠の都 《ネタバレ》 日本語吹替えを担当した声優さんが上手だったのか、裏切り者がそんなに悪い奴に思えなくて。根っからの悪人というよりも、単なるお調子者。だから、悲惨な結末をを与えたのは、少々可哀想な気がしました。お仕置きにしてはキツ過ぎたかなと。冒険映画のお約束がちゃんと守られていたので、安心して観ることが出来ました。TV地上波吹替えにはもってこいの作品。[地上波(吹替)] 6点(2008-01-27 21:10:51)(良:1票)

1389.  プレスリー VS ミイラ男 《ネタバレ》 「面白いか?」と問われれば、胸を張って「ツマラナイ」と言える。でも「好きか嫌いか?」と尋ねられたら、「好きだ!」と思わず叫んでしまう。そんな作品でした。主人公は、“生きていたキング”ことプレスリー。その相棒はケネディを自称する黒人。相対するは、“古代エジプトの王様”。爺さん連合VSミイラ男。全員がキングだし、みんな棺桶に足を突っ込んでいる。このシチュエーションがたまらない。歩くのもままならない主人公。当然、アクションは控えめです。クライマックスの対決もグダグダ感タップリ。でも何か憎めない。爺さんが一所懸命に戦っているから応援したくなる。誰からも褒められず感謝もされない孤独な戦い。でも充実していたと思う。人生最後の達成感。それがあれば悪くない。[DVD(字幕)] 6点(2008-01-24 19:09:50)

1390.  ゴーストライダー 《ネタバレ》 トラックに潰されても平気なゴーストライダー。でもチンピラのナイフで負傷。体の仕組みがよく分からない。不死身っぽい気もするけど、先代ライダーの話を聞くとそうでもなさそう。観客にハラハラしてもらうために、能力のアナウンスは丁寧にして欲しいと感じました。アクションは地味。たまたま手にしたチェーンを振り回すだけ。必殺技も同じです。でも気に入りました。渋くてイイ。ただ物足りなくもあります。従順に瞳を見つめ返す闇の者たちは人が良すぎる。必殺技が炸裂するか否かの攻防を見たいと感じました。(例)ライダー「オレの目を見ろ!」悪「ヤなこった。お前の魂胆はお見通しだ。」(焦点が定まらない表情の悪者。宇多○ヒカル風。)ライダー「イヤイヤ違うんだって。ほらココ。実は眉間のところにお得な情報が書いてあるのよ。」悪「えっ。マジで!」ライダー「かかったな!」悪「ウギャー!!」みたいな策略の仕掛け合いや、心理戦があっても良かったかなと。物語は平坦で盛り上がりに欠けるし、結末も何だかよく分からない。でも満足してしまうから不思議です。主役にニコラス・ケイジを配した豪華さと、ヒロインの豊かな胸に満足したのかもしれません。[DVD(字幕)] 6点(2008-01-23 20:10:57)(笑:1票)

1391.  ゼブラーマン 自分が持っている三池監督のイメージは、マンガ雑誌で言うと『漫画ゴ○ク』です。野暮ったい。泥臭い。アクの強い劇画的な魅力とでも言いましょうか。もちろんこれは褒め言葉です。無味無臭で、毒にも薬にもならない監督よりはずっといいでしょう。ただ個人的には正直苦手です。本作も三池節炸裂の1作。でも好感度は今までのどの作品よりも高かったです。やはり脚本が良いのでしょうか。正義のヒーローに憧れる冴えない中年男。その彼が本物のヒーローに変わって行く様は、大好きな『サボテンブラザーズ』を彷彿とさせます。それに主演の哀川が素晴らしいです。この役に惚れているのが伝わってきます。彼が理想とするであろう“本当にカッコイイ大人”を好演していました。自分も仮面ライダーやウルトラマンで育った世代。そしてお父さんでもあります。主人公の悲哀に感じるものがありました。ただし、残念なことにツマラナイのです。テンポが合わないとしか言いようがありません。気持ち的にはもう少し高い点数を付けたいのですが、コレくらいで勘弁してください。[DVD(邦画)] 6点(2008-01-19 21:19:55)

1392.  偶然にも最悪な少年 《ネタバレ》 現代の“壊れた”若者を、市原と中島美嘉が好演しています。2人に共通しているのは、「生」への執着が感じられないこと。生きている者が嫌う「死」=死者に対して、恐怖を抱いていない。傷つけられることを恐れていないから、平気で他人を傷つけることが出来る。通常このケースでは、経験不足からくる未熟さが原因になっている場合が多いと思います。死が身近に存在しない、そして痛みを知らないから無感覚でいられる。若者にこういう症状が見られるのも頷ける。しかし市原の場合は違う。彼は深く傷ついています。傷つき過ぎたが故に感覚が麻痺している。彼の心が壊れたのは、壊した人がいたから(だから、彼を壊した世間が悪だとは思いませんが)。しかし希望はあります。旅の間、2人は見違えるように活き活きとしていました。旅に目的があったから。そして自分を受け入れてくれる人がそこに居たから。壊すのも人なら、治すのも人なのだと思います。ただアクが強い映画なので、好き嫌いはハッキリ別れそう。自分もスキかと聴かれると正直答えに迷いますが、青春映画として、ロードムービーとして悪い映画ではないと思いました。[DVD(邦画)] 6点(2008-01-14 19:54:34)

1393.  エイリアン 《ネタバレ》 2を観た後に本作を鑑賞しました。率直な感想は「地味」。アクション大作の続編と比べれば派手さが無いのは当然のこと。でもサスペンスとしても今一歩と感じました。フィールドは貨物船内。一応、密室劇の体裁です。限られた空間による閉塞感がサスペンスの質を高めます。でもピンときません。広いっちゃ広いし、狭いっちゃ狭いような。どの程度の広さか実感出来ないのがツライ。それでも、エイリアンが幼体のうちはいい。何処へでも隠れられる。いつ顔に張り付かれるか分からない恐怖と緊張がある。でも成体サイズになってしまうと話は変わる。潜伏場所は限られるし、第一見つけ易い。さらに“傷つけずに捕獲する”という魅力的なミッションを放棄せざるを得なくなる。遠足は準備が楽しいように、怪物は姿を現すまでが勝負。敵を確認できない状況で焦らして欲しいと思いました。すなわち“溜める”ということ。各エピソードの溜めが不十分で、流されていく印象を持ちました。自爆装置起動から脱出までの10分間。時間制限は緊張感を煽る最高のスパイスです。でも主人公に危機らしい危機は訪れない。エイリアン逃走~宇宙船自爆までが淡白に感じられました。ここまでで観客をお腹一杯にさせてこそ、最後の直接対決が活きてくるかと。もっとも、世界観の構築や各種設定はお見事です。素材はピカイチ。続編を作って正解でした。本作単独なら6点。この後続けて『エイリアン2 完全版』を観たのですが、(失礼な言い方かもしれませんが)その序章としてなら7点で。[DVD(字幕)] 6点(2008-01-11 18:31:05)(良:3票)

1394.  酒井家のしあわせ 《ネタバレ》 言った瞬間に「しまった!」と気付く失言。認識不足や思い違いからくる判断ミス。ちっぽけなプライドが邪魔をしてしまうこと。人生は“失敗”と供にあります。後悔しない日なんて無いくらい。心の傷、しこりになってしまう事も多々ある。重なると大変です。だから消化が必要。ユースケの消化方法は、笑化することでした。笑い飛ばしてしまおう。家族には不評のようですが、これがなかなか効果的。酒井家のしあわせの秘訣だと感じました。どうやらこの秘技は、息子にも受け継がれた様子。彼は失恋を引き引きずらずに済みそうです。(いや、やっぱ引きずるかな。スゲー可愛かったし。)誰でも経験するような、身近なエピソードの数々。ユースケの病気にしてもそう。お泣頂戴オチではありません。お話は悪くないと思いました。ただ物足りないです。映画としての味わいに欠けるというか。その理由を考えてみると、友近に行き着きました。彼女の演技は決して悪くありません。真摯に役と向き合っており、好感が持てます。でも、シチュエーションコントに見えてしまう。イロモノのイメージは絶大です。(それだけお笑いとして優れているということ。)彼女だけでなく、多くのお笑い芸人が俳優のポテンシャルを備えているのは明白です。キャラに付いているイメージを考慮した配役で、どんどん活躍して欲しいと願います。ただ本作の場合は、ミスキャストだと思いました。[DVD(邦画)] 6点(2008-01-09 19:43:03)

1395.  生きてこそ 《ネタバレ》 極限状態で迫られる選択。「あなたなら生きるためにヒトの肉を食べられますか?」この問いかけは、冒頭の生存者独白シーンで既に回答されています。「その状況になってみなければ分からない」。実際そのとおりだと思う。凄く葛藤するのかもしれないし、簡単に腹をくくれる気もする。自分なら多分食べますが、本当のところ分からない。本作の登場人物たちは、比較的アッサリこの難問に答えを出します。これがとてもリアルに感じられました。それが「実話」としての強みです。しかしこれは一例。今回の遭難者は最初からグループとしての機能を有しています。主義信条もそんなに変わらない。一つの結論に辿り着き易いと思う。もしこれが一般の旅客機だったらどうでしょう。人種、宗教、置かれている状況が違えば、おのずと選択も違ってくる。餓死を選ぶ人、自殺を選ぶ人、死を覚悟で山を降りようとする人、ただただ神に祈る人。いろんな行動、選択があっていい。どれが正しくて、どれが間違いという問題ではありません。それが人間である証だと思う。いみじくも誰かが言っていました。「人間であるうちに…」と。人間だから悩むのです。そこに踏み込んでいないように感じました。心理描写が淡白でした。関係各位への配慮も当然あるでしょう。実話としての強みもあれば、逆に弱みもあるということ。生きることへの素晴らしさを説くことに、もちろん異論はありません。でも楽な着地点を選んだ(選ばざるを得なかった)ようにも感じます。本作については、“完全フィクション”というアプローチでも良かった気がします。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-27 19:38:45)(良:3票)

1396.  ブリジット・ジョーンズの日記 《ネタバレ》 周りの人たちは彼女に諭します。「もう時間が無いのよ」と。チクタクチクタク時計の針真似。デリカシーを欠いています。というかバカなのでしょう。ただ、言っていることは間違いではありません。主人公は30代前半。もし出産を望むなら、そろそろ本腰を入れなくてはヤバイのは事実。彼女自身がその事を一番承知しています。だから禁酒・禁煙・ダイエット。自分を磨く必要性を感じています。感じてはいるけど、そう簡単には行きません。彼女を「努力が足りない」と切り捨てるのは簡単なこと。だけど、みんなが立派なわけじゃありません。努力が空回りすることだってよくあります。彼女の境遇に、そして性格に親近感を覚えるのは自分もダメ人間な証拠でしょう。本来ブリジットは賑やかしの脇役か、エキストラ程度のキャラ。だけど『自分自身』という物語では、誰もが主役に違いありません。人の数だけ物語があります。勿論ラブストーリーだってそう。少々浮世離れした展開ではありましたが、こんなドラマがあっても構わないと思いました。ただ、個人的にはもうちょっとヒロインに頑張って欲しかったというのが本音です。タナボタ的に幸せが転がり込んできたのがちょっと不満(もっとも、努力が報われるとは限らないところが、恋愛の妙ではありますが。)文字通り「果報は寝て待て」で得た幸せ。そういうパターンもあるでしょうが、極めてレアなケースかと。真似せぬが吉だと思います。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-25 19:16:53)(良:1票)

1397.  翼のない天使 ディス・イズ・シャマラン。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-21 12:32:04)

1398.  M:I-2 《ネタバレ》 「監督が変わるとこうも違うものか」それが第一印象。アクションに特化し、見た目に派手。監督の色も強く出ています。ただ大味でした。後半の主軸は、制限時間内に彼女にワクチンを注射するということ。そのためにイーサンは腕時計をセットしている。にもかかわらず、その時計を一度も見ないなんて。監督の興味はひたすらアクション。それも格闘アクション。銃があるなら使えよと思ってしまいます。個人的にはもっと頭脳戦も観たかった。ミッション中、プロが安易に色恋沙汰に落ちてしまうのもいただけません。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-16 20:12:24)(良:1票)

1399.  どろろ 百鬼丸VS化け物の戦いをカタログ的に見せたこと。大河ドラマにしてしまったこと。この2点に問題があると感じます。所詮2時間程度で語るのはムリな話。「この1作で完結でもいいけど、出来れば続編も作りたい」そんな思惑が見え隠れ。それでは中途半端になるのも道理です。完成度が高くない以上、評価が芳しくないのも仕方が無いと思います。ただ、良い部分もありました。化け物の造形は悪くありませんでしたし、立ち回りも予想より上でした。(でも百鬼丸のキメポーズはダサイです。)原作は原作。アニメはアニメ。映画は映画と割り切って、バトルエンターテイメント色を打ち出すのもアリだったかもしれません。[DVD(邦画)] 6点(2007-12-08 18:34:18)

1400.  口裂け女 《ネタバレ》 殺しても死なない理由。口が裂けているワケ。「わたし、キレイ?」の意味。ディテールを活かしたストーリー化はお見事でした。荒唐無稽な設定に、如何に意味を持たせるか。それが都市伝説の醍醐味でしょう。こういう“こじつけ”は好きです。口裂け女は、そもそも小学生向けの与太話。子供の被害者は必然でしょうが、予想以上に直接的な表現を多用していたことに驚きました。ホラー・スプラッタでの暗黙の了解「幼い子供は虐殺されない」が反故にされています。正直観るに耐えませんが、そこを回避してしまうと腑抜けたホラーになってしまいます。これくらいが、ギリギリのラインでしょうか。サトエリの顔は梅図かずおマンガのキャラのようで怖かったですし(コレ褒め言葉です)、口裂け女の造形もなかなか。ただ結末はしくじったと感じます。ゴールが明らかに見えているのに、そこへ向かわないのは不自然です。ラストシーケンスでのサプライズ用にネタを残しているのが見え見えでした。オチはしっかり付けた上で、次の展開を考えれば良かったと思います。第2の口裂け女にあの人はピッタリですしね(コレも褒めてます)。終盤こそ、グダグダだったものの概ね満足しました。ジャパニーズホラーとして標準以上の出来と考えます。それだけに「半分笑ってやろう」くらいの気持ちで臨むと痛い目に合うかもしれません。あと子供は観ちゃダメ。[DVD(邦画)] 6点(2007-12-05 19:11:30)(良:1票)

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