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プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1581.  追跡者(1998) 「逃亡者」のトミー・リー捜査官人気を当て込んで作ったスピンオフであります。二匹目のどじょう狙いという水準を超えた”ちゃんとした”作りです。ジョーンズ捜査官とそのお仲間のキャラクターが生きている分、会話が小気味良いので物語は凡庸だけどそこそこ楽しめます。出オチの着ぐるみにも笑ってしまったし。違う見方をすると、手垢つきまくりなストーリーにこれだけの脚本を書けるというのは米国エンターテイメント界の底力をも感じさせます。 引っかかるとすれば、イレーヌがきれいで品がありすぎなので、とてもスタバでパートやってる部類に見えないということ。サンドラ・ブロックあたりならぴったりだとは思う。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-07-22 23:28:50)《改行有》

1582.  バード(1988) 伝記映画は娯楽になりづらいものだけど、これはまた渋いことこの上ない重厚さ。 チャーリー・パーカーの名前は知っています、程度のワタシのような初心者の入門編ではないことは確か。 語られるエピソードは断片的で、説明も特に無い。著名なミュージシャンであるから、分かる人は「ああこの話ね」となるのかもだが。 ちょっと場違いな所へ来てしまったな、というのが正直な感想。F・ウィテカーの仕事が大変な努力の賜物であろうことは想像に難くありません。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-07-10 23:35:46)《改行有》

1583.  残穢 -住んではいけない部屋- 《ネタバレ》 こけおどしを一切廃してリアリティ追究型に徹したジャパニーズホラー。鼻白むような演出はあまり無く、しんみりと怖い。でもいかんせん地味。 橋本愛が終盤に「自分が何を追っているのかわからなくなりました」と言っていたけど、うん私はソレもっと中盤から感じていたよ。遡ってゆくうちに場所も変われば怪談の「肝」の部分も変わっていっちゃって、炭鉱事故のくだりではもはやたくさんの赤ちゃんはどこへやら。これがリアリティと言われればそれまで。うーんでも正直怖がりたくて観に来たわけですから、もうちょっと盛り上げてほしい気もする。[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-05-16 23:58:18)《改行有》

1584.  脳男 《ネタバレ》 適度にグロテスクな内容といい、眉目秀麗な俳優起用といい、ダークな世界観に惹かれるティーンエイジャー向けの映画です。いい大人が「ほう」と唸るモノでは決して無いんだけど、漫画が実写化されたかのようなそこそこの安っぽさ~例えば所謂「豪邸」の画ヅラとか、爆弾が大病院のあちこちに配置されているくだりのあまりの手際の良さとか、主人公がキラキラしすぎて目が潰れそうだとか~、そういうのに慣れるとけっこう楽しめます。 冒頭では甚だ怪しい脳男氏の立ち位置が微妙に変わってゆく変化球的な展開は意外だったし、死を裁決することへの逡巡といった問題まではらんで、制作側は大真面目です。ラストの松雪逆転負けのエピソードはぴりっと締まって良かったと思います。 なんといっても生田斗真がこの「実写化」テイストの作品にぴったりです。このキャラクターは演技力は要求されないわけで、つまり容姿のみでキャスティングされたであろう彼。「俺は本格俳優になりたいからこんなのはやりたくない」と生田サイドが言わなくて本当に幸いでした。 「まあ俺は賑やかしだから」と判断しての江口のがちゃがちゃうるさい芝居と、いつでも大河風の本格演技を持ち込んじゃう松雪が、どちらもどうも互いにしっくりこない上、映画からも浮くのが惜しい。ふみちゃんも肩に力入りすぎ。[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-22 23:55:27)《改行有》

1585.  暗くなるまでこの恋を 《ネタバレ》 サスペンスが好きです。なので、導入部の”ほんとの嫁じゃない疑惑”らへんは、とてもそそられました。掴みはOK、です。 けれど、意外や話は失楽園へと突き進む。ちょっとがっかり。そりゃドヌーブは素敵ですけど、社会的地位や生活の糧を投げ打ってまで彼女にのめり込む、というにはベルモンド、やや「狂ってる」感が足りなかった。とはいえ、彼のそれまでの男っぽいイメージを覆すような「女に振り回される」弱さがチャーミングにも感じられ、ああこれはアラン・ドロンにはできない芸当だろうなーと発見できたりもしました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-19 22:59:53)《改行有》

1586.  冬のライオン 《ネタバレ》 とにもかくにも熱のこもった台詞の応酬が見どころ。いかにも舞台劇っぽい。独特な言い回しや言葉の多さ、役者はやりがいのあることだろう。 しかし映画は舞台と違って、表情のアップだとか過去の映像だとかその場面の空気や天候に至るまで、観る者に送られてくる情報量が多いのでのべつ幕なしにしゃべる必要があまり無い媒体であります。なのでえんえんと夫婦の口げんかが続く中盤などは飽きがきてしまった。 時は1183年、プランタジネット朝初期の王ヘンリー二世の家庭内不和のお話。家族なのにのっけから険悪な雰囲気だが、その原因・詳細は語られずけんかしっ放しで話が進む。同じネタで繰り返し諍っているので「この人たちは言葉で罵り合うことでストレス発散しているのでは?」とも思う。ラストに至っては塔に戻る王妃を見送る王も、送られる妃も何やら晴れ晴れと手なんか振っちゃって、好敵手に対して「一旦休戦す」の趣き。ほんと英王室ってけったいやなーと思った次第であります。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-17 00:28:01)《改行有》

1587.  コップランド 《ネタバレ》 おお、スタローンの評価が二分されている。私は評価組の方です。もっさりと鈍重な感じ、彼はいつでもロッキー・バルボアなんですが、この作品においては周りをキレッキレの演技達者で固めているので彼の”使えない”感が際立ちまして、それこそがこの田舎警官キャラに求められている資質なのですな。 お偉いさんのハーヴェイ・カイテルはキレ者でおっかないし、つるんでるレイ・リオッタは安定の小賢しさ、チョイ役デ・ニーロには溢れんばかりの有能さを見せつけられて、ああS・スタローン立ち尽くすのみなのだった。 追い詰められたあげくキレる終盤の、やみくもに突き進む姿は手負いの牛にようでやっぱり重たく、いやスタローン適役だったんじゃないでしょうかね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-11 23:58:51)《改行有》

1588.  ブラッド・ワーク 老いても頑張るイーストウッド、心臓移植を受け、現役はるか遠くになっても自ら捜査に回り、銃をぶっ放してベッドシーンもこなす。あっぱれなじいさんである。 お話は大きく驚かしたり大どんでん返しがあったりグロテスクだったりしない。ほぼ標準クラスのサスペンス。こぢんまりではあるけど、イーストウッドファンは満足するでしょうし、J・ダニエルズが無害キャラをさらりと演ってて巧いです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-30 00:47:43)(良:1票) 《改行有》

1589.  フローズン・グラウンド 《ネタバレ》 単純な話のわりにわかりづらい。時系のいじり方が上手じゃないし、まず過去映像には主演女優のと違うタイプの女優を使うべきだ。そっくりに見えて、混乱に拍車がかかった。 シリアルキラーものだけど、犯人は早めに拘束されてしまう。もう事件は起こらない、さて尺をどう埋めようか。というわけでシンディを何度も無意味に逃走させたり、風俗業界の怪しげな連中を無理やり引っ張り出さざるを得ないわけだね。 犯人は捕まったが口を割らない。ここがN・ケイジの見せ所だと思うのだけど、これまたニコラス何にもしてなくない?見せ方弱いなあ。あのダミーのブレスレット、もっと上手く使えばいいのに。キューザックが取り乱して「そんな所から発見されるわけない」と口走るのを待ってたんだけど。 とはいえ、キューザックの抑えた表情や振る舞いはまさしくサイコ野郎の不気味さを感じさせるし、N・ケイジはいつものことながら「弱者の味方」をさせるとあの一生懸命顔がとてもハマって、二人を見てるだけで時間はつぶせる。この脚本には勿体ないキャスティング。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-03-10 23:13:35)《改行有》

1590.  ウォーリアー 《ネタバレ》 戦地でトラウマを抱えた弟、金銭に困窮している物理教師の兄、元アル中にて二人の息子と疎遠の父親と、それぞれにちょっとドラマを背負わせすぎじゃないでしょうか。どの人物の背景もせいぜい六割程度しか紹介されず、あとは観る者に想像してくれと言ってるみたいだ。トム・ハーディのエピソード1本で映画一話作れそうな厚みがある。にも関わらず、戦死した同胞との過去話はまるっとカットしておいて、だから彼はこんなに苦しんでいるんですよ、分かるでしょう?と言われた感じがする。 あんなに兄弟仲が悪い原因も、口頭で説明されてしまう。「兄貴は来てくれなかった」「俺とお袋は苦労した」そうだろうけども。 想像にお任せされた分、あまり共感するツボが見つけられなくてラストに感涙にむせぶってことはできませんでしたな。一教師がワールドチャンピオンに勝ててたまるか、って基本つっこみは置いとくとしても。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-21 00:31:35)《改行有》

1591.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 コーエン兄弟にしてはアクの少ない”普通の”西部劇を作ったものですなあ。やたら委員長的な女子をヒロインに据えているせいか、はじけっぷりは今ひとつ。お尋ね者を探しに訪れた小屋での緊迫感あふれる一幕はさすがです。あそこが一番印象深い。 個人的にヒロインがあまりタイプではなかったけど、J・ブリッジスとM・デイモンの見事な化けっぷりが楽しかった。マットはまたも新たなキャラクターを自分のものにしてて上手いですねえ。ブリッジスもマットと競って二段階くらい引き上げてもらってるような感じ。 もう少し話に乗れたらなあ。結局女の子は足引っ張ってるじゃん?そりゃそうだろう。力の無いティーンの女子が西部で何ができるというのか。あなた、無法者のおっさんを追うなんて無茶は保安官に任せて、残された母と弟妹の世話に戻るべきなのでは?店主の厚意で馬のお金も手にできて、大変ありがたいことですよこれは。・・などと思ってしまったのでこれは映画鑑賞の姿勢としては、やや失敗だったのでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-18 00:29:41)《改行有》

1592.  ボーグマン 《ネタバレ》 じわーと粘着質な気色悪い作品。観終わってももやっと不快感が残るジャンルものは大抵そうだが、これも”ボーグマン”なる連中が何物で最終的に何を企んでいるのかははっきりさせずじまい。冒頭に宇宙人を臭わせる一文が入ったけど、あれ要らなくない? 人の夢を操作できるとか、超人間ぽい技もあるけど庭師夫婦殺害のくだりはやたらと手間がかかってアナログ。あのペースでは地球侵略などは時間がいくらあったとしても難しい。 死体がベッドにうつぶせで並べられ、バケツセメントで頭部を固められて湖底に沈められる場面をはじめ”えげつない”シーンが多い。少女が石盤で重症人を撲殺、とか。 乗っ取られる家の主婦が美人でなく、ごく一般人な容姿なのも妙にリアルでえげつな感アップ。この奥さん、悪夢を見たからといってとび起きてすぐ隣の夫を攻撃するって・・、無くないですか?二回もあったんだけど。自分の夢だし自分にビビるとこではと思うんだが。 さらにアイツらなんで森に帰るんだろ。せっかく豪邸を乗っ取ったのに。 と、いろいろと気が合わなかったんだけども、このねとーっとした雰囲気はそれなりにオリジナルのジャンルを確立してはいると思いました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-03 00:06:32)《改行有》

1593.  フッテージ 《ネタバレ》 ホラーにビビらない年齢になったけれども、そんなワタクシでも冒頭のフィルムの描き出す様相は大いにぞっとするものがありました。なんでしょうね、あのざらついた素人撮影な映像の怖さは。直に「悪意」を伝えてくるから気分悪いのでしょうか。この手の悪意撮影フィルムが他に何本も出てくるんだけども、独特の手ブレとかほとんど編集なんかしてないよ的な”ガチな感じ”が大変胸糞悪い。 ですから、せっかくひたひたとE・ホークが精神的に追い詰められる展開なのに”わっ”と驚かし演出で子供らのユーレイが出てくるのにはがっかりしました。青白ーい顔で表情暗い「いかにも」な平凡幽霊のせいで、ありがちホラーに下がってしまった。あんなにはっきりと歴代の”あっち側”チルドレンを出したいのなら、せめて最後の犯人明かしの場面で良いのではないでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-22 00:48:17)(良:1票) 《改行有》

1594.  名探偵登場 お話の内容よりも、二ール・サイモン脚本の洒脱さと各キャラクターの存在感合戦が印象に残る一本。 そうそうたるネームバリューの名探偵たちがぞろぞろ出てくるので、詳しい人ほど楽しめるかと思いますが、それほど元ネタに詳しくない私でも、とぼけたギャグの数々やギネスやセラーズの怪演ぶりなど、そこそこ楽しかったな。 ストーリーはミステリーとしてきちんと構築されたとは言い難いというか、そういう作品ではないので、ゆめゆめオチには期待なさらぬよう。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-11 00:23:11)《改行有》

1595.  バスキア 《ネタバレ》 それにしてもなんという豪華な顔ぶれでしょうか。知らずに観始めたらあの人もこの人も出てる、という驚きが先に立っちゃった。もう主演クラスだらけ。みんなバスキア好きなのかな。ウォーホール役をD・ボウイに当てたのは、すごく良いところに目をつけたなあと感動すら覚える。あの真っ白ザンバラヘアーを乗っけただけで本人憑依したみたいにそっくりだ。そしてボウイ氏の演技も上手い。器用な人だ。 と、役者はずらりと実力者を並べたけれど、肝心の話はどうかというとこれがいまいち。売れっ子になって有名税を払うことに戸惑い、疲れるバスキア。群がる画商たち、疎遠になる友人ら。とまあ、こういう事象は一般人の私らにも想像はつく。その「容易に想像できる」範囲を超えてバスキアの物語を紡いでくれているわけではないので、どうにも退屈だ。ウォーホールや、先輩画家との交流の内訳は関係者らが語ったものだろう。バスキア本人がどう考えていたのか伝わらない。 オーバードーズで亡くなった、という事実から「友人を失って孤独だったに違いない」と決めてかかって作ったみたいな脚本に、ちょっとそれってどうなんだと思った。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-07 17:49:07)《改行有》

1596.  間宮兄弟 《ネタバレ》 原作と映画作品を比べる必要は無いと思っているのだけど、こうも読後感と鑑賞後感が違うと何故だろう、とつらつら考えるはめに陥ってしまった。キャスティングを初めて聞いたとき、佐々木と塚地はぴったりだ、と思ったのでなおさら。 映像化された方は、ファンタジー感が強い気がする。原作の人物がちゃんと21世紀を生きる人物像なのに対し、これは森田監督の30年古い演出のせいなのか、現実離れしたお話になってる。二人暮らしなのに横並びでフルーチェ食べてる姉妹の画とか今さらだし、「一生懸命作りました 買ってください」とクリスマスケーキを売る喫茶店の二人とか、今は予約でしかクリスマスケーキは売らないよなあと変な感じがした。細かくてやな観客だけど。フルネームで不倫相手を呼ぶ、その感性もちょっとずれてないかい。 そしてミもフタも無い言い方をしてしまうと、女優がみんな美人すぎる。あんな姉妹は現実離れの極みじゃないか。[DVD(邦画)] 5点(2016-12-04 17:48:12)《改行有》

1597.  オオカミは嘘をつく 《ネタバレ》 ”タランティーノが絶賛”という宣伝文句から察すればよかったなあ。ワタシは基本タランティーノ作品は好きだけれど、タランティーノの亜流作品はバイオレンス描写が露骨でユーモアがないものが多い。今作もそんな感じ。 タランティーノの血しぶきはドライで、話を盛り立てるための小道具。亜流群の場合 わざわざ拷問の場面を痛々しくリアルに描くことに何の意味があるのかなあと思う。人物たちの無駄話。タラ監督にかかるとウィットに富んでいてキャラ説明も兼ねる。だけど今作の、眼鏡と親父の会話とか、ケーキを焼く時のコミカルな音楽は笑えない。作品の一貫性を壊すようなズレた演出に感じてしまう。 あと馬に乗ったアラブ人、インパクト強すぎなわりに何の役割も振られていないのかね。そして、監禁オヤジが40代って。スルーしようと思ったけど・・、いやあの容貌でそれは無理でしょやっぱり。60代でしょうが。実父と親子に見えないぞ。なんであの役者さん使ったの。ラストのオチよりびっくりした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-26 18:04:27)《改行有》

1598.  大統領の料理人 《ネタバレ》 仏大統領直々のご指名を受けた女性料理人というキャリアは二人といないおいしいネタだろうに。他の厨房スタッフたちと喧嘩しました、という他にエピソードはなかったんだろうか。 ミッテラン大統領は(劇中の役者さんとは似ても似つかず)魅力的な人物だったのは有名ですから、彼女も頑張ったのだろうとは思うけれど、実際大統領とどれほどの接点があったものやらこちらを納得させるだけの描写も少なく、しかも2年で辞めている。女が男の仕事場で働くことの困難という視点からも掘り下げが浅い。 180度環境の違う南極料理人をやっているという現在の意味もちゃんと描かれていない。「彼女は話したがらないから」じゃねえよ。それじゃ映画になんないだろうが。そんならTVクルーはますます不要。 文句ばかり言いましたが、料理はどれも見事に美味しそうに撮れていた。ここらへんはさすがフランス。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-16 01:10:07)《改行有》

1599.  寒い国から帰ったスパイ うおぉ、渋い。激渋。ル・カレぽい。愛嬌含有率0%のリチャード・バートンの佇まいも、非情に過ぎるラストシーンも、まあ悪くないんだけどなんかこう、もう少し映画的な色気とか華やぎが欲しい。女優もぱっとしないし。 モノクロの中、仏頂面のおっさんたちが淡々と役割をこなし、音楽の盛り上げも無縁でこちらの体調によっては眠くなる。とにかく暗い・重い・渋い。この重力で眠気に引っ張られないコンディションでの鑑賞をおすすめします。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-09-23 00:51:53)《改行有》

1600.  リアリティ・バイツ 《ネタバレ》 90年代のニュージェネレーション世代ってこういうこと?あんまりぱっとしない連中だなあ。70年代のヒッピーのように思想に突っ走ることもなく、80年代の「レス・ザン・ゼロ」の金持ちコドモのようにクスリとパーティに溺れることもない。自信過剰で口ばかり大きいことを叩くけど、”現実は厳しい”ので就活の傍らバイトで糊口をしのぐ。ドラッグは忌避するけどセックスにはゆるく、エイズ検査の結果が気になって怖くて仕方ない。 というわけで、あまりドラマ性の無い薄味な若者たちである。極端なエピソードや事件が無いのがリアルっちゃリアルだけど。 リアルで近しいからこいつらが好きかと言われればそうでもないかな。ウィノナの下半身もゆるいしバイト先でのキレ方も爽快ではないし男二人天秤にかけるし。 ただもうウィノナ・ライダーという女優のピーク時の輝かしさ、その白目の驚くほどの綺麗さでこの映画はもっている。 気の利いた台詞に多々助けられているイーサン・ホークは随分得をしているな。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-09-13 00:19:59)《改行有》

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