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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  悪魔の棲む家(1979) 《ネタバレ》 この作品で、一番印象的だったのは、ちょっと霊感のある人、神父だったり、叔母さんの修道女だったり、同業者の妻だったり、来る人来る人が皆、「この家は嫌」と言って去っていくところだった。「家」というものが、ただの箱ではなく、息づく所だという印象が強く残った作品だったことですね。ホラーにしては、ビックリするような展開(霊的映像が出たり、血が吹き出すとか)はないし、クライマックスは、今見ればいかにも陳腐ではあるのだけど、悪魔的な絡みは、リメイクよりも面白かった。1973年に製作された「エクソシスト」では、教会は悪魔祓いの許可を出すけど、本作は出していないし、助けようとした神父は、廃人同様になってしまう。何より、終盤、親父の頑張りが、いい。何だか、訳の分からないヘドロのような溜め池がまた陳腐だけど、変に理由付けしてないところが、「悪魔の棲む家」をリアルにしてた。リメイクと比べれば、実話っぽいドラマとしては、こちらの方が厚みがあるかも。ただ、やっぱり、当時の作風としては、限界があるので・・。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-08-09 01:28:59)

2.  宇宙戦艦ヤマト 《ネタバレ》 当時、ゴールデン・タイムのゴールデン番組が「アルプスの少女ハイジ」だったにも関わらず、本作TV版の第1回目からこっちを見ていたのだから、自分の嗜好性が分かるなぁ。何はともあれ、当時のアニメ界で一世を風靡した作品であることは間違いないが、その世界観や技術がアニメ界をひっくり返すほどには、凄くはなかったと思う。遥か以前に、サイボーグ009や妖怪人間ベムなんかもあったし。ただ、オリジナル・アニメで、しかもSFで、連ドラのような長丁場の人間ドラマめいたものをやらかして、しかも成功したのは、これが初めてだったかもしれない。そして、いかにも実用型ロボットの登場。これは、ビックリ。R2D2ほどの活躍はしないけど、アナライザーの存在は、当時、それなりに新時代の風という感じを受けた。だって、アニメとはいえR2D2より先立ったもんね。確かに、本作の劇場版は、もろダイジェストで、本放送を見ていた者には「おいおい」という感も拭えなかった。が、当時のアニメ界ではこれが限界だったのだろう。ヤマトの教訓や轍を踏んで、サンライズ・アニメが隆盛し、「カリオストロの城」が生まれ、現在のアニメ文化に至るのだろうから。でも、礎を確固たるものにしたのは、手塚治虫氏なんだろう。それでもやっぱり、宇宙戦艦ヤマトであれば、叫びたい。「デスラー総統、万~歳!!」。アニメが科白に凝るようになったのも、これが走りかもしれない。[映画館(吹替)] 5点(2005-08-22 02:19:00)(良:2票)

3.  犬神家の一族(1976) 個人的には、私映画史の十傑には入るなァ。以前、怖いものは駄目だったのだ。脳裏に焼き付いて離れられなくなって、心臓が踊る。それでも当時、本作を見ようと思ったのは、他ならぬ石坂浩二が出ていたから。「天と地と」で上杉謙信を見た時から、初恋の役者さんである。で、結果は「十傑には入るなァ」である。冒頭から、物語へと入り込ませる緊迫感が、音楽と絶妙にあっているし、陰惨な殺人事件を予感させながらも、清々しいまでの自然美(これは市川作品の醍醐味のひとつなんですよね)、物語の流れを決して白けさせない笑い(息抜き)のタイミングの美味み、何より、市川ショットとでもいうのか、独特のカット・ショット。映画って、こういう風に作るんだぁと、変な言い方だけど「作られた映画」というのを実感した初めての作品だったような気がした。見る側の私が、その時、それだけの年齢に達したのかもしれないけど、冒頭の部分から、そういうショットが入っていたせいか、その後の展開も、怖いもの嫌い先入観を抜きに見られたような気がする。勿論、役者の力量も凄い。大好きなへーちゃんの魅力も余すところなく引き出してくれたけど、とにかく役者の使い方、撮り方が、上手い。特にベテラン陣の味わいを、深く、切なく、時に滑稽に引き出しているのは、凄い。個人的には、復讐劇の発端になる子供の人生を台無しにする菊乃母の怨念は頂けない(結局、財産目的かい)が、ベテラン陣の味わい深さが、作品中唯一の底の浅さ(あるいは浅ましさ)を、補って余りある。中でも、高峰三枝子の押し出し、声の深さは、若かった私にも鮮烈な印象だった。湖に木霊する、あの声は、今でも耳の奥に残っている。御亡くなりになったと聞いた時は、本当に残念だと思った。本作は、コマーシャルに乗ったミステリー・サスペンスで、決して文芸でも大作でもないが、ある意味、邦画に新風を吹きこんだ一作だったのだろうと思う。 10点(2004-07-14 22:59:07)《改行有》

4.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 公開した当時は、やっぱり衝撃的な作品だったよね。観た時の最初の衝撃は、やっぱり「パラライザー(って名前だっけか? ヤマトの)が実写で動いてる!!」ってことだった。ついに飛行までしちゃったけど、R2D2は今でも大好き。オープニングの後ろに流れる字幕も、ドーンとくるサウンドも、宇宙での戦闘シーンもライトセイバーの発想(今思えばちゃちかもしれないけど)も、当時は衝撃的だったのよ。でも、この当時は気にもしなかったけど、これも日本映画(黒澤作品)に影響されてるんですね。本作に限って言えば、変に手を加えられた特別編より、オリジナルの方が好きだな。覚悟の上で落下したルークが叫び声を上げるのはわざとらしいし、ハン・ソロのアウトロー的な魅力も損ねてるし。でも、何せよ、単純なストーリーのおかげで娯楽作品としては最高だと思うし、当時はほんとに衝撃的だった。10点(2003-10-22 00:21:58)

5.  八甲田山 いっつも見たいと思う映画ではないけれど、時々、思い出したように見たくなる映画なんだな。高倉健さんの格好良さは、まあ、役柄ということもあるけど、やっぱりこの人は、こういう格好良さが内側から滲み出てくる人だよね。でも、印象的なのは、遭難してしまう側の兵隊達の置かれた極限状態で、凍傷とか血尿とか発狂とか、そういうシーンが脳裏に焼き付いてるなぁ。ただ、そんな悲惨さの一方で、規律と礼節を重んじる高潔さとが絶妙なバランスを持っていて、とにかく妙に心に残る映画のひとつですね。9点(2003-09-25 22:51:30)

6.  四銃士 三銃士と同時に撮影、製作された、三銃士の続編。そのせいか、三銃士と比較は出来ない。ただ、三銃士より、お話がシリアスになる分、ちっと重い。コンスタンス、死んじゃうしね。でも、三銃士に比して、遜色もなければ、違和感もない。9点(2003-05-21 17:51:51)

7.  三銃士(1973) 大好きな作品のひとつです。軽快で颯爽としていて、豪快で愉快で、豪華で優雅で、そして色っぽくて妖しい。豪華過ぎるキャストは、それぞれの持ち味を存分に発揮している。ダルタニアンのマイケル・ヨークは夢と冒険心を両手に抱えた張り切り小僧って感じで凄く可愛い(この当時の若手イケメンは、このタイプだったんだな。マーク・ハミルっぽい感じ)。でも、なんといっても、フェイ・ダナウェイのミレディの悪女の魅力と、チャールトン・ヘストンのリシュリュー枢機卿の小面憎さは絶品。お貴族様と庶民との生活の差もきっちり描いていて、デュマの原作を全く損なうことなく見事に映像化している。以前、地上波で放送された時の吹き替えが見事に嵌まっていて、吹き替えのほうが好きという稀有な一作でもある。イ・ダナウェイ10点(2003-05-21 17:35:42)

8.  ワイルド・ギース 多分、「戦争の犬たち」と同じ年に映画館で観た作品だと思うが、先日、馴染みのレンタル・ショップに置いてあって、久し振りに見る機会を得た。が、「戦争の犬たち」よりも、やっぱり本作の方が印象的だったらしい。細部とまではいかないが、殆どおおまかなストーリーは覚えていた通りだった。軍事訓練や軍事行動、政治的な兼ね合いや裏切りが、本作の方がより鮮明だったせいだと思う。特に、マフィアのバカ息子に麻薬を食わせるシーン(ロジャー・ムーアだった)や、脱出の時に零れたひとりが「私を殺してくれ」と叫ぶシーン(あれは、リチャード・ハリスさんだったんだなぁ)は、印象的というか、衝撃的だったみたいだ。改めて見て、何げに凄いキャストだったことにびっくり。それに、リチャード・ハリスの子供役の子役(男の子)が、それこそ天使のように可愛かった。「白と黒の戦いが終われば、黒と黒の戦いが始まる。今のままではアフリカに自由はない」メッセージ性も強い作品だった。変に女が絡んでこないとこも、いい。けど、本作の「Ⅱ」が作られていたとは知らなかった。7点(2003-05-04 14:02:51)

9.  イノセント 当時、ヴィスコンティ・ブームの時、とにかくどっかのこじんまりとした映画館で観たんだな。ヴィスコンティの遺作であり、彼の遺作らしい作品ではあるんだけど、映画館を出た時、何だかとっても理不尽な不愉快さを感じた。今思えば、庶民の不愉快さだったと思う。「庶民が汗水たらして働いてるっていうのに、あんた達貴族はぁぁ!」って感じかな。でも、頽廃と没落の終焉にあった貴族階級のいやらしさに不愉快さまで感じさせた本作は、やはりヴィスコンティの遺作らしいのだろう。ジャンニーニの情けなさはムカツク程見事だったけど、赤ん坊を見下ろすジャンニーニの目は、狂気を孕んで、怖かった。そういえば、本作で初めて、「ボカシ」というのを見たんだった。けど、それが気にならないほど、ある意味、圧倒された映画だった。7点(2003-03-23 22:38:02)

10.  インターナショナル・ベルベット/緑園の天使 主演女優がテータム・オニールだったことだけしか覚えていないが、舞台は英国で、母親の再婚相手のお堅い作家の義父や母親との交流を、馬術競技を中心にして描いた家族愛の物語。本作中、お堅い作家だった義父が柔らかすぎる大衆小説を書いていると知ったテータムが母親に、「どうして、彼がこんなもの書くの!」と食って掛かるけど、逆に、「あなたが馬術を続けられるのは、その為に自分の節を曲げている人がいることを忘れないで!」と逆切れされるところが印象に残ってて、それが、テータムのトレーニング・コーチだかの「国民はメダルは歓迎するが、金は出したがらない」という言葉にリンクする。ラスト、自分の恋人に、「私の両親」と誇らしげに紹介するシーンで、実に爽やかに収束して、見終わった後、何だかほんわかして好きだったな。馬の動きが、とても綺麗だった。7点(2003-03-15 22:30:08)

11.  幸福の黄色いハンカチ 分かってるんだよね。さあ、泣け! さあ、感動しろ! っていう系統の映画だっていうのはさ。展開だって、思わず砂を吐きそうになるうざったさは、山田洋次監督の十八番じゃない?ってことはさ。それでも、しっかり感動してしまうあたり、やっぱり日本人。倍賞千恵子の光枝なら、貧しさの中で老いていっても、「永遠は長すぎたわ」なんて科白は絶対言わないなぁと、信じちゃうところが倍賞の味わい。桃井かおりのパッとしないダサさの味より、武田鉄矢の必死さが滑稽でいいなぁ。8点(2003-02-28 22:54:19)

12.  ジャッカルの日 アリステア・マクリーン作品がそうであるように、フォーサイス作品も、原作を超える映画は難しいと感じさせた一作であるが、フォーサイス作品は、「オデッサ・ファイル」や「戦争の犬たち」でも、全般、原作に忠実に描かれている。と、いうのは置いといて、とにかくエドワード・フォックスが、いい。石坂浩二の次に、個人的に惚れた役者さんである。クールでスウィート、ナーバスでタフ。勿論、ハンサム君だ。そして、初めて、人種的習慣の違いというものを知った作品でもあって、ヨーロッパ人でも、色々あるんだなぁと、初めて知った作品だった。8点(2003-01-23 23:12:39)

13.  家族の肖像 バート・ランカスターはアクション俳優だったんだよ、ということを知ったのは随分と後のことで、私の第一印象のランカスターは本作で、人生の晩年を迎えた老教授を演じた渋い俳優さん、という印象の方が強い。ヴィスコンティという監督は、ホントに女優さんを綺麗に撮る人で、シルヴァーナ・マンガーノの美しさはマジで綺麗。ランカスターの渋さとマンガーノの押し出しの強さ、二人の熟した演技の前にあっては、さすがにヘルムート・バーガーも色が褪せて見えた。それでも、最後、バーガー=コンラッドが爆死しちゃうところは、結構胸にくるものがあった。ある人生の斜陽、夢の挫折というテーマはいかにもヴィスコンティらしいけれど、どちらかというと「ヴェニスに死す」と同様、割りと淡々と物語を運んでいくので、「地獄に堕ちた勇者ども」や「ルードヴィヒ~神々の黄昏」などとは、ちょっと印象が違うかもしれない。8点(2003-01-15 23:14:04)

14.  ルートヴィヒ(1972) ヴィスコンティ映画に嵌まっていた頃、上演されていた岩波ホールにまで観に行った唯一の作品であり、今後もそんなことはないだろう。本作に限らず、ヴィスコンティ映画は、ある意味面白いが、楽しめる映画ではない。だが、ルキノ・ヴィスコンティ本人がイタリア貴族の末裔であるのを反映してか、旧体制が滅んでいく残照を描いて右に出るものはいない。本作は、その集大成とも言える作品であり、史実であるだけに壮大である。ルードヴィヒの狂気と頽廃を追いながらも、全編をセピアで縁取り、決して品格を損なうことがない。ヴィスコンティにはお気に入りの役者というものがいるが、ミス・キャストというものがない。ルードヴィヒのヘルームート・バーガーは無論嵌まり役だったが、当時、絶世の美女と謳われたエリザベート=シシィを演じたロミー・シュナイダーの気品ある美貌は、シシィ役を見事に表現して見せた。ただ、気軽に観られる映画ではない。観る前に、「よし、観るぞ」という覚悟はいるだろう。完全版では、4時間だ。美術監督の苦労が偲ばれる、小物に至るまでの調度やセット、気合いの入ったコスチューム・プレイは、圧巻である。8点(2002-11-11 01:04:01)

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