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プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  北の国から '84夏<TVM> 純の心の痛みと葛藤、正吉との友情と別れ、そして最後の心情の吐露、父との和解。今見ても色褪せない、少年の成長物語の最高傑作。[地上波(邦画)] 10点(2015-03-01 17:03:45)

2.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 この映画についてあれこれコメントするのは野暮だとわかっていながら 皆にわかって欲しくてダラダラと書きます。 まず、コレは野球の映画ではないと思う。。 野球は重要なアイテムにはなっているがひとつの手段でしかない。 これは冒険や奇跡を通じて自分の生き方を見つめ直す映画だ。 昔見たときは単純にいい映画だなあと思ったが、 調度主人公と同年代になってまた見ると少し見方が変わってくる。 主人公は母親が3歳で死に、男手ひとつで育てられる。 但し、思春期になり父親に反抗し、そのまま死に別れる。 36になって「何も冒険せずに年老いていった父親のように成るのが怖い。」 「何かをやるなら今が最後のチャンスだ」 という父への反発心から夢を求めて野球場を作る。 ここでは確執のまま死に別れた父に対する後悔はなく対抗しかない。 野球場は夢を果たせず死んだ人間達の天国となる。 主人公の冒険が奇跡を生み天国を創造したのだ。主人公は 旅を通じて父親に優しくしてやれなかった自分を後悔するが、 最後に野球選手になる夢・希望にあふれる若かりし父 が登場し、自分の挑戦が父の夢を実現していた事を知る。 会わせられなかった自分の家族を紹介し、 思春期に拒否していたキャッチボールをする。 で、死んでしまった若かりし父と交流する。 女性にしてみれば奥さんがあまりにも理解があって 男の身勝手な映画と思うかもしれない。 (「未知との遭遇」でダンナの冒険に奥さんが 呆れて家出するシーンがあるがそれが本音だろう) でもコレは中年男の冒険が奇跡を生み、皆の夢を実現し、 親の夢を実現する映画だという事を理解して欲しい。 幸い私の両親は健在である。出来る限り優しくしてやろうと思う。 この映画を見てあらためてそう思った。10点(2004-01-06 02:19:32)(良:1票) 《改行有》

3.  遥かなる山の呼び声 今までの人生でもっとも感動した作品。20年ぐらい前、中学時代に見た。これがどうしても観たかったのだが、リバイバル上映されないので、ビデオデッキとセルビデオを買った。よってビデオで観た初めての映画。観終わった後は震えが止まらず放心状態になった。デッキとテープで10万かかったけど、10万は安いと思った。その頃私は登校拒否をしており、毎日家にこもって、この作品を毎日2-3回見ていました。そういう生活が2,3ヶ月続いたので、200回ぐらいは見たんじゃないかな?何とか今までの人生をやってこれたのも、この作品があったからだと思ってます。心の支えとなってる映画です。[ビデオ(邦画)] 10点(2003-12-23 02:46:11)(良:4票)

4.  ニュー・シネマ・パラダイス 完全版を見ました。前半は「青年よ大志を抱け」ですが、肝は中年以降の展開にあると思います。過去の人生に「もし、たら、れば」は無いし、正解も無いと思います。だからどっち(仕事の成功か初恋の相手との成就か)がよかったかなんてわからない。トトは教会で出会った神(映画andアルフレード)に導かれただけの事でしょう。そういう運命だったんだと思います。ひとつ言えるのは、今の自分は過去の自分があるからこそ。これからの人生も、いろんな人に左右されるだろうし、映画のようにはいかないかもしれない。人生なんて思ったとおりになる訳が無い。とまあ、自分の人生の過程や結果を外部要因のせいにせず、そろそろいい大人なので、自分の人生には責任を持たないと、と思っているのですが・・・。9点(2004-10-17 06:27:56)

5.  いまを生きる 《ネタバレ》 (ラストを除いて)私が印象に残っているのは1番最初の授業。学校の記念館みたいなところで昔の写真が「今を生きろ」って語りかけてくる。私は旅先で○X記念館みたいなところに時々行くのですが、この映画を観て以来、○X記念館等で昔の古い写真を観る度に「人は皆死ぬ、今を生きろ」って語りかけてくるような気がしてなりません。 この先どうなるかなんで誰にもわからない。将来不安に怯えて自分のやりたい事を抑えたり、意に反する選択肢をとるよりは、今を生きた方がその決断やもたらす結果に後悔はしないだろうと思える。この教師の好き嫌い良し悪しは人それぞれあると思う。ただし、教師が皆画一的であるよりはいろんな先生がいた方がよいのでは?ダメなというか所属するシステムに適合しない教師は自然と淘汰されていくだろう。(生徒の嘘の証言によるが)この教師も結果的に学校を去ることになる。私はこの先生は好きだが、この学校としての自浄作用が働いたのではと思う。この教師を否定する事は生徒の選択肢の多様化を阻むものだと思う。最後は、自己の保身の為に好きな先生を裏切り嘘を付いた生徒が、今を生きようとして机の上に立つ。何度観ても鳥肌が立ちます。9点(2004-02-24 06:08:08)

6.  居酒屋兆治 高倉健の隠れた名作と言われる本作。中学生の時2-3回観にいきました。高倉健が脱サラして居酒屋のオヤジに。ひとつの男の生き方を示してくれます。主題歌も高倉健。加藤登紀子のカミサン役は意外性があるがこれが中々のモノ。そして居酒屋にあつまる客には様々なゲストが・・・。「人が心に思う事は誰にも止められない。」函館を舞台に様々な人生模様が繰り広げられる。9点(2004-02-17 01:45:16)

7.  夜叉 高校時代に観にいった。高倉健の久しぶりのヤクザもの。これが最終作品なのだろうか?高倉健・ビートたけし・いしだあゆみ・田中裕子、各々の役者の個性が見事に花開いている。男女の主演・助演がこれほど完璧にキャスティングされている作品は滅多にない。特にビートたけしが包丁を振り回し、高倉健が止めに入るシーンでの4人の絡みは必見です。9点(2004-02-17 01:28:53)

8.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 小学生の頃、独りで見に行った。ハンソロはどうなっちゃうんだろう?と心配した。当時は続きがあるなんてわからなかったし。ヨーダがどうしても偉大な戦士とは思えず今日に至る。9点(2004-01-02 00:09:29)

9.  野獣死すべし(1980/日本) 「こいつ狂ってるなあ」と思ったよ。圧倒されました。9点(2003-12-28 01:09:28)

10.  フットルース これを見てVWビートル買った人も多いのでは? 私にとってはケビンは青春スターなんですが すっかり悪役になってしまいましたなあ。 サウンドトラックは今でもたまに聞くのですが、映画よりも「スクールウォーズ」や「不良少女とよばれて」を思い出してしまうのは私だけでしょうか?9点(2003-12-23 19:38:16)《改行有》

11.  ハスラー2 《ネタバレ》 無鉄砲な若者と思慮深い大人という対比から、ポールニューマンがカモにされるというシチュエーション変化により展開が面白くなる。自分はツマラナイ大人になってしまったかな?と思うと共に、あらためて年を重ねる事の難しさも感じさせる。人は中高年になると「教育」や「育成」に関心を持ち始め、自分自身が何かするのではなく若者に何かさせようとする。肉体的な限界はあるだろうし「老いる」とはそういうものなのかもしれないが、いつまでもチャレンジ精神とプライドは必要なんだろうな。[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-02-04 12:13:40)

12.  炎のランナー 子供の頃に走るのが好きだったので、題名も漫画っぽいしスポ根系の「かけっこの映画」だろうぐらいの軽い気持ちで、海外で話題になっている事も影響して劇場に見に行ったらチンプンカンプンで、それ以来自分の中では難解な映画としてずっと避け続けてきた本作。今思えば、おそらく人生で最も背伸びした出来事だったように思う。 で、38年ぶりに再見したわけだが、第一次大戦後のベルサイユ体制発足という微妙な時期における国家とスポーツ、民族と宗教といった複合的なテーマを重厚に描いた歴史観や教養が問われる作品で、子供に理解できるはずがないし大人になった今でも理解できるのかどうかも怪しい。そもそも、オリンピックは民族の祭典とか平和の祭典などと言われてきたが、国威発揚を目的とする極めて政治的なイベントである事には今も昔も変わりはない。違いと言えば、商業主義的になった事と、スポーツなんてのは上流社会のやるものだったのが身分制が解体して平民でもレジャーとしてやるようになった事だろう。 また、国家と宗教(神)の問題もどちらが上下かというのは答えのない問題であり、我が国ではこの時期から一体化が強くなっていった事は周知の通りである。国家と民族の問題もある意味「単一民族」とされてきた我が国ではあまり問題にはならなかったが、昨今では名前にカタカナがあったり肌の色が違う有名選手が活躍し、時には差別や偏見も入り混じながら話題になるような時代にようやくなった所でもある。 作品としては実話がベースなのでやや淡白に話が展開していく所はあるものの、欧州の没落と新興国アメリカの台頭という雰囲気も感じられる中、青年たちの苦悩に想いをよせつつ、近代以降これまで歩んできた上記のような様々な問題を考えながら見ると、頭がパンクしそうなぐらい盛り沢山である事がわかる。 我が国は戦争でオリンピックを返上し、東西冷戦でボイコット(この時期に公開されたのも話題になった要因の1つだったのかもしれない)した国でもある。そして感染病で延期されたこのタイミングで再度鑑賞できたのも何かの縁かなと思ったり、38年の時を経て、この程度には作品が理解できるようになった自分の成長も感じる事ができる作品でもある。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-08-14 16:14:48)《改行有》

13.  E.T. この映画は子供向けなのか?大人向けなのか?子供の頃劇場で見て、学生の頃にTVで見て、大人になって衛星で(アニバーサリー版)見て、この度17年ぶりに再見。子供や学生時代は正直面白いとか感動した印象はあまりない。こんなの子供向けの幼稚な映画じゃん!という大人ぶったイキがった気持ちがあったのかもしれない。 大人になって見ると、子供目線と大人目線の両方で見る事が出来て、大人への不信感を理解できる大人という見方が出来るようになる。子供の純粋性というのは子供には理解できないし、純粋性を失った大人になって初めて理解できるものなのかもしれない。(ちなみに、子供の残酷性は残酷性を持った大人になって理解できるのかもしれない) そして更に年を取って見ると、大人目線の比重がより高くなる。大人と言っても多種多様で、子供に銃を向けてもいいと思う大人も居れば、子供は常に守るべき存在であると思う大人も居れば、子供の心を持ち続けている大人も居いるという事がわかってくる。たぶんスピルバーグもこの辺の逡巡があって、アニバーサリー版を製作したのだろう。他方、冷めた見方をすればストーリーはたいしたことないし、映像と音楽の一体化したパワーで引っ張っているだけとも言えなくもないが、映画を総合芸術と位置づけるのであれば、それはそれでいいのかもしれない。 今後さらに年を取って見る事があるのかもしれない。その時はどういう印象を持つのだろうか?映画は見る年齢や時代状況によって見方や解釈は変わる。子供の頃にこの映画に出会って、自身の成長と共に解釈を変えつつ一本の映画を見続ける事ができるというのはたぶん幸せな事なんだろう。だから「ここ何年間で最高の作品」とか「1年で一番の映画」といった評価は難しいように思える。そういう意味では稀有な作品であると言えるのかもしれない。[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-31 01:43:12)(良:1票) 《改行有》

14.  黒い雨 《ネタバレ》 戦車特攻で病んでしまった青年はどうやら原作にはない映画オリジナルの設定のようであるが、本作品ではキーマンになっている。2人の縁談が持ち上がった時の叔父・叔母の対応。「おいつは病気じゃないか!」という差別意識が、原爆被害者にもあるという描写には唸らされた。ラストで青年は車のエンジン音も気にせず矢須子を抱えて乗り込んでいく。ベタではあるが、ここに愛による人間の再生を感じた。で、コレ白黒だけど平成の作品なんだよねえ。当時は結構話題になったように記憶しているが、すっかり埋もれてしまっているのが残念。毎年放映すべき作品であると思う。[CS・衛星(邦画)] 8点(2019-09-12 01:55:17)

15.  ジャズ大名 《ネタバレ》 大政奉還から薩摩藩邸焼き討ちそして戊辰戦争。藩主は尾張から来ているというのもポイント。そんな中、尾張の徳川慶勝は西軍についてしまう。駿河の小藩の運命や如何に。という時代背景や地理的条件が理解できていないと、作品のオモシロさがわからないかもしれない。南北戦争に疲れた楽隊が混乱の幕末日本に流れ着く。世直し・信仰としての「ええじゃないか」と倒幕としての西軍の進軍ラッパ。そして非武装中立としてのジャズ演奏の見事な対比構造。刀・鉄砲の代わりに楽器を手にし、地下に篭って「勝手に戦争してろ!俺たちにはカンケーネー!」とばかりになんでもアリアリのドンチャン騒ぎ。これぞまさに「THE・自由」。結果、戦禍に巻き込まれる事なくメデタシ・メデタシ?ならジャズ大名は名君ってことに・・・。ずいぶん皮肉の効いた作品だなと思ったら、エンドロールで原作:筒井康隆とわかり納得。[CS・衛星(邦画)] 8点(2017-02-16 14:17:38)

16.  鬼龍院花子の生涯 《ネタバレ》 まず大前提として、ヤクザと侠客は違います。一応、鬼政は自称侠客。でも、ちょっと単純かつ天然系で、よく言えば純粋で正義感もある。だから労働組合とも愛称がいい。そもそも侠客って本来左翼的なハズだし、だから東映任侠モノは学生運動のヒーローだったわけだし、この組み合わせは興味深く感じた。もっと2人の関係を深堀してもよかった。侠客の娘が労働運動に傾倒する男の妻になるのは、ある意味必然であり、松恵が2人を繋ぐキーパンであるべきなのだが、この辺の関係性の描き方がちょっと弱かった。原作未読だが、どうやら松恵は狂言回しで花子をとりまく人々の物語という構成のようなので、松恵の父と夫の3人が軸とならずに、結果的にこうなってしまうのは仕方のない事ではあるが、脚本はもっと改変してもよかったのではないだろうか。が、夏目効果で映画がヒットしたという事は宣伝が上手かったのだろう。 役者は皆すばらしい(子役の仙道敦子も夏目雅子に引けを取らない)のに、花子役だけは受け入れ難い。どうにかならなかったのだろうか。今となっては本来中心人物である花子が空虚な存在感のない人物になる事によって、うまい具合に「花子をとりまく人々の物語」となっているとも言えるのだが、制作当時その意図があったのだろうか。実話をベースとした話のようだが、松恵の父と夫の3者3様の正義のあり方に信念を貫き通す事による滅びの美学もあるし、3人に関係するその他の人々にも人間ドラマを感じる事はできた。[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-02-26 13:59:19)《改行有》

17.  男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 《ネタバレ》 私は人生ってのは「出会い」と「タイミング」で決まると思っている。それだけ映画における出会いのシーンというのは重要に感じているのだが、冒頭の寅さんと片岡仁左衛門の出会いのシーンを見て、「こりゃ奇跡だな」と思わず呟いてしまった。 <追記>14年ぶりに再見。やはり冒頭の出会いのシーンはホレボレする。シリーズ屈指の名場面だと思う。寅さんはこれだけ粋でカッコイイ立ち振る舞いが出来るのに、マドンナ相手には逃げてしまう。そして、本作ではさくらに代わって満男が寅さんのサポート役になるわけだが、マドンナとは『北の国から』の親子じゃないか!で、「おまえもいずれ恋をするんだな、あーあ、可哀想に」という、その後を予見させる名台詞が飛び出す。しかし、寅さんは満男の前で自分の不甲斐なさに涙をこぼすという叔父さんらしからぬ行動をする。結局、寅さんは旅先では自立した優しく気ままな自由人ではあるが、柴又に帰ると家族に甘えてしまうある種束縛された依存的人間であるというコントラストをマドンナによって暴かれて指摘されてしまう事になる。ここまで寅さんの本性を曝け出させて鋭く見抜いたマドンナは稀有である。[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-04 02:10:38)(良:1票) 《改行有》

18.  男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 《ネタバレ》 東京下町の渡世人と大阪の芸者の距離感がたまらない。冒頭の出会いと別れの短いシーンでの、この対局する両者の粋と粋のぶつかり合いは見ごたえがあります。いい女が居たから声を掛けたものの、決してベタベタする事なく、名前も聞かずに「じゃあな」と去ろうとする寅さんにはシビレます。で、かろうじて名前だけ聞き出してしっとりと見送る松阪慶子には只者ならぬ風情を感じます。そして、心許せる寅さんにすべてを委ねようとする松阪慶子と弟の死で弱っている女には手を出さない寅さんの心意気。(このすれ違いが不幸な結果?をもたらすわけですが・・・)そして自分を振った男へのとらやでの決別の報告と、自分を振った(最初に振ったのは寅さんなんですが・・・)女を心配して訪ねる対馬での再会のシーン。冒頭からラストまでが一直線につながる無駄を一切排除した名作だと思います。 <追記>といっても上記で言い尽くしており、付け加える事は殆どないのだが、強いて言えば吉岡秀隆の鮮烈デビューかな。ボケとツッコミを一人でこなしており印象的。あとはマドンナ弟の死に直面した寅さんの配慮と落ち着きぶりには感動する。自分でもこういう態度は中々できない。人生の機微がわかる寅さんの真骨頂であると言える。松阪慶子は同じ水商売系の浅丘ルリ子や大地喜和子に負けず劣らぬシリーズでもTOPクラスのマドンナであると再認識。[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-08-20 03:50:38)(良:1票) 《改行有》

19.  ブルース・ブラザース 小学生の時、1人で観にいったんだよなあ。冒頭の所持品の「使用済み」で観客に笑いが起こったんだけど、小学生の俺は何が可笑しいのかさっぱりわからなくて・・・。そんな私も大人になりました。これ見る度にそう感じます。8点(2004-04-30 02:30:21)

20.  君がいた夏 《ネタバレ》 哀愁たっぷりの切ない映画だなあ。主人公は38歳。高卒時、父の死で野球を諦めるが、憧れの従姉のアドバイスでプロ入り。将来嘱望される選手になるがメジャー入り直前で挫折、憧れの従姉は2回の離婚そして自殺、高校時代のガールフレンドは離婚・子連れ出戻り。主人公は再び野球を始めるが、所属はマイナーチームの代打要員で、年齢的に選手としての未来は無い。それでも生きていかなきゃ行けない。20年前の希望に溢れるStealing Homeと、最後の哀愁漂うStealing Homeの落差。20年という年月経過の残酷さが、この中年のあがきとも言えるStealing Homeに凝縮されている。20年で何もかもが変わってしまったが、高校時代の友人達の変わらぬ友情に救いがある。8点(2004-04-07 21:16:46)(良:1票)

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