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1. 火垂るの墓(1988)
《ネタバレ》 とりあえず、清太がアホと言うしかない。
叔母さんは悪役に描かれているが、毎日妹と遊ぶだけで働きもしない清太に皮肉の一つや二つ言いたくもなるだろう。それにプッツーンして家を出る清太がアホ過ぎる。
私の記憶が正しければ、清太は叔母さんのところに居候してから、妹と遊んでばかりいる。叔母さんに文句言えた立場ではない。
その後の二人だけの生活も疑問だらけだ。清太が泥棒や盗んで食い扶持を得ているはずだが、急激に節子が痩せ衰えていくのは何故だ?
食べ物盗んでるんじゃないの?それに清太達にも配給はあったはずだがそれはどうした?!
父親は海軍大尉らしいが、父親のツテをどうして頼ろうとしなかった?知らないのなら、役所にでも聞けばいい。
軍人同士は意外に横のつながりが太く、誰かが救済処置を取ってくれた可能性も高い。
なんと言うか・・清太が妹思いだって言うわりには、妹のために奔走していない。14という年齢を差し引いても、あまりにも稚拙じゃないか?
必死になって、盗みでも、何でもすればいい。時にはプライド捨てて物乞いでもしろって。
しかも、最後になって「貯金下ろしてくる」とか言ってるし。いや、さっさと早く降ろせよ!妹、死にかけてるぞ?!
っていうか、お前、叔母さんトコ戻れって!頭下げて戻らしてもらえって!!
とりあえず節子が死んだ直接的な原因は、戦争のせいでも何でもなく「清太」のせいです。妹が死にかけてたらとりあえず叔母さん所に戻るでしょう、普通。4点(2004-07-27 21:16:54)《改行有》
2. 黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌
《ネタバレ》 これは・・・ドキュメンタリーやノンフィクションというよりも、オカルトホラースプラッターだと思います。確か731部隊についての詳細なデーターはアメリカにあるので詳しい実験内容は関係者以外知らないはずなんですけどね・・・でもスプラッターとしてみるのなら、スナッフビデオ感覚で見るのがいいんじゃないかな。歴史的事実としてみるよりもね・・・でも。「731部隊の非人道性」を訴えるためにホンモノの死体を使うのは狂気の沙汰としか思えません。倫理的に問題があるんじゃない?!倫理的に問題のある作品で「非人道性」を訴えられても・・・説得力はありません。0点(2004-01-10 23:07:18)(良:2票)
3. バック・トゥ・ザ・フューチャー
面白い。抜群に。夢。冒険、戦い・・・すべての要素が入っているといっても過言じゃない。子供の頃を思い描いた空想が現実になった感じ。
幼い頃、胸をワクワクさせながらこれを見たよ・・・・人に薦めても全然恥かしくない作品です。9点(2004-01-10 22:59:00)《改行有》
4. ペット・セメタリー(1989)
《ネタバレ》 「恐怖」よりも「哀愁」漂うニューマン・ホラー。見た感想は怖さよりも切なくて、驚きよりも哀しく・・・・特にラストは・・・ホラーを見慣れた人ならば誰もが想像つくであろうオチではありますが、旦那の気持ちを想えば心が痛みます。これは「化け物怖い」という映画ではありません。強いて言えば「死」を受け入れられない人間の哀しさを描いています。そして言わば「死者」を生き返らすという言わば神の領域を侵した愚かででも哀しい人間の罪とその人間に振り回される死者の恐怖・・・・・見てて哀しくなりました。
そして子供の言葉「ずるいよ・・・」は個人的に何かの賞を上げたいセリフです。8点(2004-01-10 22:18:50)《改行有》
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