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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ウィーアーリトルゾンビーズ 君は「リトルゾンビーズ」を知っているか。両親を亡くした13歳の少年少女達によって結成された伝説のバンドだ。この映画は彼らのロールプレイングゲームのような冒険と成長の物語である。 この映画の魅力はとにかく格好いい映像とゲームみたいな演出、さらにキャッチーでポップでエモい(古い)癖になる音楽が魅力的である。勿論、少年少女の青春ドラマとしてもとても面白く、やたら濃い脇役達も大勢出てくるので全く飽きる事がない。こう書くと完璧な映画かと思われるだろうが勿論欠点もある。映像にこだわり過ぎたが故にご都合主義な展開やわざとやらせているらしい棒読み演技等が受け入れられない人にとっては多分かなり低評価になってしまう事だろう。 なので、どういう人にオススメなのかというと、サブカル系のごちゃごちゃした映画が好きな人。三木聡監督作品全般とか、「茶の味」とか「スコットピルグリム」とか「アンダーザシルバーレイク」とか。これらの映画が好きならまず間違いないかと思われる。 もし、昼下がりの中華料理屋で本編には全然関係ない酔っ払いが「タコの知能は3歳児並みー!」というフレーズの珍妙な歌をかなりのしつこさで凄いテンションで歌っているという常軌を逸した光景を面白がれる人が居たなら、一晩中この映画について語り明かしたいくらいである。「牛乳は愛」という曲もなかなか凄い。 そういったヘンテコな歌(勿論リトルゾンビーズ達の曲も)が全部好きになりすぎてもう3回観に行っちゃったくらい中毒性がぱない。 余談だが、この映画の公式サイトで、同監督の前作「そうして私たちはプールに金魚を、」が無料で公開されているのでそっちもオススメである。[映画館(邦画)] 10点(2019-06-22 16:11:36)(良:1票) 《改行有》

2.  愛がなんだ 19.6.5 近くの映画館でロングラン上映となっていたが遂に明日で上映終了するというのでもう一度観に行った。監督のTwitterをフォローしていたら毎日のように色んな方の感想が飛び込んで来るのでそれでまた観たくなったというのもある。 【2回目を観ての感想】 彼氏でもない男(主人公のテルコが一方的に好意を寄せている)に呼び出され、熱があるというので料理を作ってあげ、掃除もしてあげるが真夜中に「もう帰って」と言われ部屋の外に放り出されるテルコ。電車も無いのでタクシーで親友の家に行く。親友の葉子に「酷い男だ。そんな都合良く使われてばかりいると関係性が決まってしまう。」と説教をされるのだが、この女もまた仲原という男を都合良く振り回しているのである。 このように、この映画に出てくるのは使われる側と使う側。二種類の人間しか居ないと言えるだろう。そんな極端な人物達による恋愛を巡る駆け引き、せめぎ合いがとにかくリアルに繰り広げられており、そこが凄く面白い所ではまってしまった。 初見時はテルコにばかり気をとられてしまったが、2回目は断然仲原だった。仲原がほんとに憎めないいいやつで、とにかく幸せになって欲しいと思った。 「ジョゼと虎と魚たち」を観てなかったら映画監督をやっていなかったと、今泉監督は言っていたが、この映画も「ジョゼ~」と同じく動物園が重要な場面で登場していて、この作品では象がモチーフとしてとても印象に残った。 最初はテルコがとても不憫に見えてならなかったが、あのラストシーンを観てこんな愛の形もあるんだなと思った。どんなに酷い目に会ってもご飯だけは美味しそうに食べる彼女の笑顔がとても素敵で目に焼き付いた。 とにかく自分にとって好きな映画だというのは間違いなく、これはもう10点をつけるしかねぇ。 【初見時の感想】 う~ん、煮えきらねぇ! と叫んでしまいたくなる映画だった。 とにかく、20代後半の恋愛って面倒くせぇ!それに尽きる内容。 人は人に執着する。しかし時にそれは単に好きだからとか愛してるだからとかではなくて、なんで執着しているのか判らなくなってしまうような、ある意味恋愛に対して考えすぎてしまったが故に巧く生きられない大人達を描いている。 その描写がとにかくリアルで、とくに主人公が「愛がなんだ」と切れ気味でやさぐれながら、同じような境遇の人間に説教する場面が凄く説得力に溢れていて感心した。 相手の事が好きという次元を超えて、もはや相手になりたいとかいう訳のわからない理論に至ってはちょっと分かるような気もしたりした。 かなりしんどい部分もあり、心が痛くなるような内容だったが、どの人物にも感情移入できるし、凄く集中して観ることができた。 はぁ、幸せになりたいっすねぇ…。 と思っている全ての人に刺さること間違いなし![映画館(邦画)] 10点(2019-04-23 00:17:06)(良:3票) 《改行有》

3.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 【新年明けましておめでクイーン】 2019年初映画に選んだのはこの作品。やっぱり何回観ても面白い!日本公演のシーンを入れた完全版とか出ないかなぁ。 【3回目、噂の応援上映へ行ってきたの巻】 今回は3つの項目に分けてレビューをまとめたいと思う。①応援上映のレポート②3回見た事で分かった事③この映画が描きたかった事とは ①私の住む地方で応援上映が開催されるなんて珍しい為、これは観に行かねばなるまいと思った。応援上映としては『ララランド』以来だと思う。ちなみにこの時は全く応援している人は居ない状態。 しかし、今回は座席が9割方埋っていた為、かなりの期待と共に鑑賞が始まった。ちゃんと歌詞の字幕が出ており、カラオケみたいに文字色が変わって行くという親切設計。 最初の曲が始まるが誰も歌わないし、手拍子も無くシーンとしていた。これはまた盛り上がらないパターンか?と危惧していたが、徐々に手拍子をする人がポツポツ現れる。しかし、まだ一部の人だけで、大半は恥ずかしがっている感じだった。この状態のまま最後のライブエイドのシーンまで行ったのだが、ここでペンライトを掲げる人が複数登場!さらにプラカードらしきものまで掲げる人登場!さらに、最前列に座って居た人が立ち上がってこちらを向き、音頭をとりだした!ここからは観客全員が手拍子なり声援を送っていたと思う。いや~この劇場の一体感は最高でした。ありがとう最前列の人!そんなこんなで上映が終わると支配人が入ってきて、観客席に向かって記念撮影をしてくれるというサービスまで。ちなみにプラカードの人はクイーンのポスターを貼っていて、なんと、45年前から大事に持っていました!との事。凄いコアなクイーンファンも見られたし大満足の上映会だった。 ②3回観て分かった事、それは、この映画に隠された秘密。カラクリがあったという事だ。まず、クイーンについては曲はよく知っていたが、ライブ映像などを観たことは全く無かった。そこで、ライブエイドの当時の映像をYouTubeで観てみた。おー!映画のシーンと全く同じパフォーマンスだ!とその再現度に驚かされる。しかし、ある疑問も浮かび上がってきた。まず、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」が削除されている点。そして、この映画内のライブエイドのシーンは実は13分程しかないという事実。宣伝文句である「魂に響くラスト21分」というのは実はヤラセなのか?いや、エンドロールにかかる2曲を含めればたしかに21分にはなるのである。しかし、多くの観客がライブエイドのパフォーマンスだけで21分費やしていると勘違いしているのではないか?ではこの映画の狙いは何なのか?次へ続く… ③この映画が描きたかったもの、それは“家族愛“なのではないか。何故ならライブエイドのシーンがそれまで積み上げて来たフレディの想いを全て昇華させる為の場になっていると言ってもいいからである。一見、当時のライブエイドのパフォーマンスを完コピしているように見える。実際そうなのだが、しかし、カメラワークやカット割は当然異なっている。まず、最初にフレディを初めクイーンのメンバーそれぞれの表情をカメラは平等に捉えるが、実際の映像では専らフレディばかりを追っていた。これは映画内でたびたび語られていた、クイーンのメンバーは家族なんだという台詞をより強調させる為だろう。次に、クイーンの演奏中にあたかも100万ポンド達成したかのように見せる演出はフレディがこのライブに出る決心をしたと思われる父親の教え「善き行い」を実践した事による結果を強調させる為であると思われる。さらに直前の病院で少年と交わした「エーオー!」のシーンが伏線となっている事で、ライブ中の「エーオー」で観客と一体になる演出が実際にあった演出ではあるが、それを超えて感情に訴えかけてくるよう仕組まれているのではないか?そして、事前に母親にライブからキスを送るよと交わした約束をまるで本当に叶えられたかのように互いの顔のショットで繋げられている。これは観客だけが感じる事のできる正に映画ならではのシーンである。最後に「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を削除した意図としてはたぶん人気曲だし、ライブエイドのショートバージョンよりも、独自に他のライブシーンでじっくり見せたかった為であると推測できる。観客と一体になるにはもってこいの曲だしね。 長くなってしまったが、この映画は事実をただそのまま描くのではなく、より観客の心に響くように脚色しているものであると言える。この辺が賛否を招いている所なのではないかと思うし、敢えてそこを理解しながら楽しんでしまった方が得なのではないかと私は考える次第である。[映画館(字幕)] 10点(2018-11-12 21:45:36)(良:2票) 《改行有》

4.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 「カメラを止めるな!」を観に行くのを止められない私を誰か止めてくれ!笑 既に4回観に行った(観過ぎ) これだけ観に行くくらいハマったら、もう10点でいいと思うので、10点に変更。 満員の劇場と、空いてる劇場、両方を体験したが、これは断然前者の方が楽しめたのは言うまでもない。 あの「シベリア超特急」ですら、劇場で観た事により、観客の反応込みで相当楽しめたのだから、デフォルトで作品の質自体も良い本作は、観客との一体感でさらに楽しさが増す事となり、とにかくそれはもう最高なのである。何を言いたいのかと言うと、本作は劇場参加型の映画であり、家庭のテレビで1人で観たりすると面白さは半減するであろうと言う事。なので未見の方は今すぐ観に行った方が良いだろう。 (ここからネタバレ有り) 何回も観てると、そろそろカメラの外の外の外が気になってきたなと思うようになってくる。 それはつまり劇中のワンカット部分を撮ったカメラマンは最後のメイキングスタッフロールで見せてくれるが、やはりそれを撮っていた者も見せて欲しいわけで…。そうなると、さらにそれを撮っていた者も見たい……いや、キリがないわ。[映画館(邦画)] 10点(2018-08-07 11:38:37)(笑:1票) 《改行有》

5.  バーフバリ 王の凱旋 完全版 とにかくスケールの大きな映画が好きな方。とにかくエンタメ性重視で楽しい映画が好きな方。とにかく歌って踊れる映画が好きな方。どれか1つでも当てはまったらもう観るべき。 え?1作目を観ていない?ノープロブレム、最初に前回のあらすじ紹介があります。 え?通常版がblu-rayで出てるからいい?ノーノー、絶対これは映画館で観た方が楽しめます。今ならまだ間に合う! blu-rayが発売されても、絶叫上映や爆音上映で人気は右肩上がりだという。 そんな熱心なファンの興奮冷めやらぬ中登場したのがこの完全版だ。 これはどれくらい違うのかというと、例えるなら「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」と「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還/スペシャルエクステンデッドエディション」くらいの違いがある。物語的にも似てるかもしれない。合戦シーンとかめっちゃファンタジーだし。笑 これまでよりも30分近くも長い。主な追加シーンとしてデーヴァ・セーナの歌って踊るシーンがあるのと、カッタッパの登場シーンも増えている事だろう。 また、ストーリーについての詳しいレビューは「通常版」の方で恥ずかしい位熱く語ってしまっているのでそちらを参照の事。 とにかく、これは絶対劇場で観なければならないと思い観に行ったが、いや〜何回観ても燃えるわ〜これ。絶叫上映とかだともっと盛り上がるんだろうな…やってる所がうらやましい。[映画館(字幕)] 10点(2018-06-09 05:02:31)《改行有》

6.  さよならの朝に約束の花をかざろう 誰も愛してはならない。愛すれば本当の独りになってしまう。 なんとも数奇な運命を背負った1人の少女の波瀾万丈かつ愛に満ち溢れた、大河ドラマのようなファンタジー巨編よ。 映画館で観て気に入ったので、Blu-ray(特装版)を購入。いやあやっぱり面白いわぁ。映像も凄い綺麗だし。 寿命がやたら長い種族が居て、外界とは離れた所で平和に暮らしていたのだが、突然人間に武力で攻められて崩壊するというファンタジー世界ではよくある定番の展開。 と、思いきやオープニングからヒロインが外の世界に放り出され、そこから始まる数奇な運命。 時の流れが違う彼女達ならではの視点で、人間と交わる事の葛藤や孤独といったものが良く描かれていたと思う。愛すれば愛するほどにやがて着実にやってくる孤独。そんな未来が見えているのに今を精一杯生きている。なんて切ない物語だろうと思った。[映画館(邦画)] 10点(2018-05-15 22:17:37)《改行有》

7.  文豪ストレイドッグス DEAD APPLE 実在の文豪がイケメン・美少女化して戦うバトルアクションアニメの完全新作劇場版。 前提としてテレビアニメ版を観ていないと訳分からないと思われるので、まずそちらを観てからの方が良い。 この作品の魅力は実在の文豪をモデルにした多彩なキャラクターが織りなすドラマと、"異能"と呼ばれる特殊能力を使ったバトルの面白さにある。 テレビ版のファンなら間違いなく楽しめる出来だ。 しかし、バトルものの劇場版の常として、より強大な敵が現れスケール感が増すのは良いのだが、どうしてもアクションアクションアクション!になってしまって、普段のまったりした展開やギャグパート等が少なめになってしまって、そこがちょっと不満ではある。でも、江戸川乱歩の無駄遣い過ぎる推理の使い方には笑ったし、敦と鏡花のコンビがいつにも増して息が合っていて良かった。 中原中也の主役級の活躍も熱くて燃えるし、太宰さんは相変わらずクールだし、福沢社長も格好良くて、でももっと出番がほしかったなぁ。 さらに、5月12日から「4DX版」が公開された為、せっかく我が街でも公開されたので観に行ってきた(先着特典のイラスト集が欲しかったというのもある)。 まず、前に観た2D版よりも大きいスクリーンで観られたので、それだけでも迫力が凄いし観る価値があった。 霧の場面が多いのでスモークが大活躍してましたね。ただ、水はほとんどないです。血が出る所くらい。 あと、背中トントンが結構効果的に使われていたのが良かったかな。 中原中也の冒頭のバイクシーンとクライマックスのバトルシーンが特に迫力あって良かった。[映画館(邦画)] 10点(2018-05-07 20:43:45)《改行有》

8.  勝手にふるえてろ 中二病的妄想爆発!痛すぎるこじらせ系女子が非日常とリアルの狭間で蠢く様を赤裸々に綴ったドラマでありながら、片時も目が離せない力強さに溢れた凄い映画だった。 また、孤独を愛する全ての人に送る決して他人事とは思えないような、怖さにも満ち溢れたホラー映画でもあった。でもユーモアに満ちたシーンも多くて、劇場内では何度も笑いが巻き起こっていました。なので安心して下さい(謎) 何が言いたいのかわからないレビューになってきているけど、とにかく言いたいのは、劇場内の空気感がもう皆真剣に見ているというか、視野見で横見たらサラリーマン風のおじさんまでこんなOLの妄想日記を固唾を呑んで見守っているとか、帰り際にパンフレット買ったら同じくパンフレットを買い求める人が複数人居たりとか(今までパンフレット自体誰かが買うのを見た事がないというのに)、ああ、もうその人達とこの映画について語り合いたい。けど、それは妄想の中の私でなきゃ無理な事であって、現実は微妙な距離感を保って居なければならなくて、それがこの世界で生きる術だから‥‥。 訳のわからないレビューを書いてしまって申し訳ない。まともなレビューの書けない私は絶滅すべきでしょうか? 唯一まともなレビューらしい事を書くとしたら、松岡茉優の演技が素晴らしくて感情移入できたし凄く引き込まれたという事。これは間違いない。 とくに好きなシーンは、ネタバレになるので詳しくは書かないけど、憎い相手から自分の好きなグッズを差し出されて、一瞬迷いが生じて心が揺らぎそうになるシーン。さり気ないけど、こういう微妙な演技も良かった。 あと、主人公の部屋を窓の外から捉えたショットで、松岡茉優が狂ったように反復横飛びに明け暮れているシーン。なんてシュールかつ怪しい奴なんだろうと、なんか面白すぎてふるえました。[映画館(邦画)] 10点(2018-01-21 19:10:37)(良:2票) 《改行有》

9.  オン・ザ・ミルキー・ロード クストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」で拒否反応を示した方にもオススメ! 基本的には戦争映画なんだけど、かなり奇妙キテレツなファンタジー要素が詰め込まれた、もはやジャンル不明の作品。 銃弾で吹っ飛ばされた耳を普通の針と糸でくっつけちゃう、ってのは序の口で、この世界では戦火の中なのに人々は毎晩宴を繰り広げ、陽気な音楽に合わせて鳥たちも踊ります。蛇は牛乳を飲み、人を見るや用もないのに絡みついて絞め殺しにきます。(あっ、じゃれてるだけなのでご安心を!) ここまで聞いて「アンダー―グラウンド」と同じじゃないか!とお思いの方も居られるかもしれないが、この映画は一見目茶苦茶な展開ながらもしっかりとエンターテインメントに徹している為、決して映画マニアでなくても気楽に楽しめるというのが大きいのだ! 後半のシリアスな展開も手に汗握るし、とにかくそのイマジネーションの豊かさに驚かされた。また、この映画の主役は動物達でもある。ハヤブサやアヒルやロバや蛇や羊や熊や猫が活き活きしていてとても愛らしい。これはクストリッツァ映画史上最高に動物達が輝いていると言っていい。どうやって撮ったんだ?と疑ってしまうような所まで、ほぼ実写にこだわって撮っているのだから凄い(蛇に巻き付かれるシーンだけCGだそうな)しかも撮影に3年もかけたというのだからそのこだわりは半端ない。 もうこれは何も考えずに楽しんじゃったもん勝ち!何より一番楽しんじゃっているのが自ら主演しているクストリッツァ自身であるというのは疑いのないところだろう!とにかく楽しい映画![映画館(字幕)] 10点(2017-09-27 19:07:08)《改行有》

10.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 映画を観てよく泣く事がある。 ただし、「タイタニック」だとか「セカチュー」だとか「君膵」(←もはや略し過ぎて意味不)など、一般の人が多く泣く映画では泣いた試しがない。 私の涙腺は特殊なのかもしれないが、悲しいシーンではあまり泣かず、面白すぎると泣く確率が高い。 全く共感されないと思うけど、もう面白さが私の予想の範囲を超えて来たときに、「やっべぇ、やっべえよこれ!」ってなっちゃって自然と涙が溢れて来る。 まさに、この映画のクライマックスがコレ! そう、主人公とラスボスとの一騎打ちのシーン。 高なる鼓動、疾走する車、空飛ぶ人間、乱れ飛ぶ銃弾、そして、QUEENの「brighton rock」の使い方!! 素晴らしい。どうやったら盛り上がるのか心得まくっている。 また、ラスボスであるジョン・ハムが、映画史上に残るサービス精神を持ち合わせた敵役である事も触れておかねばならない。 その理由として ①主人公に対して恨みがあり、怒りまくっているはずなのに、敢えて冷静さを保ち、主人公をカフェで迎えるシーンの余裕さが凄い。 ②さらに、銃をちらつかせながらもすぐには発泡せず、主人公と一緒に2人イヤホンで音楽を聞くという余裕を見せるサービスさ加減。 ③主人公に反撃の機会を与え、あえて自分は撃たれ、死んだと見せかけるサービス。 ④主人公がアジトへ行き、逃げようと車に向かう最高のタイミングで「フハハハ行くなら俺を倒してから行け」(そんなセリフはない)と少年漫画もびっくりな王道展開。 ⑤そして、最後は主人公の得意な車で敢えてバトルしてくれるというサービス精神&伏線回収もバッチリな主人公の1番好きだと言っていた曲を敵自ら大音量で流してくれるというサービス。ここでこの曲を流せば観客が盛り上がるという事まで計算され尽くしたかのような選曲である。素晴らしい。[映画館(字幕)] 10点(2017-09-26 23:37:00)《改行有》

11.  ダゲレオタイプの女 ダゲレオタイプ・・・妙に惹かれませんか?このタイトル。一体何なのか想像もつかないでしょ?ステレオタイプじゃないよ。 私もそんな風にして妙に気になるタイトルだったので、何気なくレンタルしてみたのだった。勿論大好きな黒沢清作品という事もあったが。なんでもダゲレオタイプは170年前の撮影法らしい。でも、映画を観終わって改めて思うに”ダゲレオタイプの女”というよりも、”ダゲレオタイプの男”もしくは”ダゲレオタイプ狂いの男”と言った方がこの映画を的確に表していると思った。でもそんなタイトルじゃあ誰も興味を惹かれないでしょうけどね。あはは。 最初は、普通にアート系の映画かと思いきや、そこはやはり清なので実は凄いサスペンスホラーで。詳しく書くとネタバレになっちゃうんで自粛しますが、簡単にあらすじを紹介すると、何故か今時、世界最古の撮影法であるダゲレオタイプにこだわる男が居て、妻を撮影していたが亡くなってしまった為、代わりに娘を撮影しているという。それはダゲレオタイプで撮影すると魂を生きたまま永遠に保存できると信じているかららしい。そんなダゲレオタイプ狂いの男と、それを手伝う内に彼の娘に恋をしていく事になる主人公を描いた物語。 このダゲレオタイプの機材だとか、撮影されたでっかい”シャシン”だとか、それらの道具が凄い印象に残った。それにしても、ダゲレオタイプで撮影するには露光時間の関係で20分から70分、多い時で120分くらいジーっとしていなきゃならない。そこでモデルを固定するための道具があって、固定して撮影するというのがなんだかシュールで可笑しいが、これは大変な作業だと思った。 面白かったのは最初はカメラとか芸術に全然興味の無かった主人公が、次第にダゲレオタイプの世界に魅入られて行く所。また、この主人公が段々と狂っていくところが怖くて、監督の前作「クリーピー」でしだいに狂っていった西島秀俊を思いおこさせた。 直接的なホラー描写はあまりないんだけど、黒沢映画特有のジワジワと攻めてくるような怖さがあり、勝手に閉まる扉や、明暗はっきり分かれた映像、ロケーションの美しさ、など見所は多い。「岸辺の旅」に通じるテーマ性もはらんでいて、後半の展開はとても切ない。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2017-09-18 19:45:13)《改行有》

12.  散歩する侵略者 《ネタバレ》 3/8 特典映像付のblu-rayを購入し、既に3回くらい鑑賞。キャストが対談で好きなシーンは何か聞かれて、長澤まさみが光石研が豹変するシーンと答えていたのが良かった。私もあのシーン好きなので。 劇場を含めこれだけ繰り返し見てしまうほどハマッたという事でもう10点でいいよ。 人によっては退屈な映画かもしれないが、普遍的な物語に宇宙人という非日常なモノを掛け合わせる事でこんなにも面白くなるのかと思ったし、単なる侵略モノに終わらず、夫婦の愛がテーマになっていたり(クライマックスでの長澤まさみと松田龍平のやり取りのシーンは素晴らしい。凄い演技。)、黒沢清の徹底した画作りだったり、とにかく隙の無い映画だった。 9/25 2度目の鑑賞。(他に観たい作品あるのに何故かまた観てしまった。アホだ・・・) 初見時点数4→翌日6→今8 これは2回目から面白くなるタイプの映画だったか。 いや、初見時期待感を上げ過ぎるとこうなる事がある。よくある。 とにかくこうなtって来るともう松田龍平が宇宙人にしか見えないよね。 あんなにマッタリした感じで本当に侵略する気あるのか?と疑問に感じるのは変わらずだが、少女に寄生した宇宙人は気性が荒い事から、彼らにも色んなタイプがいるんだなという事で納得する事にした。 ジワジワと異変が起きていることが分かる展開はゾクゾクするし、かといってシリアスすぎず、全体的にコメディタッチなのが絶妙!突然画面が暗くなって不安を煽ったり、病院での長回しによるパニック描写などは黒沢清らしくて好き。 光石研の「キーーン」は何回観ても笑える。ここだけで10点やりたいぐらい。[映画館(邦画)] 10点(2017-09-12 23:25:18)《改行有》

13.  ディストラクション・ベイビーズ 《ネタバレ》 ただ殴り合うだけの映画(極端に言うと)なのに何故ここまで惹きつけられるのか。 柳楽優弥の存在感が凄いからだ。誰かれ構わず喧嘩を吹っ掛けるスタイルで、決して喧嘩が目茶苦茶強いわけじゃないんだけど、殴られても殴られてもニヤニヤしながら追いかけてくるその不気味さはただならぬものがある。たぶん殺さなれない限り諦めないのではないか。こいつはモンスターや、喧嘩モンスターや。また、カメラは観客を常に傍観者の視点に置き、引きの構図で延々と喧嘩してるシーンを見せるものだから観客も野次馬の群衆の一人になり、ただ茫然と見つめることになる。主人公なのに決して柳楽の1人称視点にはならない所が巧いと思った。 またこの喧嘩モンスターは何故、菅田将暉に手は出さないのか?これはBlu-ray特典のインタビューで、あまりに雑魚だから相手にしないのではないかと言っていた。そんな菅田が彼を見事手なずけて急に調子に乗り出す小者っぷりもクズすぎて最高だ。 小松菜奈はファンとして、そのあまりの扱いに衝撃&涙目になったが、最後キレて菅田将暉をフルボッコにするシーンは最高にスカッとするシーンだった(笑)[ブルーレイ(邦画)] 10点(2016-12-08 01:01:27)《改行有》

14.  この世界の片隅に(2016) 映画館で観て以来5回以上は観ていると思うが、なかなか納得のいくレビューが書けず削除してしまっていた。 結局この映画の何が良いのかと言うと、最初はほのぼのした戦時下の日常が描かれ、大変な時でも常にマイペースなすずさんに癒され、のんのちょっと間の抜けた優しい台詞にもホッとさせられ、戦時中とはいえほんとに普通の日常が描かれるので楽しいなぁと思っている所に突然降りかかかる戦争の火の粉。まさに不意打ち。しかし、戦時下を描いているのだから当然の展開。この映画はそういう展開にならないんじゃないかと何処かで安心していた心をこれでもかと打ち砕く。 だからこそ、最後の悔し涙を流すすずさんを見ていると胸が張り裂けそうになる。 このシーンはほんと何回観ても心が揺さぶられる…。[映画館(邦画)] 10点(2016-11-17 02:44:53)《改行有》

15.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 映画館で見そびれてしまい、DVD化されるのをひたすら待っておりました。 観終えて一言。ああ、なんでこれを映画館で観なかったんだ…。 とにかく、そのアニメーションのクォリティーが半端ないよ。 筆絵のようなタッチで描かれた繊細な画。日本独特の色使いの美しさ。そこに『となりの山田くん』を思わせるわざと空白だらけの背景が非常に合う。観る者の想像力を掻き立てるのに成功していると思う。 8年もモチベーションを保ってこんな傑作を作り上げた高畑監督は凄いとしか言いようがない。豊富な資金のある大手だからこそ出来た業だと言えるが、ほぼ回収不能な莫大な制作費を惜しみなく注ぎ込むその姿勢こそ素晴らしいと思う。 物語そのものは誰もが知る竹取物語だし、そこまで新しい解釈を盛り込んでもいない。正直、なんで今更これを映画化したんだろうとも思えた。しかし、見終わってからもいつまでもこの映画の事が頭から離れない。そして、翌日もう一度観た。やっぱり傑作。 ここのレビューを見てもわかるように、人それぞれ色んな解釈ができる作品ではないだろうか。 最後の別れを死と捉えるか、旅立ちと捉えるか…。 とにかく、一人の女性の成長物語として、彼女の一挙手一投足に目が離せなかった。その感情のあまりの真っ直ぐさにひたすら胸を打たれた。人生は辛いことばかりで、思うようにならない事ばかりだ。しかし、それでも希望はあるという事をこの映画は訴えたかったんじゃないだろうか?思い通りにならないからこそ楽しかった思い出がいつまでも光り輝く。最後、月に浮かぶ幼い少女の笑顔を見ながらそんな事を考えた。[ブルーレイ(邦画)] 10点(2014-12-18 22:47:01)(良:1票) 《改行有》

16.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 映画館から出た私の顔はきっと『アメリ』の主人公アメリが、世界と調和して晴れやかな気分で街行く障害者の方を満面の笑顔で道案内をした時の表情に似ていたかもしれない。本当にいい映画に出会うと笑うしかないのだ。帰ってきて暫く経ってもニヤニヤが止まらない。 まず、タイムトラベルものでありながら、決してチープにならない世界観と設定の妙。脚本のうまさは元より何より主人公が素晴らしく魅力的!そして彼を取り巻く人々も皆いい人。タイムトラベルに頼らなくても彼の周りには幸せが満ち満ちているではないか! 彼にとっては平凡な幸せが1番であり、能力はそれを得るための手段であり、決して楽して人生を送ろうとしない所が良い。こんな能力の使い方もあるんだなと感心した。 もし、これが『BTTF』のビフみたいな主人公だったら大変でぃす。父親の言うことなんて聞かずに金儲けに走ったり、やりたい放題でしょう。ラブストーリー所ではありません。そんな事になったら、それを阻止しに新たなタイムリーパーがあらわれたりしなきゃならないんで、もうジャンルが変わってしまいます。逆にこんなSF要素を持ちながら基本的にはラブストーリーを貫いている所が気に入った。とにかく、観終わって人生って素晴らしいと思える作品だった。 もし、自分にタイムトラベル能力があったらどうするか? この映画の主人公みたいに平凡な幸せを手に入れ、毎日を2回づつ体験して、人生の素晴らしさに気付くだろうか。 いや、絶対馬券とか買っちゃう(笑)[映画館(字幕)] 10点(2014-11-01 18:46:52)(良:3票) 《改行有》

17.  グランド・マスター 過去3回寝て、4回目にしてやっと最後まで鑑賞。 思えば王家衛の「楽園の暇」でも5回程寝てしまった私。 どうも王家衛×武侠映画は私にとって鬼門のようだ…。 前述の「楽園の暇」の例があるので、あまりカンフーには期待していなかった私。 その予感は的中し、やはりアクションよりもドラマに重きを置いた作品だった。 いい意味でいつもの王家衛映画。 一見さんお断り。というのは冗談だが、かなり敷居の高い作品である事は間違いない。 冒頭、雨の中の格好いいアクションが展開されるが、それはスピーディーなカット割とスローモーションを多様した何処まで本気かわからないアクションシーンだ。人によっては映像でごまかしただけのこけおどしカンフーだと揶揄されるかもしれないだろう。そういう本気のカンフーを求める方はこの後の展開で眠る事が予想されるので注意されたし。 格好いいアクションシーンが終わると、今度は淡々とイップマンの語りが始まり、ドラマが展開されていく。トニー・レオンのナレーションを聞いている内になんだかこれは「2046」なのか?という不思議な感覚にとらわれた。カンフーの達人というよりもいつもの王家衛映画に出てくるトニーと重なってしまった。なんだか音楽や屋上で佇む女などのカットが「2046」を思わせる所があった。 これまで散々1960年代にこだわって撮りつづけてきた王家衛だが、今回は1930年代から1950年代の激動の時代を描く。 いわばこの作品を原点として「欲望の翼」や「花様年華」へと繋がっていくのかもしれない。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-10-13 20:13:51)(良:1票) 《改行有》

18.  ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 グレタ・ガーウィグならではの演出が素晴らしいとても現代的な「若草物語」だった。 詳しく書くとネタバレになるが、ジョーが書く物語自体がオルコットによる原作とリンクして行き、ジョーとオルコットが混同してしまっている所が斬新な切り口だったと思う。 ジョーを演じるシアーシャ・ローナンの演技がとても生き生きとしていて素晴らしく、一時も目が離せなかった。 特に、自分に対する迷いや、どうしようもない寂しさ、それでも強く在りたいと吐露するシーンの彼女の表現力は素晴らしいものだった。 また、これまでの映画化では過去→現在へと時系列順で描くのが普通だったが、それにより駆け足感が否めないのが欠点でもあった。 しかし、本作においては現在と過去を行ったりきたりする演出になった事により、例え短いエピソードだったとしても、空間の余白を想像して楽しめるような演出になっていて、ちゃんと時間の流れがゆっくり感じられるように工夫されていたのではないか?たぶん。 とにかく期待通りの素晴らしい映画だった。[映画館(字幕)] 9点(2020-06-12 20:17:45)(良:2票) 《改行有》

19.  テリー・ギリアムのドン・キホーテ 【20.4.6追記】 近くの映画館でも公開された為、また2回目の鑑賞。 最初観た時よりも断然面白かった。 1回目は物語が複雑過ぎて意味わからない所もあったりしたけど、既に内容を分かっている状態で観たらすっと理解できたし、なかなか深い作品だと感じた。 結局この映画が言わんとしている事は、虚構が現実を追い越してしまった時の面白さ。可笑しさを謳っているのだと思う。 🐾🐾 いきなりメタ構造的な世界観から始まり、その後は夢と現実とも区別が付かない様な訳のわからない物語を見せられ、気付けばいつものギリアムらしい狂気に満ちた世界だったという奴。 アダム・ドライバー演じる主人公があるDVDを手に入れた事で始まる冒険物語であり、自分が過去に作り上げたドン・キホーテの世界がそのままそこに存在していて、まるで中世にタイムスリップしたかのような感覚。 この非現実感こそが最大の面白いポイントだと思った。 「ロスト・イン・ラ・マンチャ」で作ろうとしていたモノは多分全然別物だったんだろうね。そっちの作品も完成していたらどんなだったか気になりました。 さて、面白かったのか面白くなったのかというと、そこがさっぱり分からないのだ。多分面白かったと思うので8点付けますが、普通の映画ファン(←って何)には全くオススメしません。[映画館(字幕)] 9点(2020-01-29 01:28:42)《改行有》

20.  フリーソロ ☆★☆アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞★☆★ 命綱無しでの単独クライミング。 これはヤバい。こんな命知らずな奴らが現実に居たとは。 衝撃的な映像体験だった。 一人のクライマーが超難関の崖に挑むのだが、正に生きるか死ぬかの極限状況で、常に緊張感が漂う。これぞドキュメンタリーならではの面白さだろう。 また、この人物について事前に調べなかった為、本当にそのミッションを達成出来るのか、はたまた落ちて死ぬのかわからない状態だったので全く予測不能でハラハラした。途中で他のクライマーが死んだというニュースが次々に紹介されたりして死亡フラグ立ちまくりだし。 実際に成功したかどうかは是非自分の目でお確かめ下さい。 映画館で観ると臨場感が半端ないのでこれはオススメ。 ↑だったのだが上映終了し、もはや家庭で観るしかないのでできるだけ大きなテレビで観ることをオススメします。[映画館(字幕)] 9点(2020-01-22 14:58:58)《改行有》

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