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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ノウイング 《ネタバレ》 いまさらデニケン的なトンデモ「エゼキエル書」解釈のみで おされてもなぁ・・・ キリスト教徒の琴線にふれるのだろうか?あのラストは。 パニックものでも、SFでも、オカルトでもない。 強いていうなら聖書もの?ちがうな・・・ 邦画にはないジャンルの映画ですね。 [地上波(吹替)] 3点(2011-12-04 23:40:19)《改行有》 2. チーム・バチスタの栄光 完全な失敗作。 野心あふれすぎて空回りして失敗っていうのならまだわかるが これはなんだろう?? 「シベ超」みたいなマニアむけでもなく、一般大衆向けの企画で、 真面目にダメなので、もう「センスないんじゃないのか?」としか いえない。でなきゃ、観客なめてんのか?っていいたい。 レンタルDVDでみたが、これを映画館でみてたら、絶対金返せ! ってなるでしょうね。この程度のものを「映画」として流通させ てしまうこと自体がもうほんと許せない。消費者として怒らなきゃ ならないレベルだと思います。特にキャラ設定が最悪。質の悪い 漫画読みすぎじゃないですか?っていいたい。ペラペラです。 この監督あまり知らないけど、きっと映画でのリアリティというこ との意味が全く分かってないのだなぁと思います。ギャグ、シリ アス、表面的にどんなテイストで仕上げようと、医療を題材にする 以上は「死」を意識した何がしかが描かれないとウソでしょ。 人物でも、動機でも。形だけ「カーニバルですよ」と告白させて みても、そこには何のリアリティも感じられなかった。 BGMをあさえているのは、くだらない盛り上げ演出を排している おり好感もてた。おまけで星2つ。[DVD(邦画)] 2点(2008-08-24 16:16:59)《改行有》 3. ディープ・ブルー(2003) 《ネタバレ》 意外と点数が低いのに驚き。 既投稿を拝見すると、「ストーリ性がいまいち」とか「あるだけのものをとっても 映画にならない」との批判が多いですね。 刺激の強いもの観過ぎなんでしょうかね・・・ 「食う」「生きる」ということの迫力を、説明ではなく映像そのものだけで 迫るという意味では一級品の作品です。 ことわって起きますが映像に切り取られたもの=事実ではありませんし、 むしろ本作は過剰なぐらいの演出と潜在的なフィルターが当然かかってます。 にもかかわらず、それを超える迫力がありやはりそれは生きる営みの片鱗を 切り取ることに成功しているからだと思います。 日ごろ食べている魚があれだけイキイキと生をほとばしらせているのを目のあたり にすると、本と食べることの意味を(頭では当然わかってはいるけど)体にたたき こまれる感じすらしました。 BFOの音楽が余計なぐらいです。但し、深海で潜水艇が潜行するするシーンは まさか複数台でとった実写ではないでしょう・・・CGなんでしょうね。ちょっと 興ざめしました。[DVD(字幕)] 8点(2008-04-14 23:51:57)《改行有》 4. ブラックブック ここでの評価の高さにつられてレンタルしました。 まずまずのできだが7点以上はあげすぎ。 監督の器用さでなんとか観れる物になってるが やはり脚本の安っぽさはいなめないなあ。 背景がシリアスなのでよけいにB級ですらない「あと一歩の大作」に なってしまっている。 「ブラックブック」というタイトルもそぐわないし、サスペンスとしても 中途半端。欲張りすぎたのかなぁ・・・ やむなく主演女優の演技云々で語らざるをえない映画。 封切でみたとしたら料金に比して若干注文をつけたくなる水準だと思います。 厳しいでしょうか・・・[DVD(吹替)] 6点(2008-01-14 16:25:32)(良:1票) 《改行有》 5. キサラギ 脚本がいいと余計なカメラワークや過剰な音楽にたとらずとも 面白い映画が出来るというお手本のような作品。 役者の演技は正直いまいちだが、脚本が補って余りある。 フィックスでのカット割と必要最小限のBGM。好感がもてます。 コマ落としでのカットバックが舞台劇とは異なる映画ならではの効果といえる。 同じようなワン・シチュエーションものとして、洋画なら「探偵スルース」 「十二人の怒れる男」、邦画なら(三谷のものより)「切腹」等と比較しえ ようが、完成度としては遠く及ばない。 おしいのは、最後の「顔出し」&宍戸がよけい。なのでマイナス1点(90分 程度にまとめたほうがスタイリッッシュ。ほんとはマイナス2としたいが キャスティングの面白みでおまけ)。 それと、撮影(照明)がなってないのでマイナス1点。 あと、ここまでほめてきたけど、正直いうとこの程度の映画が絶賛されるのは ほんとに邦画のレベルか、鑑賞者のレベルが低い証拠。なので総合7点どまり。 これ以上はあげすぎ。辛口ですが本音です。 [DVD(邦画)] 7点(2008-01-12 15:06:30)《改行有》 6. 武士の一分 端的につまらないです。どう観ても「たそがれ」のほうがまし。 設定の古風さ・時代考証感と、演技の妙な?今風感が負にしか働い ていない。 さらに殺陣がまるでだめなので時代劇としてみるべきところも皆無。 真田広之のうまさを逆にしみじみ感じただけでおわった。 失敗作だと思います。 [地上波(邦画)] 4点(2007-12-31 14:21:54)《改行有》 7. 時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 ・実写のように丁寧にカットを積み重ねており効果を挙げている。 ・それが普通アニメ表現に慣れきった目には物足りない感があるのかもしれないが 本作にはマッチしている。 ・BGMとして使用されている「ゴルトベルク変奏曲」はかなり意図的に選択され いる。映画自体の反復的モチーフが、まさにこの楽曲の構成と合わせ鏡になって いる。冒頭とラストのキャッチボール・シーン、劇中に諸々の登場人物の口をか りて反復される「前を向いて」というモチーフは、まさにゴルトベルク変奏曲に おける「アリア」で展開される主題と重ねあわされているように思える。 ・映画としては、素直に楽しめるものとなっている。が、実は主人公の我儘としか いえない恣意的なタイムリープの使用の裏に、実に生々しい心理的なエゴが渦巻 いている。若い時期の特有のエゴを爽快感の裏に内包して、見終わったあとの サバケを確保したテクニカルな腕前に感服。[DVD(邦画)] 9点(2007-07-29 10:38:52)《改行有》
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