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1. 犬鳴村
《ネタバレ》 全然怖くないホラー映画。
兄の彼女が飛び降りたところまでは、これからどんなことが起こるのだろうと期待してました。
でも、祟りとかより犬鳴村と奏家族のルーツの謎解きみたいな感じになり、幽霊と会話したりタイムスリップしたりして、怖がる要素がなくなってしまいました。
大体、血筋を絶やさないために赤ん坊(母方の祖母)を託されたはずですが、兄はひいばあちゃんに殺されちゃいますが、いいのかなと。
この時の、ひいばあちゃん(まだ若いけど)が獣化する時、3人とも何で逃げないで突っ立ってたんでしょうか。
十分逃げる暇あったでしょ。
で、ひいじいちゃんが血だらけになって止めて、結局ひいばあちゃんにやられてダウンという件も謎。
この時は幽霊じゃないってことですか。
ひいじいちゃんの死因は妻に殺されたってこと?
患者の男の子も奏も犬鳴村の子孫は犬憑きのようなラストですが、弟は?
突っ込みどころが多くて、怖かったのはエンドロール後の現地の映像だけでした。
あのトンネルは怖いです。
高嶋政伸、高島礼子、寺田農という巧い役者さんたちをもっと活躍させて欲しかったですね。[地上波(邦画)] 4点(2021-02-14 02:51:12)《改行有》
2. 窮鼠はチーズの夢を見る
《ネタバレ》 原作未読なので比較できませんが、映画として見て割と面白かったと思います。
見た目も人当りも良くて、優しくて押しに弱くて流されやすい大伴。
浮気しながら妻も好きだし愛の形が違うとか臆面もなく言える。
多分何でもそつなくこなせて、人から好意を持たれるのが当然だと思って生きてきたんだろうな。
優しいというより心が無くて中身空っぽそう。
こんな人好きになったら地獄だなぁ、と思いながら見てた導入部分。
そんな地獄にどっぷりハマってる人がいましたよ。
大学の後輩今ケ瀬。
大伴の元カノに「粘着質なゲイ」って言われるほど、大伴にハマってしまって、もう気の毒なくらい。
ドストレートに気持ちをぶつけてくる今ケ瀬に、段々空っぽな心が埋められていく大伴。
それにしても、クズってわかってても、どんな酷い仕打ちを受けても、好きになっちゃったらどうしようもないんですよね。
頭では理解してるけど、どうにもならない。だって好きなんだから。
そんな今ケ瀬がいじらしいし、可愛そう。
でも、もし1ミリも彼に好意を感じてなければ怖い、勘弁してほしいほどの情熱。
二人の関係性や気持ちの揺れ動きが、主に成田凌の熱演によって伝わってきます。
大倉さんの演技は初めて見ましたが、ベッドシーンも多く、ジャニーズでもここまでやっていいんだとそっちに驚きました。
演技に関しては、心境の変化や今ケ瀬への愛しさがいまいちわかりにくかったです。
でもビジュアルや雰囲気は大伴役に合ってたと思います。
ラストは原作と違うようですが、これはこれで良かったです。
今ケ瀬が捨てていった灰皿を綺麗に洗ってテーブルに置いて、いつか彼が戻ってくるのを信じて待つと決めた大伴の、清々しく満足そうな姿。
今ケ瀬は、別の男に身を任せながら、途中で号泣。
だからきっと、今ケ瀬は帰ってくるし、人の気持ちがわかるようになった大伴と、二人で暮らしていけるんじゃないかなと思えました。
BLぽいけど、性別関係なく、人を好きになるってどういうことか、恋愛も含め人との関係性を自分に問い直せる作品だと思います。[インターネット(邦画)] 7点(2021-02-14 02:26:43)《改行有》
3. 劇場
《ネタバレ》 不安に押しつぶされそうになりながら、ひたすら「創作活動」だけに没頭する永田。その才能を信じてダブルワークしながら支える健気なサキ。
下北沢・高円寺・中野あたりにたくさんいそうなカップルの話。
でも、いくらクズ男好きで共依存でも、ここまで酷いのを受け入れてるのはファンタジー過ぎて引きます。
女優志望って言ってるのに、初舞台が好評だったのに、独占欲で彼女の可能性をつぶした時点でダメでしょ、無いわ、蹴飛ばしたかったわ。
共感できない二人の話がダラダラ続くだけなので全然面白くありませんでした。
最後のシーンが舞台へと繋がるところで、もしかしたら全部劇中劇なわけ?と思ったのはちょっと良かったです。
それを再考する気も原作読む気も無いですけど。
King Gnuの井口さんが出てるらしいので見てみましたが、出番はわずか。ただの話題作りでした。[インターネット(邦画)] 4点(2020-07-24 12:43:34)《改行有》
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