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タイトル名 |
天使の入江 |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2008-12-04 14:59:28 |
変更日時 |
2008-12-04 14:59:28 |
レビュー内容 |
私はオープニングシーンにヤラレタ派。女が映されたかと思ったらあっという間に猛スピードでカメラが引いゆく。そこにミシェル・ルグランの感動的なピアノが乗っかる。確実に脳内に何か出ました。ただ、この音楽がこの後何度も何度も出てくるのにはちょっと辟易。音楽が大袈裟すぎて画が負けてる。 ルーレットは運が占める割合が大きいとはいえディーラーがどの位置で玉を離すかとかどこを狙っているかを読んでいくゲームなわけだが、この作品はそんなルーレットの魅力を見せようなどとはこれっぽっちも思ってない。もちろんそれが正解。病的なギャンブル狂の女がいるということを見せればそれでいいのだ。女と主人公の青年とはギャンブルに対する概念が違う。女にとってギャンブルはお金じゃない。「生」そのもの。ギャンブルをしているときだけ生きているのだ。だからそこから逃れることは出来るわけがない。その象徴がオープニングシーンなのだろう。それでもラスト、女は新たに生まれ変わるのだ。すでに聞き飽きた感動的な音楽と共に。もったいない。音楽は最初と最後だけでよかったのに。 |
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