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ショコラ(2000) - R&Aさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ショコラ(2000)
レビュワー R&Aさん
点数 5点
投稿日時 2007-12-03 19:04:38
変更日時 2007-12-03 19:04:38
レビュー内容
主人公母娘がたどり着いた町の全体像が映し出されたとき、そのおもちゃのような家々がぎっしりと立ち並んだ様にティム・バートンを想起した。ここから始まるお話がおとぎ話であることの啓示ととった。実際、このお話は実にメルヘンチックで登場する人物たちも実に判りやすく色分けされている。閉鎖的な社会がある放浪の母娘によって開放されるという大筋。でもおとぎ話ゆえに彼女たちを排除しようとするのは社会ではなく町長ただ一人なのだ。そこには異端者の悲惨さは無い。そのことは異国の地で自身に満ちた振る舞いをする主人公を見てもわかるとおり。だから最後の大団円もイマイチ乗れなかった。もう一つの筋は放浪者が放浪を止めるという筋。娘が放浪に疲れている。しかしそれでも放浪の自由さを見せ付けて終わるのだと思った。なぜならハルストレムは『ギルバート・グレイプ』で町に縛り付けられていた青年(ジョニー・デップ)をキャンピングカーで生活する少女と共に旅立たせたから。しかしこの作品では放浪をまるで魔法にかけられたゆえの行いのように描き、放浪から安住への変化をしてハッピーエンドとする。しかも船上生活者までもが地上にあがる。なーんか納得しかねる。ただ、ここで深読みすると、これはおとぎ話、おとぎ話って残酷なお話を子供向けに可愛らしく描くことが多い。店の扉がなかなか直らなかったのが最後ようやく直ります。それまで誰でも出入りできた開けっ放しの出入り口に。これって放浪という自由を手放した者が自ら閉鎖的社会の一員となることの暗喩というちょいとビターなお話なんでは。いや、深読みすればね。
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