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タイトル名 |
ピアノ・レッスン |
レビュワー |
R&Aさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2003-09-19 11:59:30 |
変更日時 |
2003-09-19 11:59:30 |
レビュー内容 |
自分の作品の評価に役者の演技と映像美というのはかなり重きを置いている。そういう意味では完璧に近い作品。なのに10点9点をつけれないのは私が男だからなのだろうか?確かに女性に対して封建的な時代背景の中、そんな社会を無視するかのような現地の人間に惹かれ自己を確立していく主人公には共鳴できるところもあるが、旦那がピアノを弾く主人公に魅せられ愛してしまうという展開にされるとどうしても旦那のほうに感情移入してしまい歯がゆさを感じてしまう。なので評価の悪い方の意見もわかる気がする。あの生々しい性描写は良かったです。最初は女性の監督なのにと思ったが女性の監督ならではなのでしょう。ラスト(自分で捨てることを決断しておきながらピアノとともに海に落ち、また這い上がる)も最初はよく解からなかったのですが、後に妻に「もし私と子供が崖から落ちそうになったらどっちをたすける?」というベタな質問をされなぜかこのシーンを思い出し解かったような気がしました。身体の一部でもあるピアノが海に落ちていく様を見てとっさに彼女はピアノを選んだのだろう。だが海の中でピアノよりも彼への愛が自分の中で大きい事をあらためて感じ...ということですよね。女なら普通にわかること?えっ?男でもわかるって?失礼しました。 |
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