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タイトル名 |
踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! |
レビュワー |
どっぐすさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2010-07-17 23:58:58 |
変更日時 |
2010-07-18 00:24:59 |
レビュー内容 |
このシリーズ自体が初見であれば頭にきたかもしれない。実際,自分は13年前,第一作の映画で初めてこのシリーズに接して頭にきた。しかし今はテレビシリーズやスピンオフの映画を見た上で思う。ああ、彼らにまた会えた。相変わらずの所もあるし、年月を経て成長した部分や、立場が変わった部分もある。 かなり、時間ということに関してはリアリティがあるし、(でもヒーローは決して所帯を持たないのはセオリーですね)そもそも前作のラストで世代交替を匂わせていたので,過去の興奮を求めてもあまり意味がないように自分は思う。そういう意味でこのシリーズは前作で完結していたのだと思う。 自分もあれから8年の歳月を経て,今回の落ち着いたオープニングはむしろ、しっくりときた。 そう、同窓会でもいいのだろうと自分は思う。同窓会とは過去の友好を確認したり、幻滅したり、それでもあの時は良かったと(実際当時はそう思っていなくても)確認し合うものであろう。 犯人役までもが、同窓会の一員となっているのは、少し複雑だが、寅さんのように極めて日本人的な感情で、この作品を楽しんだ。相変わらずこのシリーズの良い所,ベタな所,おおげさな所,くだらない所,それも含めて相変わらずで,楽しんだだけでいいんだろう。そういう映画もあっていいのだと思う。 この映画は観客に,自分も年を経たのだということを確認させてくれる中年向け映画ではないだろうか。 若い人たちには,「くだらない」の一言で終わるかもしれないが。
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