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忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962) - 鱗歌さんのレビュー
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タイトル名 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962)
レビュワー 鱗歌さん
点数 7点
投稿日時 2019-01-13 14:58:42
変更日時 2019-01-13 14:58:42
レビュー内容
八代目松本幸四郎が松竹から東宝に移って、また忠臣蔵映画の主演をやっている訳ですが。会社が変われば映画も変わる。ような、大差ないような。
まあ、どっちかっていうと淡泊な印象です。歌舞伎役者をズラリと並べて歌舞伎調の部分を少し感じさせつつも、基本はあまり時代がかっていない現代的な感じは東宝風(?)。そういや先日、同日同時刻に、大映版とこの東宝版をBS朝日とBS-TBSが放送してて、ザッピングで楽しめる状態になっておりましたが、さて日本国民の何人に一人がそれを楽しんだことやら。というのはさておくとしても、まず一見してこの東宝版、画面が明るいですね。色彩も毒々しくならない程度に豊か。いかにもスタジオ撮影で、見通しがいい。屋外シーンも背景はCG、というワケにはいかないので書き割りが多用されていて(手がかかる割には安っぽくなりがちですが・・・)。
浅野内匠頭が加山雄三、ってのも何だか現代風。上野介の理不尽なイジメを耐えに耐えた挙句、というよりは単に青年らしい無鉄砲さが爆発したような刃傷事件、切腹の場面も上野介の夢の中でサラリと描かれるだけなので、ドロドロした印象はありません。それよりは何しろオールスターキャスト、いろんな役者にいろんな役を回していかないといけないので、ドロドロしているヒマなどありません。お城の明け渡しまでに結構、時間使っちゃったし(花の巻)、後半にエピソードを詰め込んでいかなくちゃいけない。
というワケで、フランキー堺はそんな役でそんなに目立ってていいのだろうか、とか、池部良もチョイ役なのに貫録出しまくってるよなあ、とか、やっぱり三船敏郎はオイシイところ持っていくよなあ、とか、数々のエピソードを贅沢なキャスティングで楽しませてくれるんですけど、その分、浪士の存在がイマイチ目立たなくなっちゃってる、ってのはありますね。みんな押し並べてマジメそうな顔を並べて、あまり個性が出ていない。で、唯一の例外として、このマジメ顔の中に佐藤允が混じってるもんだから、一人だけ目立ってしょうがないんですけどね。
討ち入りシーンも、もう一つ派手さはありませんが、ゴジラテーマ(ただし音型が反行)が流れたら、そりゃ盛り上がらざるを得ない。それでも上野介がなかなか見つからないとなったときには、徒労感のような、あきらめムードみたいな感じが漂ったりして、スペクタクルよりもドラマに力点が置かれているようです。
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