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ダイアリー・オブ・ザ・デッド - 鱗歌さんのレビュー
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タイトル名 ダイアリー・オブ・ザ・デッド
レビュワー 鱗歌さん
点数 7点
投稿日時 2009-11-22 08:47:48
変更日時 2009-11-22 08:47:48
レビュー内容
ロメロは何故ここまでゾンビにこだわるのか?それはやはり、ゾンビというキャラの持つ、アナーキーさ・無軌道ぶり・ヤサグレ感・どこか漂う哀愁・・・。映画にいくらメッセージ性を込めても、ゾンビを登場させる限り、映画を支配するのは終末感覚であり、諦念であり、だからこそ、メッセンジャーとしてのロメロではなく、映画作家としてのロメロが活き活きとしてくるのではないか、と。ヘナチョコサスペンス『URAMI』は、やはりテーマ性が目立ち過ぎた。やはり、オブザデッド・シリーズこそが本領・・・と言う意味では、本作って、どうなんだ? テーマ性とゾンビ性(そんな言葉があるのか?)が真っ向からぶつかり合い、最後はテーマがゾンビを蹂躙した挙句に「ゾンビが血の涙を流して見せる」という問題作、それがこの『ダイアリー~』。いまや“映像”とは、命と魂をかけたプロによって提供されるものではなく、無数のアマチュアたちによって、まるで自然発生的とも言うような形で日々作りだされるもの。ネットを飛び交う出所不明の映像の数々(無論、映像に限ったことではない。この私の駄文も、その類のものである。自戒)。ひたすら、実感を伴わぬ空疎な刺激が求められ、たとえ人の死であっても、映像となった途端、それは娯楽となり、商品にすらなる。死者は好奇の目にさらされ、まるで本作のゾンビたちのように、「死んだ者をもう一度殺す」という扱いを受けることになる・・・。ところで、本作における、フェイクドキュメンタリーの手法って、本作のテーマを描くにあたっての、確かにひとつの選択ではあろうけど、でも、本当に有効であったか? あくまで映画作品たりえようとし、映画らしい技術を持ち込んでしまった結果、浮き上がってくるのは“フェイク”の部分、すなわち“ウソ”である。“ウソ”を積み上げることで“ホント”を作り上げるのが映画であったハズ、それが本作では、“ホント”に成り切れなかった“小ウソ”が知らず知らずに積み重なって“大ウソ”になっただけ、で終わってしまった気が。割り切りの足りなさ。『クローバーフィールド』は映画から逸脱し、映画作品たりえなかったことで、ひとつの完成に達した。本作は・・・割り切りが足りず、でもそうであるが故に、映画作品たりえているのもまた、事実か。
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