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ハミングバード - 鱗歌さんのレビュー
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タイトル名 ハミングバード
レビュワー 鱗歌さん
点数 8点
投稿日時 2016-04-02 18:20:30
変更日時 2016-04-02 18:20:30
レビュー内容
そりゃあジェイソン・ステイサム主演で多少のアクションは見せてくれるけれど、これはもうアクション映画というよりはラブロマンスでしょう、それもトコトン不器用な男とトコトン不器用な女の、不器用極まるが故になんとも愛おしい恋愛。男には居場所がない、彼のアフガンにおける過去ゆえ、法律的にも、精神的にも、居場所が無い。そんな彼が見つけた唯一の居場所。それは他人の留守中のアパートであり、裏社会であり、報われることのない「修道女への恋」だったりする。そして修道女の方も、彼女の過去ゆえ、望む望まぬに関わらず、今のこの立場に身を置くしかない。男の愛情表現が、少しタイガーマスクの伊達直人なんかも思い起こさせたりして。
男はある少女のため、復讐に立ち上がろうとする。しかしその復讐という行為は、彼の過去の傷そのものでもあるんですな。
女には修道女としての毎日しかない。彼女にとっての唯一の非日常は、憧れのバレリーナ。そのバレリーナもついに引退を迎えている。
そんな女と、そんな男の、地味~な恋愛。だけど、こんな恋愛にこそ、ハラハラさせられるもんです。
男にとっての「復讐」、女にとっての「バレリーナの引退公演」は、それぞれにとっての過去の総決算でもあるんでしょう。その大事な夜を、二人はそれぞれに過ごし、そして出会う。その出会いは一見、なんということもないんだけど、彼らの前を公演を終えたバレリーナが去っていったとき(女がバレリーナではなく男と並んでいることを選んだとき)、ああ、きっとこれでよかったんだろう、と。
ハッピーエンドというのではないけれど(むしろ一見、真逆だけど)、なんだか少し安堵感を感じさせる、ラストでした。
いい映画でした。
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