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タイトル名 |
ポセイドン・アドベンチャー2 |
レビュワー |
鱗歌さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2021-05-15 20:25:05 |
変更日時 |
2021-05-15 20:25:05 |
レビュー内容 |
第1作の直後から物語は始まります。ポセイドン号に積まれていたお宝目当てに、ノコノコ船内に入っていくマヌケな連中のオハナシ。 彼らをを見ていると、ポセアドで強引にもう一発儲けてやろうという、この映画の製作陣の姿(って言うか、要するにアーウィン・アレン)が重なってきます。 ここまでやるんなら、ジーン・ハックマン復活もアリだろうと思うのですが、そこはそれ、こういうカスネタには、やはりマイケル・ケインが似合います。そういや、なんでマイケル・ケインかと思ったら、『スウォーム』に続いてのアーウィン・アレン作品出演、ってのもあるんですね。 という、「サイテーな続編」という称号があるのならトップレベルに位置するであろう、このポセアド2ですが、最初の方(最後も)で登場する、逆さまになって浮かぶポセイドン号の船底、これはなかなか壮観です。ただ、明らかに傾いた状態で浮かんでいるのに、船内シーンでは綺麗に180度ひっくり返って、全く傾いた気配がないのは、これいかに。 しかしそこはマイケル・ケイン、こんな映画でも頑張ります。泳いでずぶ濡れになれば、まさに水も滴るイイ男。『アシャンティ』でも『アイランド』でも泳いでたよね。いやホント、この役は彼以外には考えられません。 そして、「絶対このヒト、いい人のワケがない」 というオーラを出しまくってるテリー・サバラス。この全く意外性を求めていないキャスティングが、潔いです。と、褒めるべきところなのか、どうなのか。 船内に潜り込んだはいいけれど、容易には脱出出来なくなり(何の危機感も感じられないけど)、その彼らの前に三々五々、に生存者が現れて、もう誰が誰やら、どうでもよくなってくる。じゃあ一丁、銃撃戦で盛り上げましょう、と張り切るテリー・サバラス一味、いよいよ事態はカオスに突入し、収拾がつきません。 とりあえず、珍味である、とだけは言っておきましょう。 しかし、このラストを受けてなお、ポセアド3を作ろうという度胸は、さすがに、持ち合わせてなかったんですかねえ。残念。 |
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