みんなのシネマレビュー
ザ・ブルード/怒りのメタファー - 鱗歌さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 ザ・ブルード/怒りのメタファー
レビュワー 鱗歌さん
点数 8点
投稿日時 2023-09-02 13:17:54
変更日時 2023-09-02 13:17:54
レビュー内容
「何のこっちゃ」な邦題ですが、映画を見ればこれが意外に「どストライク」な邦題であったことに気づきます。
映画の内容の方も、あくまでホラーでありファンタジーなので、こういう事が実際に起こり得るかどうかは問わないことにし、細かい部分まで納得のいく説明がなされているかも問わないことにすると―――そういう事を問うのは元々、野暮というものだけど―――「何のこっちゃ」な展開かと思いきや、最後まで見ると、邦題のコンセプトに沿ってそれなりにまとまった内容であり設定であったことがわかります。
にも拘らずこの作品には、気持ち悪さ、落ち着かさなさ、といったものが横溢しています。何とも言えぬ、割り切れなさ。
前触れなく、突然、映画に登場する襲撃者。映画の中でその正体は明かされるものの、この最初に登場した時の「いる訳のないものがいた」「見てはいけないものを見てしまった」という感覚、これがずっと尾を引いて、最後まで何とも言えぬヤな感じが続きます。確かに、「怒り」の象徴としてこの異形のものたちは存在するのだけど、そういう可視化された「怒り」の裏には、可視化しきれない人間関係のドロドロしたものが渦巻いている。もっとも近接した人間関係である家族、その家族の中にすらドロドロが渦巻いている、という落ち着かなさ。わかっちゃあいるんだけど、それをこうやって映画で突きつけられると・・・。
音楽はハワード・ショア。まだキャリア初期の仕事だと思いますが、これまたなかなかに落ち着かない音楽を響かせて、ヤな感じをしっかり増幅してくれます。
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-06-22ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂54.50点
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン66.65点
Mr.ノーバディ76.96点
2024-06-16キャノンレース99.00点
2024-06-16007/スペクター56.41点
2024-06-15がんばれ!!タブチくん!!74.84点
2024-06-09座頭市の歌が聞える76.45点
2024-06-09陽のあたる場所86.61点
2024-06-02悪と仮面のルール65.25点
2024-06-02さいころ奉行66.50点
ザ・ブルード/怒りのメタファーのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS