みんなのシネマレビュー
暗黒街のふたり - 鱗歌さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング


◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

スポンサーリンク
タイトル名 暗黒街のふたり
レビュワー 鱗歌さん
点数 7点
投稿日時 2011-04-28 21:18:09
変更日時 2011-04-28 21:18:09
レビュー内容
一見何とも判りやすいオハナシでして、それだけに、額面通り受け取っていいものやら警戒してしまうのですが。銀行強盗の罪で服役していたアラン・ドロン演じる主人公、このたびめでたく出所の運びとなり、保護司のジャン・ギャバンの支えを受けながら社会復帰を目指す。かつての仲間の誘いもキッパリ断り、勤め先の仕事は順調、愛する妻とも仲睦まじく、言うことなし。なのですが、やはり世の中思うようにはいかないもの。と言うかむしろ、こう言っちゃなんだけど、この主人公、気持ちいいくらい順調に転落の一途をたどっていきます。すべてが裏目裏目。主人公を支える人は皆、とってもイイ人として描かれ、それ以外は皆、とことんイヤな人として描かれて、主人公をひたすら不幸のどん底に引きずり込む、という類型化した図式。このまま終わってしまうと「何やねんこの映画は」となるのだけれど、ラストでその印象は一変します。この出来過ぎたオハナシの先に待っていたのは、もっともっと非現実的に思われがちでありながら確かに現実に存在する“ギロチン”という代物(ようやく廃止されたとのニュースを子供の頃に聞いた記憶があります)。このくだりは現実とも非現実ともつかぬ、まさに悪夢のような光景。ただ、「ギロチンにかけられる前には首のまわりの服を切り取るのか」(ホントかどうかは知らんけど)という、妙にリアリティのある細かい描写によって、これは夢ではない、現実なんだ、ということを強く印象付けられます。その怖いこと怖いこと。だからこういう一見判り易そうな映画は、油断ならないのです。
鱗歌 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-07-13ジュラシック・ワールド/新たなる支配者55.78点
トリプルX ネクスト・レベル75.00点
2025-07-06麻薬売春Gメン66.00点
2025-07-06山猫は眠らない8 暗殺者の終幕55.00点
2025-07-05荒野に生きる87.00点
2025-06-28無法松の一生(1943)107.96点
2025-06-1510ミニッツ・アフター75.16点
2025-06-14子連れ狼 死に風に向う乳母車77.60点
2025-06-14マークスマン(2021)76.66点
2025-06-14ヴィレッジ(2004)86.07点
暗黒街のふたりのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS