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ヒルズ・ハブ・アイズ - りりらっちさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ヒルズ・ハブ・アイズ
レビュワー りりらっちさん
点数 7点
投稿日時 2012-07-05 09:31:00
変更日時 2012-07-05 13:19:53
レビュー内容
しまった。面白かった。
「サランドラ」は観ていないのですが、元核実験場の砂漠に隠れ住む食人鬼一家が旅人を襲っては食べちゃう、というストーリーを忠実にリメイクしたのが、本作。
なので、ナゼ <放射能によって奇形になった ←→ 人を襲って食べる>がリンクしちゃってるの?という謎をつついても、しょうがナイ。リメイクだから(苦笑)。
でも、面白かった。
アジャ監督の力量でしょうか。前半、獲物として誘い込まれた一家がメタメタにやられていくのですが、その演出の容赦のなさ・スピード感によって、どんどん作品のテンションが上がっていきます。
強いものから次々に殺され、残ったのは、たよりないティーンの姉弟と優男のムコ殿。え~コレどうなんの?と思わせるのが上手。
キャラクターの設定もいい。
元警官のマッチョ舅にバカにされるムコ役の、アーロン・スタンフォードが特によかった。
髭・メガネ・ちょいロン毛・携帯関係のお仕事という、理系で優しくて穏やかで家庭的な、いかにもな現代の若者が、妻を殺され、子どもを拉致され、極限状態に追い詰められて原始の怒りを目覚めさせていく過程は、非常にみごたえがありました。
理不尽な暴力に対しては、理性も文明も何の役にも立ちゃしない。大切なものを暴力から守りたいと思ったのなら、自分の中に封印した凶暴なものを解放せざるを得ない。そこにホンの少しでもためらいがあったら、負けてしまう。イコール、死。ならば、襲ってくる相手に対して非情にならざるを得ない、むしろ、なるべきなのだ、と。

この映画は、ある日いきなり犯罪に巻き込まれてしまった人が、こんな理不尽で恐ろしい目にあうなんて、ナゼ?!と混乱するのと全く同じ状況を描き、さらに、それに立向かわなくてはならない状況を設定して、そして勝ってみせるところまでを描いてくれました。
よくある「知らない土地に行ったら襲われた系ホラー」であるのに、鑑賞後の後味が非常に良かった。それは、人間の掟を捨て野獣に堕ちて殺し合いをしたのは、もっとも弱くて大切な赤子を守るためだった、から。そしてそれを守りきることができたから。
あらためて、好きだな~アジャ監督。
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投稿日付邦題コメント平均点
2023-08-07TUBE チューブ 死の脱出(2020)55.00点
2022-07-05モルグ 死霊病棟34.25点
2022-03-19ハロウィン(2018)45.23点
2020-07-18アフターショック66.65点
2020-07-03昼顔(2017)55.54点
2020-07-0310 クローバーフィールド・レーン66.55点
2020-07-03Dear Friends ディア フレンズ43.54点
2020-06-29Virginia/ヴァージニア(2011)54.83点
2020-06-29リグレッション45.00点
2020-06-29アス45.56点
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