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タイトル名 |
忠臣蔵(1958) |
レビュワー |
東京50km圏道路地図さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2013-12-25 11:59:17 |
変更日時 |
2025-05-18 23:57:21 |
レビュー内容 |
娯楽作品なので脚色はあるし、演技も仰々しくて、古き良き時代の映画という印象で、これはこういうものとして割り切ってみれば悪くはないのだが、流石に55年も経つといろいろとちょっとキビシイかなと思わないでもない。 大人になってよくよく考えると、吉良は良い奴ではないが、かといって諸説あるものの理由もハッキリせず、イキナリ殺されそうになって、最後には殺されるという踏んだり蹴ったりで不幸な男だなと思えてくる。まあ何らかの恨みを買うような事はしたのだろうけど、冷静になって見ると、あまり赤穂側に義を感じないんだよね。 「倍返し」に熱狂するように現代になっても仇討ちものはウケルのだろうけど、もういい加減にこのメンタリティーも変えていかないとイカンのではないか? <追記>12年ぶりに再見。その後、数多の忠臣蔵作品を見てからの比較になるが、大石内蔵助の「活躍」を押し出しすぎて展開が少々オカシクなってしまった印象。特に「吉良に会った事があるから、俺ならわかる!」ってのは、ちょっとヤリスギかと。他方で、様々なパターンで描かれる女間者だが、京マチ子の存在・役どころはアクセントとしてはよかったかな。 |
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