みんなのシネマレビュー
否定と肯定 - みんな嫌いさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング


◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

スポンサーリンク
タイトル名 否定と肯定
レビュワー みんな嫌いさん
点数 5点
投稿日時 2025-05-08 14:24:38
変更日時 2025-05-25 16:13:38
レビュー内容
劇場でみた9年前、不勉強なせいで、「ホロコースト否認論者」の存在はもちろん、「ロイヒターレポート」なるものを全く知らず、ストリーというか、裁判の行方ばかりに注目していた
そして、楽しめたのは楽しめたのだけれど、結局、まあ、そりゃあ勝つよな、というくらいの感想しかもたなかった

10年たって再視聴して、この間、武井(2021)「歴史修正主義」中公新書も出版され、私の無知も相当程度、アコモデイトされた

そうして、2025年になりこの映画をネットで見直した

あらためてこの「正義とは何か」を問いかけた映画が、2時間の中で事実を単純化しようとしたために、かえって正義を歪なものにしていることに、残念ながら気がつかされた

そもそも、アーヴィングは、戦争をテーマとした著述家としてはかなり成功した人物で(歴史学の専門教育は受けてないにせよ)、第二次世界大戦中のドイツに関してはベストセラーもいくつかあるような人物である
イメージとすれば、司馬遼太郎とか、吉川英二、あるいは百田尚樹とか、に該当する人物である

司馬遼太郎と百田尚樹では、話がだいぶんちがうのだけれども、じゃあなにが違うんだろうか、ということが、まず突きつけられるわけである


(2025/5/25中略、時間がある時にこれ以降を大幅に修正していきます)


この作品が、なんでも自分で決め、行動することで人生を切り開いてきた、デボラ・E・リップシュタットという学者が、人に委ねることやチームの一員となることを描いているのだな、と感じた。

しかし、そうだとすれば、50歳前後のデボラ・E・リップシュタット教授を、30歳前半の美しきレイチェル・ワイズが演ずることによって(デビッド・アービングを演じるティモシースポールの陰湿さとあいまって)、事実をかなりゆがめてしまっているのではないか
まあ、それはそれで、創作というのはそういうものかもしれないが、それにしても扱っているテーマがテーマだけに、もやもやした


裁判長の最後の質問(これは原作にもある挿話なのだが)は、全く意味不明
映画のストーリーとして、最後にドキドキさせる効果はあるけれど、「あれはなんだったんだろう(原作ではそういう扱いになっている)」というフォローがないため、もやもやさせられた


そして、まあこれは事実なんだろうが、デボラを支えるリーガルチームが、ほぼほぼ男性なのには驚かされた
あれから30年、イギリスは変わっているのだろうか?

1mA18/1/20 3thSX
みんな嫌い さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-05-18K SEVEN STORIES Episode 1「R:B BLAZE」77.00点
いろとりどりの親子88.00点
2025-05-15パッドマン 5億人の女性を救った男56.85点
2025-05-15コリーニ事件77.53点
2025-05-14アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男77.00点
2025-05-11ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち66.54点
2025-05-11女は二度決断する67.07点
2025-05-11告白小説、その結末56.00点
2025-05-08シェイプ・オブ・ウォーター56.65点
2025-05-08否定と肯定56.27点
否定と肯定のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS