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レディ・イン・ザ・ウォーター - あにやん‍🌈さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 レディ・イン・ザ・ウォーター
レビュワー あにやん‍🌈さん
点数 8点
投稿日時 2006-10-01 00:41:25
変更日時 2006-10-01 00:41:25
レビュー内容
いい評判をまるで聞かない状態なのですが、あえて私は全面的に擁護したいです(笑) 見ていてこれは「シャマラン監督による『映画についての映画』で、全体が映画のメタファー」と感じ、じっくりと腰を据えて向き合う必要があると思いました。まず判り易い「ストーリー」という名の『原作』が現われます。これに対し物語が求めているのは「ライター」、でも『脚本家』にあたるのは韓国人の母娘ですね。「ライター」であるところのシャマランは『テーマ』としての存在。主人公はプロデューサーのように思えて実は物語を理解し、守り、目的を成就させるべく動く『監督』。「記号論者」と「証人」が『プロデューサー』で、「職人」たちは『カメラマン』であり『音楽』であり『編集』であり『美術』であり。いかに「ストーリー」を旅立たせる=映画を作るか、というプリプロダクションの過程を経てパーティの日=クランクインと共に動員されてくるスタッフ=アパートの住人達。映画評論家はそのまま『映画評論家』あるいは『セオリーを否定しつつ枠に囚われているがゆえに映画をダメにする思考』。言動が映画製作を惑わします。そこまで考えて、ストーリーの生命を脅かすスクラント、スクラントをすくませる「守護者」、更にスクラントにとっての脅威である掟の番人で邪悪なタートゥティックは、何の象徴?と悩みに悩んで2時間、これは捉え様が色々あり過ぎて難しいですね。評論家に印象が悪く、不自然な見た目が自慢で、扱いが厄介な「守護者」は『VFX』、タートゥティックはどんな形であれ映画を完成させる事のみが重要である『映画会社』、そしてこの2つには抑制されてしまう存在であるスクラントは『映画を完成に導く事を阻む不安感や悪意』とでも解釈しましょうか。外側にもあり自分の内面にもある、みたいな。特撮屋や会社にとっちゃ、そんなの関係なく動いてますしね。と、これはあくまで一解釈に過ぎませんが。映画としては、ヒロインはもっと若い女優にすべきでは?と思ったり(むしろ日本のアニメ向きな題材)、登場人物が多過ぎで、役割に説得力のない人物続出だったりしましたが、作品を作り上げてゆこうとする人々の物語、という視点で見る事ができたので、その過程にワクワクして最後に世に作品が送り出されました、というオチに「ああ面白かった」と思ったのでした。やっぱりこの監督、一筋縄ではいかないところ、目が離せません。
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