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チャーリーとチョコレート工場 - ひろすけさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 チャーリーとチョコレート工場
レビュワー ひろすけさん
点数 7点
投稿日時 2005-12-11 15:47:25
変更日時 2005-12-11 15:47:25
レビュー内容
ティム・バートンは結婚して子供が生まれて、ある程度テーマというかその方向性が見えてきたような気がします。前作の『ビックフィッシュ』はモロに父親と息子の愛情(それを見守る家族愛)が主題でした。今回もやはりテーマは「家族愛」なんですが、そこにまたバートンならではのブラックジョークやニヒリズムがエッセンスとして加えられています。家族にはもちろん様々なかたちがあって、それぞれの家族がお互いを愛し合っています。しかしその愛情は時として周囲から見れば、滑稽なものであったり嘲笑の対象となるわけです。劇中ではそのような「おかしな家族愛」をちょっと観客が引くぐらいの勢いで軽快に叩き潰していました。バートンはもしかしたら自分が感動のさなかにあっても、そのコテコテの雰囲気に耐えられず「なんちゃって~」と言わずにはいられないお茶目な人なのかな…って感じましたよ。『ビックフィッシュ』があまりにも「感動作」であったためにそれに対するアンチテーゼを自分の中で作らざるを得なかった、と。もちろん何も気にせずに観れば序盤と最後の家族愛の前に、中盤のグロテスク(?)なかたちで間違った家族愛は吹っ飛ばされてしまいます。それでも観客の誰もが思うであろう「感動した!(…だけどちょっと中盤がやり過ぎって感じがしたよ)」がバートンの狙いであったのかな。見た目上はハッピーでコーティングして、少しずれてしまえば他の家族のように(傍から見れば)滑稽なかたちで叩き潰されてしまうんだよという、たぶん自分が想像し得なかったほどの順風な家族を作っちゃってるよ俺…的なバートン家族への自らの警鐘である、と。『マーズアタック!』などの作品を悪趣味という人はいるけれど、本作のブラックジョークは「家族愛」というコテコテのメッセージをアピールしたいがためのコントラストなのかもしれませんね。『コープスブライド』に続き、そのまた次回作も楽しみです。
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