|
タイトル名 |
“アイデンティティー” |
レビュワー |
港のリョーコ横浜横須賀さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-10-29 20:44:16 |
変更日時 |
2007-12-18 12:45:54 |
レビュー内容 |
最初から貼られていた伏線にまったく気がつけず、 見事騙されてしまった自分自身に非常に悔しさを覚えた。 が、久々にラストの予測を良い意味で裏切られた為、とても爽快感も残った。
サスペンスが好きな自分は割と多くの作品を見ていたし、 自分が予測したオチと実際のオチが一致している事が十中八九だった。 この映画もそれまでと同様に「どこかで見たタイプ」だと決め付けた結果、 鼻にかけていた己の推理力を見事にへし折られたのだった。
『既成概念』と『思い込み』がいかに”推理における柔軟性”を妨げるかを実感し、 そして何に対しても『油断』と『過信』が己に対して過ちしかもたらさない、 という事実をこの映画によって身を以って体験した気がした。
観る者の姿勢や心持ちひとつで作品の感想も評価も180度変わってしまう。 映画と言うのは本当に不思議で素晴らしい事も改めて実感した。 |
|
港のリョーコ横浜横須賀 さんの 最近のクチコミ・感想
“アイデンティティー”のレビュー一覧を見る
|