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キリマンジャロの雪(1952) - もっつぁれらさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 キリマンジャロの雪(1952)
レビュワー もっつぁれらさん
点数 6点
投稿日時 2010-03-12 00:59:26
変更日時 2010-03-12 01:05:29
レビュー内容
テクニカラーの映像は大好きで、この映画も一つ一つのショットがとても綺麗なくすみ具合と色あいを出していて、画面を見ているだけで気分が高揚してきてしまいます。
ただ、序盤の夕暮れ時のシーンの時、獣のざわめき(ロケ)と人間同士の会話(スタジオ)とのカットバックがお粗末なところがいただけない。撮影で使っているカメラが違うのは明らかで、更には、光の加減や空の青色の濃淡に全く配慮がなされていないのが凄く残念。
ストーリーに目を向けると、リアリティを欠く場面がいくつか見られ、気になる箇所があったのですが、マドリードにシンシアを探しに行った時、マドリードの街を探すのかと思いきや、行ったのは戦場で、しかもそこでシンシアを発見できてしまうという、ちょっと都合のいい展開であったり、最後の方でハリーの脚が痛み出して死んでしまうのかと思いきや、ヘレンの治療の甲斐あって、というか素人の治療で見事に回復してしまうという、これもまた強引に幕を引くような感じがあり、どうしても物語の進行や演出に難があったと言わざるを得ません。
大まかなストーリーは、ハリーの女遍歴を語るだけの単調なストーリーなのですが、一番最初に出てきたシンシアの美しさは筆舌に尽くし難く、特筆すべきは、ストーリー序盤で二人がバーで出会い、外に出て愛を語り合いながら煙草の火をつけた時、二人の顔がマッチの火によって明るく照らし出された時の一瞬の美しさ。一瞬の輝きというのが、この二人の将来を暗示するものとして描いたのでしょうか。一方で、ストーリー後半でヘレンと夜に出会ったときにも全く同じシーンが出てきますが、こちらの方は顔があまり照らされない。この違いは、出会ったときの気持ちの盛り上がり方を意図的に暗示したものなのでしょうか。
美しさを追求しシーンに意味を持たせたりと巧みな演出を見せる一方で、明らかに手を抜いてしまっているような一面も出てしまい、何とも惜しい映画です。
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