みんなのシネマレビュー
サムサッカー - パブロン中毒さんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 サムサッカー
レビュワー パブロン中毒さん
点数 7点
投稿日時 2007-05-05 19:21:44
変更日時 2007-05-05 19:21:44
レビュー内容
ティーンエイジャーをとてもマジメに描いた作品だ。
10代の少年の抱える「不安」を、通俗的な回答を用意することなく、また、安易な「家族万歳」に流れることなく、終始誠実なトーンで描く。こういうの、ありそうでなかなかない家族ドラマだ。
リタリンそれは、ADHDには効くが、そうでない人が飲むとなんでもないかハイになるだけ。
この映画のジャスティンは、とてもADHDに見えない。よって、ADHD特有の悩みなど持っていない。こんな簡単にADHDと診断されてリタリンを処方されるものかなあ、と思うとちょっとこわい。
それでまあ、指吸いに象徴される「不安」というのは具体性が無いものほど深く厄介であり、ジャスティンはそれをどう扱えばいいのかわからず、リタリンによって「更なる覚醒」へ行ってみたが、自分には合わないとマリファナによる「憂き世からの逃走=酩酊」へと振り子のように真逆(この言葉は下品だが)に走る。果たして「覚醒」と「酩酊」のどちらがジャスティンに合っていたのかというと…たぶんどちらでもないのだろう。
この映画は、ひとりの「不安」を抱える少年と、その風変わりな家族、そして先生や歯医者や俳優(こいつはゲイだろう)という数人の大人の男たちの現実を切り取っていて、「不安」と「依存」にも迫る。果たして自分は、「不安」をどんな「依存」で解消しようとしているだろうか?
ティルダ・スウィントンはあんなに腹が出ていただろうか。「セル」で変態犯罪者を演じたドノフリオはここでは非常に良い味を出している。不器用で口下手なお父さん。
特筆すべきはキアヌだった。常々キアヌをバカにしているわけではないが、「演技派」とはいえないと思っていた。今もそれは変わらないが、ここでも、嫌そうにタバコを吸うキアヌ…ああ、あなたってほんとに演技が×なのだけれど…なんか、この変人歯医者役がミョーにはまっていたのだ。目がマジというか。キアヌって、けっこう変な人なんじゃないかしら。
弟ジョエルとジャスティンのやりとりもクスっと笑えてよい感じだ。親や教師には常に挑戦的なジャスティン君が、弟に対しては、何気ない愛情がにじみでている感じ。兄弟っていいよね。
パブロン中毒 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2012-06-13オアシス87.36点
2012-05-20フィリップ、きみを愛してる!85.88点
2012-05-20瞳の奥の秘密77.27点
2012-05-13渇き(2009)86.35点
2012-05-05プレシャス85.66点
2012-04-10シェルター54.42点
2012-04-06人生万歳!76.75点
2012-01-15ブエノスアイレス95.84点
2012-01-03ハンサム★スーツ55.95点
2011-12-19リダクテッド 真実の価値55.94点
サムサッカーのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS