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タイトル名 |
自転車泥棒 |
レビュワー |
よし坊さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2008-11-09 23:09:45 |
変更日時 |
2008-11-09 23:09:45 |
レビュー内容 |
冷静さを失ったアントニオが、犯人と思い込んだ青年に詰め寄る場面からの見せ場。予防線を張って生き抜くすべもない境遇、引っ込みがつかない状況、大勢に罵倒され、そして情けなく惨めな感情がうごめくこの見せ場。この後、この一家はどうなっていくねやろ?何とか生きていけるやろ、と能天気な考えは全く浮かばない。アントニオとその家族には、したたかに生きて行って欲しいと願う。それだけだ。僻み根性丸出しで書くと、小金を失っても痛くも痒くもないであろう、あのレストランに居たような金持ちから、多少の金をくすねてでも生き抜いてほしいと願う。それにしても時代を切り落とした、暗く地味なこの映画が持つテーマの普遍性には脱帽する。 |
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