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タイトル名 |
エンジェル(2007) |
レビュワー |
すねこすりさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2009-04-07 14:15:57 |
変更日時 |
2009-04-07 14:15:57 |
レビュー内容 |
わざとらしい合成画像とか、エンジェルの台詞回しの仰々しさなど、敢えて滑稽さをデフォルメしているあたりは面白いです。が、いかんせん、ロモーラ・ガライ演ずるエンジェルという女性が生理的にダメでした。まあ、それだけ、演技も演出も秀逸だったことの裏返しだと思います。あの豪華だけれど趣味の悪いインテリアとかファッションは、エンジェルの持つ感性の劣悪さをうまく表しています。彼女を嫌うギルブライト夫人にランプリングを配したのは巧いなー、と思いました。エンジェルの知性のなさ、下品さを、ランプリングの上品かつ意地の悪い視線で強調しており、ランプリングは相変わらずの存在感でした。彼女の「小説は認めないけど、大した女性だ」というセリフはパンチがあります。ラストは狂い死にってことで、あまりに予想通りで若干拍子抜けですが、まあ、それが監督のエンジェルに対する思いやりなのかも知れません。 |
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