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幻の光 - すねこすりさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 幻の光
レビュワー すねこすりさん
点数 6点
投稿日時 2012-03-31 22:00:48
変更日時 2012-04-01 00:18:55
レビュー内容
ふむ、、、これは「痛みの忘れ方」についての難しい問いを投げかけられたような感じがします。原作は未読(あんまり宮本輝は好きじゃない)。元夫が本当に死のうと思って自殺したのか、このままだったら死ねるかなー、程度で本当に死んじゃったのかは分かりませんが、前者と後者では私にとってはかなり受け止め方が変わってきてしまうので、ここが不明な本作の場合、評価はヒジョーに難しい。後者だとすれば、現夫の言う「そういうこともあるやろ・・・」というセリフはまったくもってその通りで、つまり、これは、大切な人を失った場合に遺された者がその痛みをどうやって忘れていけばよいのかという一つのあり方を見せてくれた作品ということになります。まあ、遺書を準備していたわけでもないので、後者だと解釈して点数を付けようかと思います。やっぱり私は、人は死ぬまで生きるべし、という考えの持ち主で、自殺者に対しては(状況によるけど)基本的に同情しにくいものがありますので。生きている人間は、悶え苦しみながらも現実を生きなきゃいけないわけで、そうすると、「忘却」というのはある種必然の作用です。震災後の今もそうだけれども、世間で一大事が起きると、大抵「あの悲劇を忘れるな」という論調が支配的になります。でも、市井に生きる庶民は、本当は忘れないとやってらんねぇという部分も多々あるんでは。こういう場合は、「忘れるな」ではなくて「学べ」というべきなんでしょうなあ、きっと。でも、学びようのない悲劇も一杯あって、本作はその最たるものの一つでしょうね・・・。ゆみ子は、幸い精神的に上質な男性と再婚しているので、うまく痛みを忘れていけるのではないかと感じさせる終わり方で、良かったのではないでしょうか。義父の柄本明が出色です。ゆみ子の息子を、初めて家に来たとき無言で膝に乗せるあのシーン、一番印象に残りました。
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