|
タイトル名 |
嫌われ松子の一生 |
レビュワー |
Balrogさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2011-05-10 01:18:06 |
変更日時 |
2011-05-10 01:18:06 |
レビュー内容 |
傑作。これがゼロ年代の鬼才。このストーリーでここまでのポップさとフラッシュバックのようにシーンを繰り返すなどの手法の斬新さ、そして映画らしさを失わない映像感覚、天才だと思う。一人の女性の一代記というある意味単純なストーリーだが、絶妙に時間軸をクロスさせ、最後まであきさせない。脚本のうまさが光る。時間軸だけではなく、伏線がしっかり張ってあるところも見所。中谷美紀の熱演は勿論最高だった。ただ最後の太った松子だが、中谷美紀の顔は太っていないのでどうしても違和感が残った。エンターテイメントに徹しているかと思えばラストのグライダー滑空のようなカメラワーク(どうやって撮ったのだろう)で川や土手を映し、家、階段まで持っていくあの美しさ、芸術性も見逃してはいけない。 |
|
Balrog さんの 最近のクチコミ・感想
嫌われ松子の一生のレビュー一覧を見る
|