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| タイトル名 |
火垂るの墓(1988) |
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| レビュワー |
Balrogさん |
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| 点数 |
5点 |
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| 投稿日時 |
2011-05-04 09:55:38 |
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| 変更日時 |
2011-05-04 09:55:38 |
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| レビュー内容 |
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| このアニメが反戦映画であるとは正直思わない。描いているのはむしろ清太の狂気ではあるまいか。節子に対する罪と、その痛み。それが狂おしい感情となっている。これはただの（ただの、とは決して意味を極小化するものではない）一個人の回想なのである。そこから反戦のメッセージや政治的主張を読み取るのは自由だが、むしろそれを読み取るのは「そういったメッセージを読み取りたい」からである。「偏った思想」などと批判するのも、そういった思想を批判したいからこそこの映画から無意識的にそのような思想、政治的主張を読み取るのだろう。この映画に寄せられる批判は大概がそうしたものだが、実はそれは批判のための批判に他ならない。では映画としてどうかと問われれば、たいした出来ではないというまでである。もちろんジブリのアニメーションの技術は別として。 |
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