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市民ケーン - ながもんさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 市民ケーン
レビュワー ながもんさん
点数 9点
投稿日時 2009-05-25 18:55:58
変更日時 2009-05-25 18:55:58
レビュー内容
「愛を否定して人は生きられない。」この言葉を人生をかけて証明したひとりの男の哀しい物語ですね。
 この映画での核は、幼少期のシーンだと思います。突然得られた莫大な財産により、母親は息子を愛しているにも拘らず、そしてその愛故に、息子を家庭から引き離してしまう。
ここからケーンは「愛の否定」というあまりに理不尽な魂の枷をはめられて生きる事に。

強く印象的だったのは、2人目の妻スーザンが精神的にボロボロになり、ベッドに横たわって「もう歌えない」と言っても、それでも「闘うんだ」と強引に歌うことをスーザンにせまってしまうシーンです。
これは自分が幼少期に経験した「意に沿わない押し付けられた幸せ」でも人は幸せになれる事をスーザンにも示して欲しかったのでしょうね。
そうでなければ、自分の人生そのものが、そして愛する両親が否定されてしまう。それ故の譲れないケーンの思いの現われだったと思います。

愛を否定しなければ、心から愛している両親を否定する事になってしまう。しかし、ケーンの魂は愛を求め続ける。この壮絶な魂の葛藤の果てに、無残な魂の敗北と死。
自分の運命を貫き通し、最後に唯一無二の莫大な富に囲まれていても、愛に飢え、魂の安らぎを得ることなく死に絶えてしまう悲惨さ。
この映画が名作と呼ばれ続ける理由がここにあるのだと思います。
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