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タイトル名 |
ゲッタウェイ(1972) |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2010-11-16 22:47:04 |
変更日時 |
2010-11-21 00:20:40 |
レビュー内容 |
自論ですが、カッコいい男の重要な条件は弱さや繊細さが表現できること。本作のマックィーンがまさにそれです。自分を刑務所から出すために結果として不貞を犯した妻に対するぎくしゃくした態度。妻の頬を張るぎこちない手並み。理屈では妻の心情を理解しているのに、うじうじが昂じて別れを口にする。別れられないくせに。妻との関係で見せる等身の人物像と、プロフェッショナルとしてのアクションのバランスが、マックィーンという稀代の俳優の個性によって絶妙に結実した作品だと思います。こんなつつましいアクション映画は観たことが無い。 |
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