みんなのシネマレビュー
告発のとき - アンドレ・タカシさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 告発のとき
レビュワー アンドレ・タカシさん
点数 7点
投稿日時 2009-07-30 02:16:36
変更日時 2009-07-31 15:11:22
レビュー内容
上手い見せ方、という印象です。まず、退役軍人の主人公。有りがちなのは、バリバリの愛国主義者だけど、このトミー・リー・ジョーンズからは偏執的な愛国臭を感じない。元軍人らしい頑固さはあるけれど、それ以上に、元軍人らしい折り目の正しさ、で造形していました。例えば、スラックスの皺を伸ばす几帳面さや、シャーリーズ・セロンの息子に就寝前のお話を聞かせるくだりなどで、丁寧に人物像を作ってゆきます。その流れで、二人の息子が軍属という設定にも、親父に無理強いされたというより、息子たちが自発的に尊敬する父の後を継いだのだと感じました。次に、軍警察の後輩にあたるシャーリーズ・セロンの型どおりの捜査に口を挟みます。ここでは、刑事コロンボ並みの洞察力を発揮してストーリーに起伏を作り、中だるみさせません。自分は予備知識なしに観始めて、これらの上手さはまるでクリント・イーストウッドの映画のようだと感心していたら、ポール・ハギス監督は近年のイーストウッド作品に何度も関わっていたんですね。似ていて当たり前でした。でも、その流れで何を見せてくれるのか、と期待していたら、イラクで平衡感覚を失った若者兵士の犯行というオチで、これには少しがっかりしました。戦場は違っても、ベトナム戦争以降、出尽くしているテーマです。覇権主義色が濃い戦争がもたらすものは、似たような結果にしか行き着けない。この映画のオリジナリティは、事件の真相に迫って行くのが、息子を殺された父親であると同時に、元軍人であるというところです。父親として真相を突き止めたい願いは、その息子も精神を病んでいた、という苦い真実にたどり着く。元軍人としては、自らが軍属だった頃に矜持としていた正義がまかり通らないことも実感する。恐らく彼には何が狂っているのか整理ができない。逆さの星条旗には、父親と元軍人の、両方の想いが表れています。
アンドレ・タカシ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-17ゴジラ-1.087.26点
2022-02-28007/ノー・タイム・トゥ・ダイ56.75点
2022-02-22ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男66.50点
2022-02-22(秘)色情めす市場77.33点
2022-02-19クロスファイア(2000)45.76点
2022-02-19ジョニー・イングリッシュ55.62点
2022-02-19地獄(1999)53.81点
2022-02-19バイオハザード ディジェネレーション35.28点
2022-02-19DUNE デューン/砂の惑星(2021)76.30点
2022-01-31愛と哀しみのボレロ87.39点
告発のときのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS