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3時10分、決断のとき - アンドレ・タカシさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 3時10分、決断のとき
レビュワー アンドレ・タカシさん
点数 8点
投稿日時 2010-11-25 00:57:13
変更日時 2010-12-29 11:18:14
レビュー内容
本作中のラッセル・クロウを形容するいい言葉が思いつかないのだけれど、あえて言うなら人格者だろうか。決して品行方正で道徳心に溢れた人物ということではない。他者の気持ちを汲み、時にはそれに応えることができる度量のある人物という意味です。私の中では、モンキー・D・ルフィなんかもこのタイプに入ります。父親は息子や家族に対して、一家の主としてのスタンスを築きたかった。今回の護送も正義感の申し入れではない。家族に尊敬されたいが8、借金の足しが2、くらいの割合だろう。妻や息子が悪人に対して憧れに似た興味を持っていることは感じており、その悪人と対等に渡り合う仕事が失地回復に繋がると思料した。悪人は取り引きを持ちかける。400ドルも積めばなびくと思われた父親は1000ドルでも首肯しない。父親が欲しかったのは「誇り」。それは札束では買えない価値で、父親は命を賭してもそれが欲しかった。父親の心情は悪人を刺激する。その背景には、恐らく悪人の両親との辛い過去が関係する。悪事を重ねることで自分の「誇り」を築いてきたことも関係する。金銭価値とは無縁の「誇り」だからこそ、悪人を揺り動かしたのだと思う。ラストシーンで悪人が仲間を撃ち殺したのは、父親の敵討ちではなく列車に乗るためだ。父親の仕事を完遂させ、息子に贈りたかったのだ。その為に自分を助けに来た仲間を皆殺しに出来るのも、この悪人の特殊な人格ゆえだろう。本作は父親が「誇り」を獲得する物語。その価値を評価し尊重する役割を、奇しくも護送される悪人が担う。対照的に思えた二人の男の価値観に接点が生まれた時、テーマが浮上しました。他者の奥底の想いを汲み取る行為は尊いです。
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