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タイトル名 |
ドクトル・ジバゴ(1965) |
レビュワー |
とれびやんさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2025-05-25 09:51:32 |
変更日時 |
2025-05-25 09:51:32 |
レビュー内容 |
デヴィット・リーン監督の3時間を超える超大作なので、さすがに見ごたえがある。 但し、人物像を振り返れば、あれっと思う点が多々ある。 まず、ユーリの倫理観の無さ。愛妻と子供がありながら平気でラーラと逢引きを重ねる、正義感づらをしているので猶更たちが悪い。まだ野心むきだしのコマロフスキの方が自分に正直な生き方をしている。コマロフスキに「お前は俺と同類の人間だ」と非難されても何も言い返せない。 ラーラの男性に対する脇の甘さも気になる。ストレルニコフの何処に惚れたのか、まずもってわからない。コマロフスキにも気を持たせる態度をみせる、ユーリに対しては本気度をみせるが、すでに妻子もちなのに不倫に溺れる。 まさに、人間の弱さむき出しの登場人物たちで、運命に翻弄されるだけで、自主的に何かをすることはない。 有名なテーマ音楽とともに名作と誉れ高いが、今改めてみると、内容的にはそれほどではないかと思う。 |
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