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チャップリンの独裁者 - はち-ご=さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 チャップリンの独裁者
レビュワー はち-ご=さん
点数 0点
投稿日時 2008-02-04 02:44:57
変更日時 2010-02-26 00:09:02
レビュー内容
妻投稿■■「独裁者」・・・・なんと便利な言葉なんだろう。この映画には「独裁者を倒そう」とか「独裁者に対する怒り」とか「独裁者の愚かさ」というものがやたらと強調されている。これらは一見すればヒューマニズムに見えるけど、ようは独裁者って「独りで決めている人」という意味だから、私に言わせれば「全部あいつが悪い」と言っているようなものだ。■■その証拠に映画の中のヒンケルは確かに馬鹿な政治家だ。でもそれ、よーーーく見て欲しいんだけど「馬鹿な政治家」なのであって、決して「独裁者だから馬鹿」なのではない。見栄っ張りとか信用できないとか戦争とか、民主主義の政治家だってそんなのはいくらでもいる。なのにこの映画はさも「独裁者だから馬鹿なんですよ」というような展開を見せる。これ、「逃げている」よね。この映画が公開されたときの世界中の感動は、この逃げ道で枢軸国だろうと連合国だろうときっと等しく全人類が持っていたと思う「責任」から解放された感動だったんじゃないだろうかと、私は嫌な妄想をしてしまいました。■■そういえば谷川俊太郎は「未来はひとりが大勢を殺すこと」と定義していたけれど、本当のヒューマニズムって、時に人間そのものを否定する残虐なものなんだと思う。でもホロコーストや独裁国家に突っ走ったことによる惨禍を考えれば、私はあの時代こそ「一度人間性を否定する」作業が必要だったのだと思う。しかしこの映画は人間そのものを逆に肯定してしまっている。あの時代一度人間性を否定しなかったからこそ、現代でも差別や暴力、オウム事件みたいな事が起こったのではないかと、私は勝手に思い込んでいる。少なくとも私はこの映画を「ヒューマニズムの映画」としては評価しない。
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