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パトリオット - パブロン中毒さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 パトリオット
レビュワー パブロン中毒さん
点数 6点
投稿日時 2011-01-23 20:04:58
変更日時 2011-01-23 20:24:38
レビュー内容
飲酒問題と暴力と差別発言が心配なメル・ギブソンだが、こと、体力勝負のヒーローを演じればこんなに説得力がある役者さんはいない。
メル・ギブソンはどうしても主役をやるべき人なんだなあ。たとえ、酒乱でレイシストで家族を殴っていても、これは動かない事実である。
で、これはどっからどうみてもアメリカの精神を熱く語った話なんですけど、主役はオーストラリア人、監督はドイツ人だ。どういうもんだ。
…作り手の中核が生粋のアメリカ人でない、というところに、かえって真実が潜んでいるような、気がしますね。生まれながらのアメリカ人でないからこそ、こういう作品に「熱く」なっちゃうんじゃないかと。
エメリッヒのスピード感ある話運びに加え、ドラマ部分も泣かせのツボをきっちり押さえて、戦闘シーンで盛り上げるテクも充分で、「善玉悪玉」の別が鮮明すぎてベタであるという致命的な欠点を上回る効果を上げている。とは思う。ラストでは、誰しも多少は涙腺がゆるんでしまう。とは思う。
ちょっとまって。
「我々は多大な犠牲を払って星条旗(当時は星の数が違うけど)を獲得したのじゃ。どんなもんだ。」であって、もっと言えば「自衛権というものは、先祖が血で獲得した権利なのじゃ!(だから武装する権利は死んでも手放すものか)」というふうに聞こえますね。実際そう言いたいわけです。
でもこの話ってさあ、ネイティブアメリカンをいっぱい殺して、追い払った後の話なんだよね。
そこをすっとばして、知らん振りして、「悪いイギリス人が攻めてきた!大変だ!」…って言ってるのか?もしかして?
殺されて、土地を追われたネイティブアメリカンの側からすれば、「ざまあみろ」としか思えないのではないのか?
エメリッヒにすれば、この作品が「オレは建国の精神をちゃんと理解して完全にアメリカ人になった(たった10年でか?)」宣言なのだと思う。カレはドイツ人だからこそ、こういうものに「熱く」ならないとアメリカ人になれなかったのだ。クールに仕事と割り切った作品であるとは、とても思えない。
けど、「パトリオット」を見たネイティブ系のアメリカ人の人たちは、どういう気持ちになるだろうか。
「星条旗万歳。建国の父それは農民兵。」と賛美してくれるとでもいうのか?
ルー・ダイアモンド・フィリップスは、もしこの作品のオファーがあったら受けただろうか?
私はそれが知りたい。
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