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十二人の怒れる男(1957) - Roxyさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 十二人の怒れる男(1957)
レビュワー Roxyさん
点数 10点
投稿日時 2006-06-22 12:31:10
変更日時 2006-06-22 12:40:12
レビュー内容
法学部の学生だった頃に,ゼミの教授から“いやしくも法律を学ぶ立場の者なら,必ず観ておくべし”と言われた。ゼミの単位を落としたくない私は,観た。確かに面白い。いや,面白いだけでなく,なぜ私たち学生にあんな事を言ったのか,その理由もわかったような気がした。“なるほど,これが民主主義か!”てなものである。ヘンリー・フォンダが,あたかも自由と正義の守護天使のように見えたものだ。そして,シドニー・ルメットが描きたかったのは,人を裁くということを通じて謳い上げた人間賛歌であると。そう強く思ったのが,およそ20数年前のことである……そして今,あらためて今作を観て,あの時教授が言ったことの本当の意味がわかって,わずかばかり慄然とした。あの被告の少年は,私が見ても状況的に限りなくクロに近い。彼は真犯人ではないと完全に言い切れる物的証拠は,正直どこにもないのである。あるのは,あくまで推論のみ,それも現場から遠く離れた密室で,警察官でもない普通の男たちが鼻つき合わせて議論するだけだ。そこに,能弁で頭が切れ,かつ相手を意識誘導できるような人間が混じっていたなら……結果は映画の通りである。物語としては,あれでよかったのだろう。しかし,本当の真実はあの映画では依然見えない……背筋をそっと軽く撫でられるような恐怖感を覚えたりするのは,ひょっとすると私がおかしいからでしょうか。シドニー・ルメットの意図がもしそういうところにあったとするなら,彼は実に人をくった大ボラ吹きとしか言いようがない。まこと,あっぱれ。というわけで,あくまでそんなひねくれた見方をした上での10点です。
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