みんなのシネマレビュー
十二人の怒れる男(1957) - kirieさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 十二人の怒れる男(1957)
レビュワー kirieさん
点数 10点
投稿日時 2015-01-25 22:39:58
変更日時 2015-01-25 22:39:58
レビュー内容
脚本のお手本として語り継がれる時を超えた名作。構図から人物設定、話の流れなど文句のつけようがありません。初めて見たとき、雨上がりの階段を降りるヘンリー・フォンダの清々しい姿に民主主義の素晴らしさを感じました。正義を貫き、偏見を打破した正義の人といった印象。ところが時を経て再見してみるとまったく印象が変わりました。冒頭でヘンリー・フォンダは、もっと議論が必要だからと無罪に一票を投じます。その後の投票でも、皆が有罪なら自分も有罪で良いとまで言います。少年の無罪を信じているわけでもなく、正義の人でもない。単に自分が気にかかることが見過ごせない神経質な男が議論をふっかけただけ。なのですが、話の流れで嫌みな人間や、頑固な人間、偏見を持った人間といった対立軸ができ、持ち前の弁舌で相手を叩き、巧みに有罪の証拠の信憑性を揺らがせていく中で、相対的に正義の人といった印象が強くなっていく。最後まで抵抗を続けた男が折れた瞬間の、やった、と手を叩きたくなるような爽快感。多数派の同調圧力に従おうとしない人間を叩きつぶした快感。あれこそが民主主義の持つ危うさなのだと改めて思い直しました。優れた扇動家の怖さを感じてしまった映画です。
kirie さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-03-24アリータ:バトル・エンジェル56.06点
2019-11-17ターミネーター:ニュー・フェイト56.01点
2019-06-30X-MEN:ダーク・フェニックス55.19点
2019-04-30アベンジャーズ/エンドゲーム98.02点
2018-12-07ヴェノム65.91点
2018-06-16アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー87.00点
2018-06-15レディ・プレイヤー177.01点
2018-05-23リメンバー・ミー(2017)87.54点
2018-05-16その男ヴァン・ダム46.23点
2018-05-09ジャスティス・リーグ(2017)66.38点
十二人の怒れる男(1957)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS