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戦火の勇気 - おはようジングルさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 戦火の勇気
レビュワー おはようジングルさん
点数 7点
投稿日時 2004-03-15 17:06:45
変更日時 2004-03-15 17:06:45
レビュー内容
これはなかなかの作品だと思います。
まず難点から先に言えば、キャスティングが悪いこと。メグ・ライアンにあの役所は無いでしょう。演技が下手とかでは決して無いのです。むしろ凄く頑張って熱演していると思います。が、キャラクターが違いすぎますよ。
あと、低予算だったのかも知れませんが、戦闘シーンの描写(戦車での戦闘シーン)が少々安っぽい。ただ、これは我慢できる範囲内ですが・・・。
逆に良かったところもたくさん有りました。生き残った兵士達の証言の食い違いを表現するために、2パターンの回顧シーン(ウォールデン大尉の行動)を見せます。良くある表現法ですが、これは面白いやり方ですね。
あと、モンフリーズ(ルー・フィリップス)に本気でムカついたこと。これは役者と演出が上手い証拠です。イラリオ(マッド・デイモン)の軟弱ぶりにもムカつきました。これも役者と演出が上手い証拠です。
この作品の中のエピソード〈サーリング中佐(デンゼル・ワシントン)の誤射・ウォールデン大尉の死〉のように、実際の戦争でも“闇に葬られた真相”というものが有るのでしょうね・・・。
ウォールデン大尉は最後まで部下を気づかい、リーダーとしての役割を全うして死んでしまいます(しかも裏切りを犯した部下を)。最後にサーリングは自分の勲章をウォールデン大尉の墓に捧げます。“名誉勲章”は、本当の勇気を示した彼女にこそ相応しいと感じたのでしょう。
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