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ブルー・レクイエム - パブロン中毒さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ブルー・レクイエム
レビュワー パブロン中毒さん
点数 7点
投稿日時 2006-02-11 00:31:01
変更日時 2006-02-11 00:31:01
レビュー内容
原題は「護送人」「護送車」くらいの意味でしょうか。どうですか、これを鑑賞した皆様。ついていけますか、この「超個人主義」。私は普段8割方ハリウッド映画ばかり見ているので、いわゆるカルチャーショック。それで「超個人主義」ですけど、なんと「管理されにくい」フランスの人々であることよ。例えとしては間違っているかもしれんが、占領したヒトラーは大変な苦労をしたに違いない。「個人主義」と言ったら聞こえはいいが、日本人から見たら「自分勝手」「礼儀知らず」にしか見えないでしょ?このフランス人の「個人主義」、その担保はいったいなんなのよ、と日本人である私は考える。「神との契約」以外のことは自分勝手にしてかまわない、に基づくものなのか、はたまた「美醜感覚」なのか、とか。私はそれは「エリート意識」に基づくという結論を今は出しておく。「腐ってもフランス人」である。(「中華思想」にもちょっと似てるけど。)「貧乏でもフランス人」である。警備員風情でこれだもの、クレッソンなんて我々のことを「計算の得意な猿」程度に思うはずだよな。ここでは、アメリカの企業に買収されるということに誰も驚かないような「落ち目のフランス」としてその「エリート意識」が皮肉っぽく描かれている(と私は解釈する)。登場人物には誰ひとりとして、アメリカ人のような天然のお人よしはいない。設定は「幸福に暮らしていた何の落ち度もない男が突然ひどい目にあって家族を失う」であるから、この主人公は「サイン(シャマラン)」の牧師とほぼ同じ立場にある。「神様、ひどいよ」状態である。「サイン」の牧師は「神を恨んで一旦は信仰を捨てる」が、相手に復讐したりしない。ところがフランス人と「神様」の関係はもっと複雑であるようなのだ。フランス人の彼は、執念深く復讐を心に決める。ここでは「神様」との関係がどうなっているのかよくわからない。単にカソリックとプロテスタントの違いなのかどうかも私にはわからない。もちろんこのフランス映画では「サイン」のように神様が奇蹟を起こして人間を助けてくれることなんかなく、すべては「主人公というひとりの人間の執念の力」だけで話は終結する。もしかして、もしかしてこれは「サイン」に対する「アンチ」映画なのかしら?またしてもハリウッドがリメイク権を取得したらしいがどうせ「バニラスカイ」程度のものにしかならぬ。
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