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タイトル名 |
間宮兄弟 |
レビュワー |
カラバ侯爵さん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2008-01-02 06:50:00 |
変更日時 |
2008-01-06 18:47:37 |
レビュー内容 |
原作未読。 「間宮兄弟に変化なんて必要ないのさ」ってことなのでしょうが、そもそもなんでこの兄弟は他との交流を求めたりしたのでしょうか? その裏打ちがないので、設定が崩壊しているようにみえてしまう。 おそらく森田芳光が間宮兄弟を浮世離れしたキャラクターにしすぎてしまったのが全ての元凶なんだと思う。 普通は一般的な幸せの概念から乖離してしまった価値観を持っていても、世間の中にいれば自然と「違う」ことを非難させれているような強迫観念に駆られる場面に遭遇するものでしょうが、本作では周囲を全く気にしないほど兄弟二人だけで充分幸せという描写をした揚げ句の彼らによるパーティー主催。これでは意味がわからない。 どうしてもあの奔放な兄弟の描写も入れて本作の成り行きにしたいのならば、生き様(女っ気がない)を批判・非難されて自己憐憫に陥るような流れがなければならないのでは。
原作では、彼らはちゃんと人間味のあるキャラクターであって、「自分たちが幸せなら、それがどんなカタチでも構やしない」ってあたりを謳ってる作品のような気がする。 |
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