みんなのシネマレビュー
レミーのおいしいレストラン - ロイ・ニアリーさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 レミーのおいしいレストラン
レビュワー ロイ・ニアリーさん
点数 9点
投稿日時 2007-08-03 13:58:47
変更日時 2007-08-03 14:04:10
レビュー内容
事前の予告編から想像していたのは、料理の得意なねずみのレミーが、冴えない見習いシェフ、リングイニの黒子となって見事な料理の腕を発揮、そして色々な事件、葛藤の末ダメ男のリングイニは、レミーの助け無く、ひとりの男として、人間として大きく成長していく、というものでした。
しかし、実際観た物語はそうではなく、リングイニ自身は相変わらずレミーや厨房の先輩であり恋人のコレットの助けなくしては一本立ちできないという「成長」が全く見られないまま終わってしまいます。
しかもリングイニがレミーあってこその料理人だとわかったのに、恋人コレットは彼の元を離れない(彼の何処に魅力を感じたのか?)。
これではドラえもんののび太状態のままです。彼が物語の軸になるには解せない(題名は確かにリングニイの物語、とはなっていませんが)。
ではねずみのレミーの物語なのかというと、確かに彼は自分の「ねずみ」であるという宿命を打ち破り、レストランをリングイニとともに開業するのですが、それだけではリングイニやコレットにとって果たしてそれで良いのかと若干の物足りなさが残ります。
とはいえ各シークエンスの細かい演出には驚かされたり、うっとりしたり、大笑いしましたし、レミーやその他のキャラクターは表情豊かで暖かく愛らしい。
特に「後ろばかり見てると、未来から来るものを見逃すよ」と敬愛する名シェフグストーの霊に促され、薄暗い下水道から駆け上っていくレミー。そして登り詰めてみると、そこは彼が夢見、憧れたパリの街だった・・・。
このシーン、鳥肌が立ちました。映画史に残る美しいシーンだと思います。
ピクサー作品のCGには毎回驚かされますが、今作に至って、もはや芸術的とも言える境地に達したと思えるのは、ソフト、ハードのテクノロジーの進歩に助けられた画面上の質感の向上という面だけでなく、キャラクターの生き生きとした動きと豊かな表情の変化です。
どんなにデフォルメされた人間であろうと、地を這うネズミであろうと、彼らがスクリーンのなかで間違いなく生きているんだと確信させるほどの説得力を持っていました。
これは製作過程に於いて、徹底的に研究を重ね労力を惜しまず追求してはじめて生み出される、職人芸ともいえるものだと思います。
こういう部分にもピクサー作品の映画に対する愛と真摯な姿勢を感じるのです。
ロイ・ニアリー さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2013-02-20キツツキと雨86.45点
2011-10-13はやぶさ/HAYABUSA86.08点
2011-02-20ナイト&デイ66.34点
2011-02-20ぼくのエリ/200歳の少女87.10点
2011-02-13イエロー・ハンカチーフ75.09点
2011-01-12ジョニー・マッド・ドッグ87.09点
2010-12-31ロビン・フッド(2010)76.71点
2010-12-09第9地区77.07点
2010-12-09南極料理人96.88点
2010-12-09アバター(2009)97.26点
レミーのおいしいレストランのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS