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28週後... - パブロン中毒さんのレビュー
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タイトル名 28週後...
レビュワー パブロン中毒さん
点数 7点
投稿日時 2008-12-04 22:32:58
変更日時 2008-12-05 10:01:21
レビュー内容
言いたいことは3つくらいあって。
ゾンビ発生後の人類としての対処をグローバルに、ということは金使って、結構ちゃんと作ってあるところは感心する。ゾンビが出る映画は低予算ものやハンパなのが多いから、一応の満足感は、ある。
しかしー、もうひとつ言うならゾンビが全速力で走るということは、ゾンビ映画の醍醐味のひとつを失い、面白さを下げているのではないかと、やっぱり思ってしまった。
ゾンビ映画の醍醐味のひとつとは、「ゾンビがトロい」ことによってもたらされる効果である。思い出してもらいたい。スーパーの中で、さまようゾンビたちをなぎ倒すバイクの群れを。そしてまた、「トロいのに強い」というのは恐怖を増幅させませんか。あんなトロいのに、囲まれてひと噛みでもされたらもうオシマイ。
思い出してもらいたい。トロいからこそ、捕まえて実験してみたりするが、ちょっとでも油断すると逆にやられてしまったりする。
トロいから、「もしかしたら突っ切るなり逃げることが可能かも」という「希望」が生まれ、そこから名シーンが生まれる。
本作の登場で、定着にトドメを刺したかに見える「ゾンビ全速力」だが、私はあくまで反対だ。業界は考え直してもらいたいものだ。
最後に、「選別」の問題について。私はもう、「トゥモローワールド」を思い出してげんなりしてしまいましたさ。
「あなたや私の命よりはるかに重要」な少年の命、であってそのために自己犠牲が連発、どうでもいいメンバーはいつ死んだかわからないうちに居なくなってる、というお約束の展開だ。
これはもう映画の世界ではイデオロギーとして確立されたといってもいいのじゃないだろうか。「特別な命」と、「特別じゃない命」があって、後者は「譲る」べきである、というのがさあ。
それが必ず、「その個体が生まれながらに獲得している特性」を担保にしているところが、私はイヤなのだ。後天的に努力して獲得したものでは無いのです。私は医者や看護士や消防士や警察官や科学者に譲るのは仕方がないと思っている。
そういう「解消しようがない、どうしようもない差異」を理由にして複数の他人が進んで犠牲になるのが当然である、という展開に…とても違和感を覚えるし、やめてもらいたいのだ。こういうものは無力感を増幅させる以外にどんな意味があるというのか。それがあたかも人類の常識であるかのように、当然のように描かないでもらいたい。
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