|
タイトル名 |
ホノカアボーイ |
レビュワー |
アンドレ・タカシさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2010-05-15 00:43:15 |
変更日時 |
2010-05-15 14:23:04 |
レビュー内容 |
中盤までは可愛いお婆さんだった倍賞千恵子が、突如として醜悪に見えてしまった。生理的に受け付けられない印象。主人公にご飯を食べに来なさいと言ったのは、親切じゃなく一目惚れだったってことだ。それは別に良い。歳を取ったからって恋心を抱くなとは言わない。着飾って可愛さをアピールするなとも言わない。でも、あのお婆さんはどこまで行き着くことが望みだったのだろう。主人公のガールフレンドへの嫉妬がアクションに変わったとき、その欲望がストレートに表現されるシーンがイメージされて思いっきり腰が引けた。それが現実になる前に、目の件がブレーキとなってくれてホッとした。失明にホッとするって酷い言い方だけど、それが実感だ。見たくないものを見せられた気分。穏やかな気候とのんびりした空気感は表現されているけど、自分には気持ち悪い映画でした。でも少し考えてしまった。お爺さんがエロ本を見たがるのは許せるし、若い娘に欲情しても笑って済ますと思うが、お婆さんの話になると寛容になれないのはなぜか? 私が女性の性に勝手な幻想を抱いているのだろうか。それとも、その餌食にされる自分を想像するからか…。 |
|
アンドレ・タカシ さんの 最近のクチコミ・感想
ホノカアボーイのレビュー一覧を見る
|