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タイトル名 |
女優と詩人 |
レビュワー |
ひと3さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2014-03-03 10:18:04 |
変更日時 |
2014-03-03 10:18:04 |
レビュー内容 |
ユーモラスな佳品。妻(千葉早智子)が二階で芸道に励み、主夫たる売れない文士が、階段を上って妻の用を聞いてやる。「男が階段を上がるとき」に、成瀬自身の婚姻もあった。主人公の友人藤原釜足がタバコ屋の二階に下宿していて、下宿代を溜めているゆえ、二階の窓から脱出して来る。「借金で首が回らないと言いたいところだが、僕の場合は階段を下りられない」。隠喩(「借金で首が回らない」)から換喩(「階段を下りられない」)へのずらしにまたしても「階段」が使われる。 |
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